竹紫館剣道

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無限の和

2007-11-01 | つぶやき
もう駄目だと思うほど辛い登山の時
自分よりへばっている人の荷物を持ってあげることで
自分が少し楽になるという話を聞いた事がある。
そうする事で、心に少し余裕が持てるようになるそうだ。


辛い稽古で声を出す事の大切さは既知の通り。
仲間の為に気合と励ましの声を出す事も大切。
前述の登山の話が本当とするなら、仲間の為に声を出すというのは
自分自身をも奮い立たせる、案外理にかなった方法なのかもしれない。


宿場まつりの出店準備は着々と進んではいるものの
役員さんは道場の雑務処理と平行して準備に取り組んでいるため
当日まで、手抜かりがないかと心配の種は尽きる事がない。
そんな中、自ら協力をしてくれる方も沢山いて
役員さんにとっては本当に心強い。
家庭数が少ない事もあり、役員は2年交代の持ち回りとなり
ほぼ全員の方が一度は経験する仕事となる。
役員さんが猫の手も借りたいほど大変な時に
各々が可能な限りできる協力を惜しまずしてくれる事で
行事も雑務も無事終えることができるのだ。



思いやりのある行動や言葉は連鎖する。
道場という限られた集団の中で、連鎖の端はやがて繋がって「輪」になっていく。
つまり、それが「和」なんだと思える、この頃。
そうやってできた心のゆとりは、
子供達のために。私達のために。そして世界のために。

(記事 かりんこ)