竹紫館剣道

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竹紫館道場の情報や日頃の活動などを発信します

すくすくと

2008-04-22 | つぶやき


早朝に掘り出してきたばかりの筍を、知人がわざわざ届けてくれました。
花よ新緑よと、地上の春ばかりに目を奪われていた間にも
筍は土の中ですくすくと育っていたんですね。



こちらは、竹紫館の竹の子組です。
神戸先生のご指導のもと、繰り返しすり足の稽古をしていました。
足がもつれるほど繰り返すうちに、すり足は段々と…

「今はダッシュの稽古をしているのか?」
神戸先生が竹の子達に聞いています。

「いいえ!」
間髪入れずに、声を揃えて竹の子達が答えています。


なんと言うのか、素朴でストレートな答えに思わず笑ってしまいました。
真剣にやっているのにごめんなさい。

素直な返事、素直な心。
竹紫館の竹の子組も、伸びやかに健やかに、すくすくと育っています。


(記事 かりんこ)




心意気

2008-04-21 | 稽古


先生方や早く来てくれた中学生の胸を借りて、もっと積極的に稽古に臨みなさい。
そう子供達に檄を入れる水島館長と沖田先生です。

中学生もまた、新しい仲間や新一年生を迎え、人数が徐々に増えています。



「1本のロープを1人で引っ張ったときに63kgの力を出した人が
 2人で引っ張ったときには53kg
 8人で引っ張ったときには31kgしか力を出さない」

ドイツの心理学者リンゲルマンの実験で浮き彫りにされた
「リンゲルマン効果」と名付けられたこの現象は
「複数で仕事をすると,その人数分だけ責任が拡散する」というものです。
人の意欲は人数と反比例しやすいとも言えるでしょう。

武道はまさに、そんな状況の中でも厳しく自分自身を律し
目的意識を持って全力を尽くせるような
自分の処し方が鍛錬できる場なのだと思います。

「リンゲルマン効果」が、企業の自己啓発研修や講演などでよく話される事を考えると
子供達は、剣道を通して社会人としての大切な心得を学んでいるように思います。

今やらないでいつできる、自分がやらないで誰がやる。
稽古は、そんな心意気で臨めるといいですね。


(記事 かりんこ)

審査会・予選会

2008-04-20 | 大会報告
【級審査会】

昨日19日、夜の南小体育館に於いて、中学生新一年生トリオの
一級取得の審査会が行われました。
今回、市内では彼らを合わせて6名がこの審査会に臨んでいます。



連日、榎本先生にご指導をしていただいていた3人。
彼らを含めた6人全員が一級を取得することが出来ました。
次の初段取得に向け、日々稽古に精進してこれからも頑張りましょう。


【第3回全国都道府県対抗少年剣道大会蕨支部内予選会】

審査会終了後は、同会場にて上記蕨支部内予選会が行われました。
竹紫館からも、4名の選手が参加、
4ブロックのリーグで勝ちあがった選手が埼玉県の予選会出場権を獲得します。

竹紫館からは、安藤選手が出場権を獲得しました。
松下選手は巴戦まで粘って持ち込み健闘するも、惜敗です。
女子選手の成長と活躍には、目を見張るものがありますね。




それにしても、小粒だった選手もそれなりに大きく成長しているんだなぁ、と
竹刀を構える後姿に、剣道を始めたばかりの頃の小さな姿を重ねて胸がいっぱいになりました。
竹紫館の館生も、市内の他の選手達も、時々こうして剣を交える機会を持つことで
お互いの成長や頑張りを実感する事もあるのでしょうね。
切磋琢磨しながら、これからも頑張っていきましょう!

お世話になりました蕨市剣道連盟の諸先生方や南剣父母会の皆さまに、厚くお礼申し上げます。
また、子供達にご指導いただいた水島館長、内田副館長、榎本先生、山田先生、内田先生、沖田先生、そして応援団の保護者の皆さま、ありがとうございました。


(記事 かりんこ)




基本を繰り返す

2008-04-19 | 稽古
土曜日の低学年の特練は、通常の稽古の時間より少し早い時間から始まります。
基本の打ちを正確に速く、これをひたすら繰り返す稽古です。

時に練習試合で、真っ直ぐな振りが絶妙なタイミングで入ってくる時があって
「日々の稽古の賜物だね」
思わずそう唸ってしまうほど、その稽古は彼らの体に刻まれているのです。

土曜日は、竹内先輩も指導にあたってくれています。
ご自身も大学の稽古で忙しいにもかかわらず、子供達の為に時間を作ってくれているんですね。
いつもありがとうございます。



今日はお会いする事ができたので、一枚撮らせていただきました。

(記事 かりんこ)



何かを新しく始めてみよう!

2008-04-13 | 館生募集
始業式も済ませ、子供達は、学校生活や剣道などに頑張っています。
中学校へ入学した3人の館生をはじめ、小学校へ入学した2人の館生も
新しい環境で一生懸命頑張っています。
館生諸君、沢山の友達を作り、勉強に遊びに剣道に、伸び伸びと取り組んでいって下さいね。

土曜日の特練の最中、2階で何やら物音がします。
覗いてみると…



館生募集の看板を製作中の皆さんでした。
大型のプリンターで出力した原稿の紙を、透明のテーブルクロスで包み
木枠に打ち付ける、手作りの看板です。
会長が中心となって制作して下さいました。
よくできています。
この看板に目を留めた子供達が、剣道に興味を持ってくれるといいですね

工具や製作に興味を持った小さな館生たちにも、丁寧に扱い方を教え
手伝わせてくれる、優しい会長なのでした。


(記事 かりんこ)

竹紫館父母の会総会

2008-04-06 | 行事


どこからともなく零れ落ちて舞う、桜の花吹雪の優しい風をまとって道場前の通りに出ると
ピンク色に頬を染めた、カリンの可憐な花が出迎えてくれました。
街のいたる所に生命の息吹を感じる、いい季節です。


そんな春爛漫な昼下がり、道場2階に於いて、竹紫館父母の会の総会が開かれました。



今年もお忙しい中、榎本先生にご同席いただき
また、半数以上の会員の皆さまのご出席とご欠席の皆さまの委任状をもちまして
無事、総会の決議案をご承認いただきました。
前年度の皆さまからの多大なるご理解・ご協力に、改めましてお礼を申し上げますと共に
新年度も、変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

ご助言いただいた榎本先生や、諸先輩の保護者の方からのお話にもありましたが
設置者の高橋先生と、ご指導を無償で続けてこられた多くの先生方への感謝の気持ちを
忘れる事なく持ち、伝え、子供達の為に私達ができる事を、私達自身が考え実行し
そして何より、私達自身が各々子供に向き合い理解と助力を惜しまずしてやる事が前提で
なければ竹紫館は成り立ちません。
三位一体を肝に銘じ、これからも力を合わせて、頑張っていきましょう。

新年度の役員も決まり、既に活動を始めています。
応援、宜しくお願いします。


お忙しい中ご同席いただきました榎本先生、どうも有り難う御座いました。

最後になりましたが、前年度役員の皆さま、本当にご苦労様でした。
引き続き、新役員の強力なサポート役としてご協力、お願いいたします。

(記事 かりんこ)




小さな足

2008-04-02 | 稽古


先輩方の稽古を見学している基本組の子供達の、小さな小さな足が、ちんまりと正座しています。
小さくて柔らかな足には、固い床での正座が辛いでしょうに
泣き言も言わず、TPO【時(time)、所(place)、場合(occasion)】をわきまえたその所作に
いつもながら、感心させられます。
幼くとも、きちんとしている姿というのは、実に気持ちが良いですね。





小学校を卒業した新一年生が、中学生の稽古に参加しています。
今日は、高校を卒業したばかりの先輩方も稽古に参加していて、活気の溢れる稽古になったようです。
一見すると、立場も年齢も所属する環境も目指す生き方も違う人達ですが
この竹紫館に集い、お互いを高めあう稽古ができるのは
剣道と道場が結ぶ縁があるからなんですね。
気持ちのいい汗は、流せたでしょうか。
今日もお疲れさまでした。


(記事 かりんこ)