竹紫館剣道

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「中仙道蕨宿・宿場まつり」出店

2007-11-03 | 行事
江戸時代に整えられた5街道と言えば、東海道・中仙道・甲州街道・日光道・奥州街道。
蕨を通る江戸ー京都を結ぶ中仙道には69宿の宿場があり
蕨宿は規模で5本の指に入る宿場町として栄えました。
起点の日本橋を1番とするなら蕨宿は3番の宿場町です。
ちなみに当時の人達はこの中仙道を江戸から京都まで、男性の足で平均18日、
女性(子供連れ含む)で平均25日程度かけて歩いたそうです。驚異的な健脚ですね。
明治20年代に「双子織」という織技術で全国を制覇し
「機織のまち」として県内綿織物の一大生産地、集積地にもなりました。
「中仙道蕨宿・宿場まつり」は、そんな歴史ある町蕨の商業活動の活性化を図り
昭和59年に開催されて以来、市民参加型の行事として今も尚続いています。

蕨に道場を構える竹紫館でも、いつの頃からかこの行事に出店を始め
売り上げを遠征等の運営費として役立てるようになりました。
そんな訳ですから、このおまつりに賭ける父母会の意気込みは並みではありません。
去年に至っては、店舗設営の為のテントまで購入してしまいました。
準備に手間をかけ、父母会総動員で臨む「中仙道蕨宿・宿場まつり」。
笑って泣いて踊ったこの騒動記を、皆さん、楽しんでご覧下さい。


早朝からの準備、バザー品陳列にはベテランの大先輩があたり、馴れた手順で美しく陳列されていきます。
これがやってみると大変難しい。このノウハウは是非引き継がなければ、大変な事になるでしょう。

今年は榎本先生と沖田先生がお手伝いに加勢して下さいました。
父母会のこのような行事にご理解とお気遣いを頂き、私達としましても大変心強く嬉しい事でした。
お父さん方に混じり、炭火で焼きおにぎりを焼いています。
ご厚意でいつも会場をお借りしている萬寿屋(池上商店様)さん秘伝の
お煎餅のタレをわけていただき、作っている焼きおにぎりですから
それはもう美味しいのは当然な訳です。

模擬店の品数も多い為、下準備でてんてこ舞いの工場内ではお母さん方が
脇目も振らずに作業に没頭しています。


開店です。販売には自慢の最強ママさん小町達が居並びます。
時にはお客さんとのやり取りや仲間内での冗談やお喋りを楽しみながら、商品を捌いていきます。

昼になると人通りも増え、お店にも黒山の人だかりができてきました。


沖田先生がひとたび店先でキラー・スマイルを見せれば…

ご婦人方の人だかり。流石おばさんキラーです。
え、嬉しくない?


お次は子供達の出番です。
館生募集のチラシを持って、いざ、出陣!

店先の最強小町達とは違って、照れてます。恥じらい持ってます。

女の子達のチラシ配りは効果抜群。
「へぇー!女の子もやっているんですか?」
いえいえ、凛々しさも力もお口も、男の子には負けていません。


「織姫道中パレード」が始まりました。
往時は大名行列の通り道で、150年前には将軍家へ御降嫁なさった皇女和宮もお通りなったとか。
こうした大名行列を再現したのが「織姫道中パレード」です。

ミス織姫=ミス蕨という事になります。
「変ね。私に呼び出しがかかってないわ」
「え、裾持ちでもやるの?」
「あなたこそ、足軽じゃなかったっけ?」
竹紫館小町たち、恐るべし。


沿道に溢れる人だかり、若い二人が釘付けといえば

もう一つの目玉イベント、サンバパレード。おまつりも最高潮です。

なぜか私達の店先で浮かれて踊りだす御仁がいて、サンバを踊る美しいお姉さん方がノリも良く
店先で次々とパフォーマンスをしてくれました。
可笑しくて可笑しくて笑いも絶えない小町たちの中で、ラッキーだったのが…

後ろの男性陣。おにぎりなんか焼いていられません。
踊りながらパレードについて行きそうな勢いです。

そんなこんなでサンバパレードが終わると、
もうおまつりも終わっちゃったねみたいな、うな垂れ様の会長に檄を入れ最後のひと踏ん張りです。
バザー品もほぼ売れ、完売の出始めた食品が幾つかでた所で
今年の竹紫館父母会による模擬店出店は幕を下ろしました。

「焼きおにぎりの網を囲み、先生と子供達がほのぼのと焼いている姿がとーっても和みました。
役員さん、お疲れさま!!」(となりのタンドリー・チキン)

「私は見た!サンバに食いつく親父達を。OB先輩達の見事な売りさばきを!
差し入れのサツマイモを焼き芋にして、とても美味しかったです。
反省点として、炭がなくなり火が消えそうになった。
火消し用(炭消し用のバケツ)も欲しい。ちりとりも必要でした。」(とだとんママ)


気になる売り上げは、目標額に少し足りない程度の目標額にほぼ近い金額を達成する事ができました。
このお金は、遠征等父母の会運営費に当てさせていただきます。


最後に、いつも出店にあたり建物の使用を快諾して下さる萬寿屋の池上商店様と荷物の運搬にトラックを
貸して戴きました七条様に厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。
また、早朝から片付けまでお手伝いいただきました榎本先生、そして沖田先生に
心よりお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
そして父母会の皆さま、出店にあたり、準備から商品のご提供
お手伝いのご協力まで、本当にありがとうございました。
これからも、変わらぬご理解ご協力の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

(記事 小町かりんこ)