あれは高校生の頃だったか。
何気なく両親に「私、男の子だったら良かったのかな」って聞いたことがある。
何がきっかけだったのか忘れたが、確か将来何になろうかと思い悩んでた頃だ。男の子ならもっと可能性が広がるのかな、と思って聞いてみたのだ。
そしたら、両親が、一瞬、ほんの一瞬だけ驚いて答えを躊躇した。その一瞬を私は見逃さなかった。
ああ、そうだったんだ、と思った。両親はうまく隠していたけれど。私はそれで理解した。
私は割と昔から続いていた家の生まれで、女姉妹の末っ子だ。きっと両親は、この家を継ぐ男の子が欲しかったのだ。
それから私はそこら辺の男には負けない学歴をつけ、男が多い職業を選び、大抵の男には負けまいと、ずっとずっと頑張ってきた。そして勝てないときもあったけど、負けないこともたくさんあった。
それでも雅子さまの経歴を知った時、「女にできないことなんて何もないんだ」と、改めて目からウロコが落ちる思いがしたのだ。
私は「外交官の妻になりたい」と考えたことはあっても、自分が外交官になることなど考えもしなかった。それが私の限界だった。
女だから。女のやることじゃないから。生まれたときからガッカリされて、何をやるにも女がついてくる。ただ女だというだけで。本当は男にできて女にできないことなど何もないのに。
だから私は女性天皇を支持する。ただ女だからというだけで天皇になれないなんて。そういうのもううんざりなんだよ。
この戦いは、私の根本をかけた戦いです。
絶対勝つよ。
何気なく両親に「私、男の子だったら良かったのかな」って聞いたことがある。
何がきっかけだったのか忘れたが、確か将来何になろうかと思い悩んでた頃だ。男の子ならもっと可能性が広がるのかな、と思って聞いてみたのだ。
そしたら、両親が、一瞬、ほんの一瞬だけ驚いて答えを躊躇した。その一瞬を私は見逃さなかった。
ああ、そうだったんだ、と思った。両親はうまく隠していたけれど。私はそれで理解した。
私は割と昔から続いていた家の生まれで、女姉妹の末っ子だ。きっと両親は、この家を継ぐ男の子が欲しかったのだ。
それから私はそこら辺の男には負けない学歴をつけ、男が多い職業を選び、大抵の男には負けまいと、ずっとずっと頑張ってきた。そして勝てないときもあったけど、負けないこともたくさんあった。
それでも雅子さまの経歴を知った時、「女にできないことなんて何もないんだ」と、改めて目からウロコが落ちる思いがしたのだ。
私は「外交官の妻になりたい」と考えたことはあっても、自分が外交官になることなど考えもしなかった。それが私の限界だった。
女だから。女のやることじゃないから。生まれたときからガッカリされて、何をやるにも女がついてくる。ただ女だというだけで。本当は男にできて女にできないことなど何もないのに。
だから私は女性天皇を支持する。ただ女だからというだけで天皇になれないなんて。そういうのもううんざりなんだよ。
この戦いは、私の根本をかけた戦いです。
絶対勝つよ。