どうしても言いたい

どうしても言いたかったのでブログ始めました。今皇室がアツい。

皇室ウォッチング百花繚乱

2017-01-28 19:00:09 | 皇室
皇室をめぐるスタンスは混迷を極めている模様

右も左も分からない感じになってますね。

自分の整理のため、ちょいと分析?してみます。

まず右(と思われる)方からいきますと

1 天皇陛下万歳。皇族は無謬。皇族のなさることはすべて尊いので平民ごときが批判するとは何事か派

2 天皇皇后は嫌い。でも皇太子ご一家は大好き派

3 天皇皇后は嫌い。でも秋篠宮家は大好き派

4 天皇陛下は平和を守る左翼でありアベ政権と対立してるから素晴らしい派

その他さらに

5 天皇皇后と皇太子一家が好き。でも秋篠宮家は嫌い

6 天皇皇后と秋篠宮家は好き。でも皇太子一家は嫌い

7 全員大っ嫌い

があり得るんですが、ネット上ではあまり見ません。ちなみに、アンチ東宮は昔は6のスタンスでした。それがある時から天皇皇后を批判し始めた。興味深い変遷ですがそれは置いといて。

7については、大っ嫌いというよりは無関心で、天皇制反対を唱える真の()左翼かしら。これがいちばん左ですかね。

面白いことに1と4は左右真逆なんですが一周回って近くなってます。まあ右翼も左翼も国を思う心の熱さは結構近いものがある、というのが私の考えで、どちらも極端に振れると似てくるというのがここでも実証されたわけです。?

ちなみにお分かりと思いますが私は2です。そして思想は左。この派の人達が思想的に似ているかというとそんなことはなく、見たところ右よりも左よりもいます。私がツイッターでフォローしている方たちもそれはもう多彩で、タイムラインがわけわからないことになってます。

数として一番多いのは、5かなあ。ぼやーっとした一般大衆で、一番よくわからない層です。ただ数が多い。あまり皇室には興味がないがなんとなく秋篠宮家は胡散臭い気がしている人達ね。また長年のマスコミによる雅子さまバッシングの影響で、6の人達も実は割といるかもしれません。皇太子はいいが雅子さまに皇后が務まるの?と思っている人、というのかなあ。イメージ的にはおっさん達に多い感じ。

まあネット上では長年皇室報道を目を皿のようにしてみてきた2と3の人達の細かすぎる戦いが繰り広げられているわけですが

実は勝負は、5と6の層にあるんじゃないかなあ。もっと愛子さま立太子に向けて心をつかむべきなのは、ここの層ですよね。実質的には、今後は5と6の戦いで勝敗が決まるんじゃなかろうか。ここに照準を合わせて、動くべき時が来たような気がしている今日この頃。


ここが変だよ男系男子その5

2017-01-28 16:25:48 | 皇室
生前退位の騒動で、改めて男系男子に固執する人たちのことを考えていたんですが

やっぱり理解できないんだよね。

そもそものところで、「男系で続いてきたものを女系に変えてしまったら皇統が断絶する」という始めのところがわかんないんだよ。

父系か母系かの区別って、そんなに日本人にとって大事なものでしたっけ?

普通男の子いなかったら婿とるでしょ?

そこで生まれた跡取りはそれでも「〜家」の血は引いてるでしょ?

それなのに天皇家だけなんで「男の血」がそんなに大事なのか、理由がわからない。

しかも中には、母から娘に承継した例もあるのに、それは「祖父を辿れば男系」って言い張るんだからそれもなんだかさっぱりわかんない。

天皇家って近い血縁で婚姻を続けてきた人達なんだから、そりゃどこか辿れば男系になるだろうよ。ってことではないの?

結局男系にこだわる人って、男の血がすごい大事みたいに思う人なのかな、と思うんですけど、そんな人が日本に一体何人いるんだろう。もはやカルトだよね。

歌会始2017その他のお歌

2017-01-15 12:15:34 | 両陛下
雅子さまのお歌以外をその他だなんて我ながら不敬ですが、感想など述べてみます。

【天皇陛下】
邯鄲(かんたん)の鳴く音(ね)聞かむと那須の野に集(つど)ひし夜(よる)をなつかしみ思ふ

陛下の歌は毎年深読みしたくなります。普段ご意見を公にできない分歌に託すという、これぞ皇族!雅な感じがたまりません。普段さんざんこの男尊女卑爺めとかいって罵っていますがほんとにすみません、歌は好きです、陛下。

で、今年は「邯鄲」。邯鄲で連想するのは邯鄲の夢。つまり人の栄枯盛衰は所詮夢に過ぎないと、はるか昔の旧友との集いの夜を振り返りつつ、これまでの在位中の出来事を振り返っていらっしゃるのかな。生前退位のお気持ちを表明した年のお歌として、なんとも素晴らしい。

【皇后さま】
土筆(つくし)摘み野蒜(のびる)を引きてさながらに野にあるごとくここに住み来(こ)し

これはまあこれで。皇后さまの作でなければいい歌だなあと思うんだけど、なんかこう、あざといというか、「そうですか?」と突っ込みたくなるというか。でも音感とか言葉のチョイスはさすがだなあと思います。

【皇太子さま】
岩かげにしたたり落つる山の水大河となりて野を流れゆく

これはもう次代の天皇陛下としていつでもどんとこい!即位準備オッケー宣言ですかね!恐れながら、ご自身を「山の水」に例えて連綿と連なる皇統の系譜に加わることをイメージされたのかと。同時に日本を大河に例えていらっしゃるのかと。堂々としたいいお歌です。

【皇太子妃 雅子さま】
那須の野を親子三人(みたり)で歩みつつ吾子(あこ)に教(をし)ふる秋の花の名

前回興奮気味に感想を述べたとおりです。歌会始ダントツのすばらしさ。雅子さまの家族愛を感じます。

【秋篠宮さま】
山腹(さんぷく)の野に放たれし野鶏(やけい)らは新たな暮らしを求め飛び行く

これも深読みしたくなるお歌ですが案外本人は公式解説のとおりのことしか考えていらっしゃらないかもしれません。
あえて深読みすれば、秋篠宮さま、自由になりたいんですか?なりたいなら、飛んでっちゃえばいいと思うよ?国民は止めませんよ?
でもツイッターで突っ込んでる方がいらっしゃったけど、野鶏ってそもそも飛べるんですかね?新しい暮らしを始められるほど遠くまで飛べるのかっていう根本的な疑問が。ちょうど秋篠宮殿下の境遇とも重なってしみじみ味わい深いですね、飛ぶ飛ぶ言ってるけど実は飛べない、みたいな。皇室を離れたら生きていけないんじゃ?みたいな。

【秋篠宮妃 紀子さま】
霧の立つ野辺山(のべやま)のあさ高原の野菜畑に人ら勤(いそ)しむ

まあ、人には、向き、不向きがありますよね。紀子さまは、皇后の所作を真似っこしたりだとか、体が丈夫なので体力勝負の公務をされたりだとか、そういうことはとても向いているのだと思います。歌はやめとけ。

さらに言っちゃえばこの人の歌って下手なだけでなく腹が立つ。なんだよ人らいそしむって。「あら平民が働いてるわ」みたいな印象を受けてますます好感度ダウン。

【秋篠宮家長女 眞子さま】
野間馬(のまうま)の小さき姿愛らしく蜜柑(みかん)運びし歴史を思ふ

「のまうま」のかわいらしい響きだけで押し切ったような歌ですね。

【秋篠宮家次女 佳子さま】
春の野にしろつめ草を摘みながら友と作りし花の冠

これが意外とかわいいなと思いました。佳子さまの歌、去年はともかく歌会始デビューの年も、なんだかかわいらしくて音も優しくて好感を持ちました。ただちょっと22歳にしてはね・・・あまりにも題材が子供っぽくてね・・・これ詠んでいいの高校生ぐらいまでじゃないかね・・・大学生なんだからもう少し外に目を向けてだね・・・雅子さまのお歌を「私的すぎる」と言って叩いていた人の基準からすると、こんなんもっとアウトでしょ。

【常陸宮妃 華子さま】
野を越えて山道のぼり見はるかす那須野ケ原に霞たなびく

「見はるかす」の使い方のお手本のような歌ですね!なんでこれだけ解説がないんだろ?不思議。

今年は高円宮一家が参加されていないので、ずいぶん寂しいですね。承子さまも絢子さまも、若い感性がきらめくすごく素敵な歌を詠まれる方々なので、楽しみだったのですけども。

2017年歌会始!

2017-01-13 19:16:17 | 皇室
ちょっとちょっと

今年も雅子さまのお歌が素晴らしくないですか??皆さま!!

皇太子妃雅子さま
那須の野を親子三人(みたり)で歩みつつ吾子(あこ)に教(をし)ふる秋の花の名

「秋の花の名」のところでなんだかじわっと泣きたくなったよ。

雅子さまのお歌はいつも心にすっと入ってくるんだよね。そして情景が浮かぶ。野原の香りまでしてくるみたいに。

雅子さまの作と知らずに読んでも、ああ、「吾子」は一人娘なんだな、大切に大切に育ててきた子なんだろうな、母親から子に伝えたいこと、野にある花の名前、季節はもう秋でやがて枯れてしまうけれどもその名は娘が覚えていく、そうやって人の記憶は受け継がれていくんだなと、どこか、永遠を感じるような歌ではないですか。

なんて私がぐちゃぐちゃ言ったら余計この歌の良さが損なわれるわ!!!

もうなんていうか考えるな!感じろ!!ですよ!

ところで誰でしたっけ、雅子さまの歌が「愛子さまのことばかり」「私的なことばかり」「もっと国民のことを歌うべき」とか言って無理やり叩いていた人って。

ほんとにくだらねー。

私的なことはある意味普遍的なんですよ。そんなこともわからんで和歌を叩くなんて100年早いわ。






陛下のお考えとやら

2017-01-08 19:48:29 | 皇室
新年早々に出た読売の記事。

「秋篠宮を皇太子待遇」して予算を増やすことを政府は考えているという。

そしてこの読売の記事を受けて週刊新潮の記事。

「年をまたいだ無理難題」ワイド特集の一つとして、「陛下を恐れる安倍官邸の対策が『秋篠宮さまを皇太子待遇』」

これがなかなかに面白いんです。

まず、生前退位の有識者会議では、秋篠宮の待遇を皇太子と同等になどという話は一度も話し合われたことがないと、座長代理の御厨氏が語っています。

それではなぜこんな話が唐突に出てきたのか。

それは、「政治部デスク」によると、「秋篠宮さまの待遇をきちんと検討しなければいけない、というのは陛下もお考えのこと。秋篠宮さまを皇太子待遇とすることを検討するのは、陛下のお考えとも合致する動きで、陛下に対する官邸の”対策”と見ることもできる。その”対策”の裏にあるのは、”だから特例法でご納得いただきたい”という思いに他なりません。」とのこと。

秋篠宮を皇太子待遇にするのは、陛下を説得する材料なんだそうですよ!!

これを見て、私を含む往年の皇室ウォッチャーは、「ああ、やっぱり」という感想を抱いたわけです。

やっぱり、陛下は秋篠宮に皇統を移したいんだ、と。

数年前に、やはり週刊新潮が、陛下が生前退位を希望しており、宮内庁が実現に向けて官邸に働きかけている、という記事を出しました。陛下と秋篠宮と、そして皇太子殿下で話し合って、陛下に続いて皇太子殿下が即位した際には、皇太子殿下は早々に秋篠宮家の親王に譲位することで合意した、というスクープでした。これについては、宮内庁はHPで否定していましたが、今となっては、「やっぱりあれは本当だったのね」という感想です。

皇太子の直系の、愛子さまではなく、秋篠宮とその長男に、陛下は皇統をつなげたいんだね。

なんでかっていうと、愛子さまが女の子だからだよね。

これが女性差別でなくて、一体何なのよ??

私は別にもともと皇室に興味もなかったし、皇室の人々に対してはなるべく公平に、客観的な目で評価したいと思ってるよ。だけどね、だけどだよ。

これは腹に据えかねるってもんですよ!!

明仁天皇のもとで起こった平成皇室のごたごたを、何をどう評価しろっていうんですか??

単なる男尊女卑の、視野狭窄爺じゃないか。

宮内庁さん、この新潮の記事が嘘っぱちだというなら、さっさと抗議した方がいいんじゃないんですかね。