竹紫館剣道

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竹紫館道場の情報や日頃の活動などを発信します

虫の音

2007-08-31 | つぶやき
寝入る頃、耳を澄ますと涼やかな虫の音が聞こえていました。
心のスイッチが、秋にようやく切り替わった瞬間です。

戸田市の学校は既に新学期。蕨市は3日から始まります。
今日も稽古を頑張った子供達。

汗をかいた体は、冷えやすくなっています。
夏の疲れもありますから、風邪などひかぬよう、気をつけて下さい。

帰路には、かすかに聞こえる虫の音に耳を澄まして
それぞれの秋を感じてみるのも素敵。

(記事 かりんこ)

神秘に満ちた

2007-08-27 | 稽古
月明かりに誘われて外を歩きたくなるような
丸い美しい月がでていました。

明日は満月。
もうご存知の方も多いと思いますが、明日は皆既月食です。
18時少し前から始まるようなので、少し欠けた状態で地平線を昇ってきます。
今回の皆既月食は、完全に地球の影にすっぽりと覆われてしまうのですが
実際は太陽光が大気で屈折してこの影の中に入り込むため
完全に見えなくなるのではなく、月が赤黒く見えるのだそうです。
影に覆われるのは18時52分から20時23分の間です。
前回から3年ぶりの天体ショー、見逃すてはありません。
どんな色で見えるのか、その神秘的な月を是非ご覧になってみて下さい。




今日は2階の基本組みの子供達の声がひと際大きく響いています。
どうやら榎本先生に、声が小さいから稽古はやらなくてもいいと叱られて
べそをかきかき、先生のもとへ行き、稽古を続けさせて下さいと
頼みに行った経緯があったようです。
そうですね。「稽古の時は全力で打ち込め」一言にあった榎本先生の教えの一文です。
声を振り絞って、最後まで頑張りました。

辛い稽古を終えた子供達を、丸い月が優しく見送ってくれています。
子供達の将来もまた、神秘に満ちた希望と夢を胸に秘めて、輝く時を待っていることでしょう。

(記事 かりんこ)


クリーン大作戦

2007-08-26 | 行事


早朝にもかかわらず、沢山の館生や保護者が集まってくれました。
昨年は太陽も高い猛暑の中での草むしりでしたから、今年は時間を少し早めています。



虫除けスプレーをかけてもらい、軍手をつけて装備万端!
道場周辺の「クリーン大作戦」開始です

竹紫館の館生とて、そこは普通の子供達と変わりません。
土や雑草に触れるのを嫌がる子も中にはいます。
また、少しむしってはちゃっかり座り込んでいる子供達も。
ですが、お父さんお母さん達は容赦しません。
そういう子を見かけては渇や檄を飛ばして作業を黙々と進めます。



汗を流し、顔を真っ赤にしながら頑張りました。
こういう汗が気持ちのよいものだと気付いてくれたでしょうか?

終わった後は道場の2階で、会長に差し入れてもらったラムネや
父母会からの飲み物を頂きながら労をねぎらいます。



余った飲み物でジャンケンによる争奪戦も始まりました。
嬉々として参加する子供達やお母さん達。
どんな状況も楽しめるバイタリティーに溢れています。


道場を無償で使わせていただいている感謝の気持ち、
手間のかかる仕事、手の汚れる仕事なしには保たれない環境・景観を知る、
竹紫館の館生だからこそ学べる社会勉強です。
ボランティア道場、竹紫館らしい行事と言えるのかもしれません。




とてもきれいになりました
当日は参加できないからと、前日に黙々と作業してくれた人も含め
暑い中、お忙しい中、みなさん本当にご苦労様でした。

土と汗にまみれてきれいにした道場で、雑草のように逞しく、また稽古を頑張りましょう!


(記事 かりんこ)



サルスベリ

2007-08-25 | 婦人部お稽古会
道場への道すがら、
去ってゆく夏を引き止めるかのように、サルスベリの鮮やかなピンクの花が満開でした。
その名の通り、滑らかな木肌はしがみ付いた猿も滑るほど。
風車のようにも、線香花火の鮮やかな火花のようにも見える可憐な花をつけています。


子供達の特練後の、わずかな時間を見つけてはすり足の稽古に励む婦人部。
なかなか熱心なのですが、心と体はちょっぴりチグハグです。
普段は何でも難なくこなすお母さんですが、剣道ではそうはいかないようです。
サルスベリの木登りに挑戦した気分かしら。
それでも地道に続ける婦人部のバイタリティーに、感服しています。



恋焦がれる相手を百日間待ちわびた娘の生まれ変わりという伝説や
撫でて愛でていた庭木のサルスベリが主人公に恋をしたという小説まで
一説によると、サルスベリ(百日紅)は女性の化身とも言われています。
長く花をつける華やかさと、木肌に棘のないしなやかさと滑らかさを持つサルスベリは
いつまでも輝く、しなやかで優しくて頑張り屋の婦人部の皆さんと重なってみえました。

沢山花をつけたサルスベリの枝は、重そうに昨夜の雨の雫を湛えていて
指で弾くとキラキラと雫を撥ね上げ、弾むようにいつまでも揺れていました。

(記事 かりんこ)

竹紫館に入館して

2007-08-23 | 館生募集
子供が竹紫館にお世話になってから、1年が経ちました。

中学生になって途中から入館するにあたって、他の館生とのレベルの差を心配していましたが、竹紫館の先生方のご指導は、実際に先生がお手本を示しながら丁寧に説明して下さるとともに、何か気がついた時には稽古を中断して、その都度指摘してもらえるので、とても理解し易いです。

また、竹紫館では、高校生や大学生の先輩方も道場に来てくれて、子供たちとよく稽古をしてくれます。試合で活躍している現役の先輩方の姿勢、身のこなし、スピードなどを直接肌で感じることができます。我が子にとって、非常に貴重な体験だと思います。

子供の学校の関係で、稽古に通うことができるのは週1回程度なので稽古量不足は明らかであり、前回の稽古で教えていただいたことが、次の稽古の時に実践できないことがよくあります。それでも先生方は、ひとつひとつご指導下さいます。本当に感謝しております。



現在、先生方、先輩方そして周りの仲間にも恵まれて、自分なりに剣道に対して真剣に取り組んでいるようです。
剣道が好きで、常に向上心を持った人たちが集まっている竹紫館。
そんな道場と出会えて、親子共々良かったと思っています。


(記事 かず)

第18回 JR東日本ジュニア剣道大会('07 8/21)

2007-08-23 | 大会報告
先日、8月21日(火)に第18回 日本武道館に於いてJR東日本ジュニア剣道大会が開催されました。

出場チーム数360。
ブラスバンドの演奏曲にのって選手入場♪と、盛大で趣のある大会。


【監督】沖田先生

【選手】先鋒 日吉光希
     次鋒 水島昂平
     中堅 松下純平
     副将 萬徳伸之
     大将 花見  力

【戦績】1回戦敗退 (対 武蔵野警察署少年剣道会さん)
    

先鋒、次鋒と本領が発揮できないまま中堅戦へ。中堅、渾身の二本勝ちで副将に繋ぎます。
副将も粘りに粘り、分け。
大将は面2本勝ち。勝敗は代表戦へ。
中堅同士の再戦になりました。両者、一歩も譲らず…でしたが一瞬の隙に相手の胴が入り残念ながら敗退。
次回は「全員剣道」で勝ちましょうね!!


最後になりましたが、沖田先生、ご父兄のみなさま、有難うございました。

(記事 カーミット)    

残暑お見舞い申し上げます

2007-08-20 | つぶやき
暦の上ではもう秋。
残暑厳しい日々が続いていますが、皆さんお元気ですか?

お盆休みの間には、熊谷で気温が40.9度を記録し
日本の観測史上最高気温が74年ぶりに更新された日があったり
運動禁止注意報が発令されてニュースを賑わせたりと
病める地球の悲鳴があたかも聞こえたように感じた1週間でした。

さて、休みが明けた道場にも子供達の声が戻ってきました。
熱気に蒸した道場、蚊取り線香のほのかな匂い、夜風の通る2階の廊下、ほの暗い階段、
道場前で閑談する保護者や子供達を照らす明かり、それを見下ろすカリンの木。
いつもの竹紫館。

道場が変わらずそこにあると思う理由の一つに、階段に掛けられた額やパネルがあります。



古いパネルには先生方の子供の頃の姿や、びっくりするくらい若い頃の先生の姿などが写っていて
額にはOB・OGの栄光が垣間見る事のできる賞状などが入っています。
これらは、道場に関わり支えてきた人達の努力の歴史でもあるのです。

私達だって、人間ですから、時代の変化や流れに戸惑い
時には生活や心に占める道場の稽古の位置づけに悩む
子供達、保護者、先生方それぞれの姿や思いがあるんです。
それは形態が違っても、今も昔もきっと同じなんでしょうね。
立ち止まらず、悩みながらも進む先には、たとえ栄光の賞状はなくとも
道場に関わり支えてきた人たちの努力の歴史として
後に続く人達の励ましになってゆくのかな…。

古い階段を上りながら、そんな事を思ってみたりした。


(記事 かりんこ)






必要な時間、必要な術

2007-08-10 | 稽古
日も落ちたというのに、
突き刺さるような日中の日差しを浴びた建物自体が熱を帯びていて
一向に涼しくならない道場。蒸し風呂のようです。

そんな中でも頑張って稽古に来た子供達。
でも、暑さが続けば続くほど辛ければ辛いほど子供達から笑顔が消えていきます。
耐える、頑張る、振り絞る。
2時間の稽古は、全身汗でびしょ濡れです。

子供の頃の一日・一年は大人のそれとは比べものにならないくらい
密度の濃いものです。
幼さの残るその体と心で、今経験できる事の全て、今学べる事の全てを
無防備に受け止めています。
大人なら考えて予測できる事も、未熟な子供には大人ほど上手にはできません。
子供は子供なりに、経験を経て考える事を覚え
失敗をしながら失敗しないやり方を知り、挫けながらも前に進む術を学びます。
笑顔の消えた子供達には、密度の濃いそんな時間が流れてる。


竹紫館も11日(土)から16日(木)まで夏季休業日となります。
休みを得てリフレッシュするのも継続には必要な術です。
心と体を休め、元気な笑顔で17日(金)にお会いしましょう。

皆さん、良い休日を


(記事 かりんこ)

昇段祝

2007-08-08 | 稽古
6月10日に見事昇段審査に合格しました中学生に嬉しい「初段証書」が本日届きました。
これで正真正銘、「剣道有段者」です。
全日本選手権を6度も制覇した宮崎選手も、初段審査に合格するまで実に5回の審査を要したそうです。
どんなに高段者の先生も、強豪の剣士でも誰しも「初段」から始まっています。
これからの長いながい「剣の道」の探求は始まったばかりです。竹紫館で培った剣道を大きく花開かせて
行って下さい。




「日頃から頑張っている館生の皆さんの励みになってもらえれば」との
設置者高橋様のあたたかいお気持ちにより、初段合格のお祝いとして
戴きました立派な革鍔と、父母の会より贈られた木刀を手にした館生たちは、
のちに、彼らが立派な剣士となって四段・五段・六段と段位を修得していっても、
今日のこの嬉しい気持ちを忘れることは無いでしょう。 
高橋様本当に有難うございました。



(記事 松下)

指導者紹介記事

2007-08-08 | お知らせ
お知らせ

指導者の紹介記事を更新いたしました。
まだ編集中の記事もありますが、仕上がり次第更新していく所存です。
カテゴリーの「指導者紹介」から随時ご覧いただくことができます。
どうぞ宜しくお願いいたします。

また、取材にあたり、先生方のご協力を賜りまして、
誠にありがとうございました。
この場をお借りして、お礼申し上げます。