このところ、わたしを取り巻く状況がいろいろ好転しつつあるので、とてもうれしく思っています。春の到来とともに、人の心もおだやかになっていくのでしょうね。
先日もお話しましたとおり、きょうは、生活保護にむけての話し合いを、調布市役所のスタッフの方々と話し合いをしてまいりました。スタッフのみなさんは、大変親切にしてくださり、わたしの複雑に入り組み、込み入った事情もじっくりきいてくださって、味方になってくださるようなので、本当にありがたく、帰りの道すがら、うれしくて涙がでました。
まず、きのう夜に、私は、いままでの事情とお医者様の診断、ソーシャルワーカーの方がおっしゃったことを、A4の7ページのレポートにまとめて、それを市役所の福祉課のSさんとHさんにお渡ししました。
レポートをよんでくださったお二人は、大変におどろき、「いままでこんなにかつらぎさんが大変な状況だったなんて・・・」と絶句されていましたが、それでも気を取り直して、「あせらず、ひとつひとつ、解決していきましょう」と提案してくださいました。
まず、いまの実家を出たいと思っていることについては、おおむねご理解いただけました。
「いま、かつらぎさんに必要なのは、なによりもまず、十分な休息と、体調をまず建て直すことですね。体調がよくならないと、就活も、家探しもままならないとおもうので」とはSさんのことば。
「レスパイト入院、という手段があるので、それを活用されるといいと思います。任意による入院ですが、かつらぎさんがすこし、さまざまな悩みや日々のおうちでの葛藤から逃れて、おだやかに安らかに休息できる、一時避難的なものですね。そう思っていただければけっこうです」とはHさん。
わたしははじめはちょっと不安でしたが、いろいろお話をうかがっていて、たしかに、いまの自分には、十分な休息が必要だと感じました。医療費の負担の問題をどうクリアするかですが、それは調布市役所に解決のご提案をおまかせすることにして、とりあえず、精神科の転院を正式に慈恵医大病院にできるように、市役所のほうからお口添えしてただけるようにお願いしました。そこで、レスパイト入院の手続きをとり、体調が回復したところで、家探しをし、家がきまったところで、正式に生活保護の受給をスタートしていただく、という段取りにすることにしました。
もちろん、就職活動も継続しておこなっていくことも、再確認しました。明日さっそく面談が一社あるので、そこでどういう話をするかは、また考えますが、まずは健康を回復することを優先に、当面の作業をがんばることにしました。
SさんもHさんも、はじめはちょっと私の複雑な事情に、緊張した面持ちでしたが、次第に明るい笑顔になり
「かつらぎさん、いままで大変だったと思うんですけれども、ひとつひとつ、あせらずに解決して、元気になっていきましょう!がんばりましょう!」
と励ましてくださったので、ほんとうに心から安心しました。
こみいった事情(父のこと、母のこと、前の夫のこと、パーヴォさんのことも含めて)も、辛抱強くきいてくださり、はげましてくださり、適切なアドバイスをしてくださったSさんとHさんに、こころからお礼を申し上げたいと思います。
また、いままで私はこういう役所や家探しの交渉事を、たったひとりでしてきました。が、やはり障害者手帳を持つ身として、事情を説明するのに、そうとう込み入っているので、ひとりで全部対応するのは難しく、体力的にも精神的にもかなり疲労困憊してしまうことは確かなのです。
そこで、調布市役所のスタッフの方々が、たとえば、お医者様の通院には付き添ってくださるとか、家探しは、民間団体にお願いして、つきそっていただくとか、そういうケアをしていただけるように、お願いをし、調布市役所としても、「ご希望にそえるようにがんばりますね」とおっしゃっていただけました。大変な前進、というべきでしょうし、とてもありがたいことだと思います。
打ち合わせがおわって、くたくたにはなっていましたが、心は大変晴れ晴れとして、きょうの春日和にぴったりな気持ちになり、調布市役所をでました。
帰宅すると母が心配していましたが、いろいろなことを説明すると、母も明るい笑顔になり、ほっとしました。彼女がいちばん心安らかな状況になってくれればいいので、私もがんばって市役所の方とお話した甲斐がありました!
当初は、ちょっと行政に対する不信もちょっとあったのですが、
調布市役所さんの誠意ある対応に、本当に傷ついた心も癒され、冷静におちついて理を尽くして話せば、ちゃんと理解していただき、味方になっていただけるのだと安心した次第でした。
これからがまたいろいろ課題をかかえることになりますが、もう心強い仲間たちがいますので、ひたすら前を向いて、がんばっていきたいと思います!
まずはSさんとHさんに、心から御礼申し上げます!
※追記:父にも、一連の流れを報告できました。父も穏やかに、「そうかそうか。まぁ、くわしいことがまたわかったら、パパに報告しなさい」といってくれたので、一安心です。私の事で負担が少なくなれば、父も笑顔を取り戻せると思うので、いい方向になればいいなと思っています!