新・台所太平記 ~桂木 嶺の すこやかな日々~

N響定期会員・桂木嶺の、家族の介護・闘病・就職・独立をめぐる奮戦記を描きます。パーヴォ・ヤルヴィさんへの愛も語ります。

東山魁夷展に行く。

2018-11-30 23:50:18 | 東京アート情報

きょうは、国立新美術館の、東山魁夷展をみてきました

青を基調とした美しい風景画の数々に、心癒されました

でも、すごい人出で正直ちょっとおちつかなかったなぁ・・・

もうちょっとすいてから落ち着いてまたみてみようと思います



いつ見ても素敵な、国立新美術館の威容。晩秋のおもむきを漂わせています

東山魁夷展に行く前に、占い師さんに、今後の運勢をみてもらいました。

占いハートフル浅草店の、千起(せんき)先生という方に鑑定していただき、

手相やタロットなどを使って、

今後のことをはげましていただきました

大変やさしい先生で(男性です)、お帽子がよくお似合いの洒脱な感じの先生です

オットとの未来も的中させたのは、千起先生でした

http://占い師東京.com/tokyo/asakusa.html

 

ひとしきり、私の、小さいころからの物語や、お勤めをしていたころのお話など、

いままで経てきた道をお話したら、とても喜んでくださいました

親身になってご相談くださったのでうれしかったですね

月・水・金とご出演だそうです。ぜひ、みなさまも千起先生とたのしくお話してみませんか

 

そして、浅草・伝法院通りの「VASARA」というお店で腹ごしらえ。


ちょっと趣のある入り口です

まぜパスタが評判のお店です

この日は生ハムのクリームまぜパスタをいただきました

あまりのおいしさにビックリ

ガーリックと生卵をつかっているとか

でもちっともにおわず、香ばしい味がするのでした


 

店内の内装も大変おしゃれです

また、スタッフのかたがきびきびと働いており、気持ちよかったですね

着物のレンタルも隣のスペースでしており、

こちらで着物に着替えたとおぼしき若い女性たちが嬌声をあげながら、食事に興じていました

 

スタッフの方でNさんという方とおしゃべりを楽しみました

かれは大学院生をしながらアルバイトをしていて、

大変頑張り屋さん

私の若い時の、お勤めをしているときの体験談も話したら、

目をキラキラ輝かせてくれたので、うれしかったですね

若い人の役にたてるのは嬉しい限りです

夜は23時まで営業とのこと

ぜひ伝法院通りにお越しの際は、お立ち寄りくださいませ


ブランド物よ、さようなら!~シンプルなくらしをめざしましょう~

2018-11-30 07:53:19 | 浅草めぐり

わたしは世代的にバブル入社組なので、

いわゆるブランドものにもあこがれはありました

でも、今回独り暮らしをして、青山に住んでみて思いました。

「ブランド物は百害あって一利なし

 

ドレスやバッグ、時計などで、ブランド物もすこし買いました

確かにもっていると、お店のひとはちやほやしてくれますし、

ドレスをきていくと、そこのレストランやコンサート会場でも、

大切に扱ってくれることはたしかです

 

でも、ちやほやされる。それだけ

 

それ以上ブランドものを買わなかったら、また冷たくされます

友達が増えるわけでもないし、ましてやお金がたくさんでていきます

そして、いざそれを売って換金しようとしたら、

信じられないほど安い値段で、買いたたかれてしまうのです

いろんな理由をつけて、お店は、買い取ってくれません

それが現実なんですね

 

 

だから、いま、ブランドバッグや時計、衣装などをたくさんお持ちの皆さん、

それを持つなら、大切に着ることを大事にしてください

売ってお金にしようなんて思わないでください

そして、やたらと買い物しないでください

 

 

そんなことをしなくたって、あなたの存在は、

大事なお友達がみとめてくれます

大切な恋人は、そんなものをもっていなくたって、

ありのままのあなたに、愛情をそそいでくれます

 

自信をもって、心の魅力をいちばんの自分のブランドと考えましょう

ほんとのしあわせをみつめて、

毎日を生きていきましょう


きのうのランチ、今朝のごはん♪

2018-11-30 07:14:47 | 今日の料理

 

きのうは、銀座でお友達とブラッセリ―・オザミでランチをいただきました

平日ランチは、コーヒーもついて、こんな感じ。

ブロッコリーのポタージュスープです

鮮魚とお肉のプレートランチ

おいしかったです!


そして、こちらは今朝のごはん。

鶏肉とカブ、油揚げのチーズチャーハンをつくりました

溶きタマゴととろけるチーズ、鶏がらスープの素、シソ昆布、鶏肉、カブ、油揚げ、ネギみそを和えて、

ごはんとからめて炒めたら出来上がりです。

冷蔵庫にあるありあわせの食材でつくったのですが、

きわめてカンタン

   

サラダはオットがつくってくれて、ふたりで合作の朝ごはんとなりました。

チーズが香ばしくておいしかった~

充実のごはんがつづきます

おいしいごはんをいただけると、幸せになりますよね

きょうも一日、ゆったりのんびりすごします~

 


わたしのちょっとふしぎなお話。

2018-11-30 04:54:27 | 体調のこと。

わたし、実は15年前に大病したのですが、いわゆる「幻聴」がきこえる、というものでした

お経の音がきこえたり、いまいないはずの人の声がきこえたり・・・ふしぎな現象が続いたのですね

で、横浜の神奈川・妙蓮寺・洋光台・・と転々と引っ越していたのですが、

まったくこれが治らなかったのです

お医者様も7人も変え、お薬ものみ、注射も打ったのに、声はずっと聞こえていました

オットは「心配することないよ。チコちゃんは敏感なだけだよ」と励ましてくれていたのですが・・・

パーヴォさんも「それはきっと病気じゃないよ」といってくれたのですが・・

世間的には、病気、ということにされてしまっていました

でも、わたしが、とある職場につとめていたら、そこのスタッフのひとたちが、

「チコちゃんは病気じゃないよ。霊感がつよすぎるだけなんだよ」といいはじめました

たしかに、突然割れんばかりに頭がガーンといたくなったり、腕がばぁーっとしびれたり、足がいたくなったり、

ぐったりすることが多かったのです

 

そこで、教会で神父様からいただいたロザリオと、お清めの塩を持ち歩くようにし、自由が丘に住んだら、

あらあらふしぎ、だいぶ音も声も聞こえないし、体調もよくなるではありませんか

 

ところが、青山にひっこしたら、パーヴォさんがいるはずもないのに、彼の声がきこえたり

夜中に異常におなかがすいて、コンビニまで行っておにぎりやカップラーメンを食べてしまったり

足がバーッと腫れてむくんでしまったり、体中が異常にこったりして、「おかしいな?」と思うことばかりでした

挙句の果てには、「死にたい・・」と思うようになってしまって

「アブナイ!」と思いました

考えてみたら、マンションが青山霊園と青山葬儀場のすぐ近くだったのでした

これはマズイです

 

そこで、オットに相談したら、「たいへんだ!すぐに僕のところにおいで!」といってくれまして、

浅草の彼の家に転がり込みました

占い師さんにも、「浅草は青山の東にあたるから、そのほうがあなたにとっては吉方の方角ですよ」といっていただきました

浅草、お寺さん多いけど大丈夫かな?と思ったらのですが、とにかくオットの家に居候させてもらいました

 

そして、浅草寺のお守りと、パワーストーンをもつようにしたら、あらふしぎ

ピタリといろいろな声は聞こえなくなるし

体調はよくなるし、夜中におなかがすくこともなくなったし

ましてや気持ちがとても前向きになりました!「死にたい」なんて全然思いません

オットと一緒にくらしていて、安心感が全然違うのだと思いますが

パーヴォさんのことがむやみに恋しくなったりすることもなくなったし

いいことづくめな日々が続いています

 

もちろん、お薬もなにものんでいないのにです

 

やっぱり霊感がつよかったんだ・・・と自分でもビックリしています

方角もかなり関係しているんですね

青山の部屋にもどって片付け物をしていると、どんどん気分がおちこんできますので、

なるべくパパパッと片付けて、すぐに部屋を出るようにしています。

青山の郵便局のアルバイトも決まっていたのですが、

もちろんやめました

 

浅草は、浅草寺のパワーがすごいのでしょうね

なんだかとても体に合ってるし、朝、お参りするととても気分がいいです

教会にずっと通っていたのだけど、

神さまには申し訳ないのですが、

浅草寺にこれからは通おうかと思ってます

 

とてもふしぎな、私のスピリチュアルなお話ですが、

朝からきいていただいて、ありがとうございました

とにかく、浅草でうまれかわって、幸せをつかみたいですね

 

 


オットに愛されて幸せです♡♡

2018-11-30 04:02:11 | オットへの愛

引っ越しの日程も、12月8日(土)もしくは7日(金)に決まりました

オットが、私の家具の配置などをいろいろ決めてくれて、助かっています

新しいおうちにも違和感なく入るように、いろいろ工夫してくれました

「身一つで、きてくれればそれでいいんだよ」と言ってくれて、涙がでるほどうれしかったです

 

さて、きのうの晩御飯は、白菜と豚ひき肉のあんかけ丼でした

オットは「やっぱりチコちゃんのお料理が世界で一番おいしい(^_-)-☆」と喜んでくれました

私も、自分でいうのはおこがましいですが、自分でつくった料理のほうが、へたな外食より全然おいしいなぁ

おもうに、愛情ほど最大のスパイスはないのですね

 

オットは「もうどこにもいかないでね。僕だけのチコちゃんでいてね」とやさしくだきしめてくれました

うれしかった あったかくて、いい匂いがするオットでした

 

いまは、オットのために、朝ごはんや晩ごはんをつくったり、お掃除をしたり、

お洗濯をしたりするのがとてもたのしい

おでかけして、ねむくなったら、夕方までお昼寝してもいいのがうれしいです

オットは、以前にくらべてすごく早い時間にかえってきてくれるし

家事もてつだってくれるし

「やっぱり世界でいちばんかわいいのはチコちゃんだね」とほめてくれるし

ときどき、「でもダイエットしなくちゃダメだよ。ポムポムプリンみたいだよ」とからかうし

しあわせを満喫してます

 

神さま、ほんとうに、彼を私のもとに返してくれて、ありがとうございます

一生しあわせになります

 

 

 


浅草めぐり・雷門から散策~今半本店にて、ステーキをいただきました!

2018-11-29 01:13:08 | 浅草めぐり

きのうは、朝から浅草にいって、雷門をくぐってきました!

海外からのお客様がたくさんお見えで、大賑わいです!

雷門はやはり立派!壮観です!

   

早朝でも仲見世は大混雑!大いに活気づいていました。

 

本堂にお参りして、オットとのご縁がうまくいくようにとお祈りしました

ローズクオーツのパワーストーン(1000円)と良縁守(800円)をそれぞれ買いました

ときどき浅草寺に参拝して、ご利益にあずかれるといいなと思います(^_-)-☆

 

 

お昼は、名店 浅草の今半本店に行きました

お店のつくりが大変立派で感動しました

 

 

ちょっと贅沢ランチ。牛ステーキ定食 1800円を大変おいしくいただきました。

お肉が柔らかくて、おいしかったなぁ!!!

すき焼きはいずれオットとチャレンジしたいですね

 

浅草めぐりは、まだはじまったばかり。

たのしい名店、素敵なスポットもご紹介していけたらいいなと思っています。

浅草めぐり・初心者マークの私ですが、どうぞよろしくお願いします!


朝のパスタを作りました!

2018-11-28 06:27:01 | 今日の料理

今朝は、早起きして、オットのリクエストでパスタをつくりました(^_-)-☆

名付けて「チコ風 鶏むね肉と大根、白菜のクリームパスタ」です。

レシピはこんな感じ。いたって簡単です。

パスタ(7分ゆでタイプのもの)を二束用意し、7分間熱湯でゆでる。お塩も入れる。

パスタをゆでている間に、以下の具材を切る。

鶏むね肉 1/2枚を一口大にきる。

白菜   3枚を1センチごとに切る

大根   1/3を薄切りにきって、短冊切りにする。

しいたけ 3枚(大)を短冊切りに。

 印の具材をすべてフライパンの上で炒める。油はひかなくてもよい。だしの素(適量)、顆粒コンソメ(適量)、料理酒(大さじ2)、冷しゃぶサラダの素(大さじ1)、お醤油、牛乳(200ml)を入れて和える。

パスタがゆであがったら、上記具材とまぜて、よく火を通す。塩コショウして、鶏肉が火が通ったらできあがり。 

こんな感じです。どうでしょう、おいしそうでしょ(^_-)-☆

 

オットのパスタ。違いがわかりづらいですが、鶏肉の皮が彼は苦手なので、はずしてあります。

 私のパスタ。白菜が好きなので、ちょっと白菜を多めにもらってよそいました。

 

オットの感想は、「チコちゃんのパスタが世界でいちばんおいしい~」とのこと!

うれしいなぁ!!!私も自分でたべてみましたが、パスタが大好きな私も、これはおいしかった!

とっさのおもいつきで作ったメニューでしたが、なかなかうまくできて幸せです

 

きのうのサントリーホールでのわたし。ハイ、こんな顔をしています。

ちょっとぽっちゃりしているので、ダイエットしなくちゃいけないんですけど、

おいしいものには目がなくて

ひさしぶりにお料理を作ってるので、張り切ってます(^_-)-☆

今晩はなにをつくろうかな

幸せのレシピで、元気いっぱいになりたいですね


これからの私のクラシック道は・・・。

2018-11-28 05:07:58 | ビバ!クラシック♪

きのうコンサート会場で買ってきた、キーシンさんのCD”The Essenntial” を聴いています。

https://tower.jp/search/advanced/item/search?artistName=%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%B2%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3&titleName=The+Essential+Evgeny+Kissin&kid=pdidmap

大変力強く、粒だった音の洪水に圧倒される思いです。おだやかな小川のようなせせらぎを感じさせるタッチと、炎のような激しいタッチが共存する、不思議な魅力を放つキーシンさんの演奏に、あらためて心惹かれますね。

きのうの興奮を私がオットに話したら、オットが大変よろこんでくれました。

「チコちゃんはいつも、いい芸術にふれると元気になって帰ってくるからうれしいよ」というのでした。

そこでオットは、これからの二人の生活で、こういう提案をしてくれました。

「チコちゃんは、朝、家事を一生懸命やること。そしたら、午後は美術館にいったり、浅草めぐりなどして、自由な時間をすごしていいよ。それから、パーヴォ(あ、スミマセン・・PJというのは、じつはパーヴォ・ヤルヴィさんのことだったのでした)とNHK交響楽団の映像が録画されてる、液晶テレビだけど、映像を消すのはやめて、僕のオフクロの家に送ろう。オフクロの家、液晶テレビがないから、それを使ってもらおう。そうすれば、パーヴォの映像・・君も映ってるのがあるけど、消さずに済むでしょ?」

わたしは嬉しくて、ずっと泣きました。オットの愛がこんなに深いなんて思わなかったからです。

「パーヴォのCDはブラームスの交響曲第2番は持っていていいよ」とも言ってくれました。初めて私がパーヴォにサインをいただいた、記念すべきCDだったからです。

https://tower.jp/item/4342994/ブラームス:交響曲第2番-悲劇的序曲&大学祝典序曲

そして、こういうことを決めました。

今後は、やみくもにクラシックのコンサートにいくのではなく、きのうのキーシンとメータの共演のような、すごいイベント性のある来日公演やコンサートにだけなら行ってもいい、ということになりました。

でも、自分をセレブだなんてカン違いしないで、お金の使い方も気を付けて、早めに帰ってきて、しっかり眠ること、をルールとして守ることにしました。サイン会も極力いかないようにすることをルールにしました。サイン会に行くと、気が大きくなってしまうからです。

「これからは僕のやさしさでくるんであげるから、チコちゃんは、緊張することなく、ぬくぬくすごしていいんだよ。いつもやさしい気持ちですごしてね」

とオットはおだやかに言ってくれたのでした。

パーヴォ・・・あなたとの思い出も守ることができるし、オットともやさしい日々を過ごせそう。

私、ほんとうの意味で、幸せになれそうです・・・・!!!(涙)

 

 


寝顔のかわいいオット♪

2018-11-27 23:37:32 | オットへの愛

きょうもオットのやさしさに触れて、すごす一日になり、 先週のささくれだった心が、今週はどんどんやさしい穏やかな気持ちになっていく私です。

きょうサントリーホールのコンサートに行った私のために、 オットは会社帰りで疲れているにもかかわらず、LINEでこう言ってきました。 「ミニとんかつを作っておいたよ。おなかすいたでしょ。食べてよく休むんだよ」

おもわず、私、地下鉄の中で号泣しちゃいました。

おもえば、オットは、いつも私が観劇やコンサートにいくと、 いつもちゃんと起きてまっていてくれて、 いろいろ感想を聴いてくれるひとでした。

きょうもキーシンさんとメータさんのすばらしい演奏をきいて感激している私のために オットは起きて待っていてくれたのでした。

評論とかそういう以前に、くったくなく、なんでも感想を話せるひと、 それが私のオットです。

まるごとの私を受け入れてくれたのでした。

でも、PJの演奏の感想だけは、オットは「僕、どうしてもきけない」といったのでした。

PJと一緒に映った写真を見て、かれは絶句したのでした。

もしかしたら、わたし、オットにすごくつらい目にあわせてしまったのかもしれないですね。

これからは、オットにちゃんと尽くしたいと思っています。

かれが私を許してくれたから。

 

いま、オットは赤ちゃんみたいな顔をして、 すやすやねむっています。

きのうも、「チコちゃんが僕のところにもどってきてくれたから、 とてもぐっすり眠れた。いっしょにくっついてると安心だね(^_-)-☆」 といってくれました。

かわいい寝顔のオットにちゅっとキスをして、眠りたいと思います。

みなさま、おやすみなさい


天才キーシンと、巨匠メータ、夢の共演に酔いしれました!

2018-11-27 22:19:44 | 日々のエッセイ


きょうはサントリーホールの、バイエルン放送交響楽団、指揮 ズービン・メータ、ピアノ エフゲニー・キーシンの演奏をきいてきました。
実に芳醇なワインを飲んでいるような、贅沢なひとときでした!

PJとの別れを嘆き悲しんでいたのですが、キーシンやメータといった世界のトップの演奏に触れることができて、
またクラシック音楽をずっと愛していこうと思うようになりました。
PJともいつかきっと再会できるような気がしてきました!






特にすばらしかったのは、キーシンの演奏する、リストのピアノ協奏曲。
そしてつづくアンコールで、三つの曲をかれはひいたのですが、
ラフマニノフの「鐘」が特に見事で圧巻でした。
ドラマティックな中に、激情もあふれつつ、
音の組み立てが実に緻密で素晴らしかったです!

メータの指揮も、(もうご高齢で足が悪いのですが)すばらしい演奏でした。
「春の祭典」も大迫力で聴きごたえがありました!

アンコールは「白鳥の湖」からワルツ。
私が父に連れられて初めて見たバレエが、5歳のときの「白鳥の湖」(キエフバレエ、東京文化会館)でしたので
おもわず思い出にひたって、涙をこらえきれませんでした。

世界のトップを極めるひとたちは、お人柄もすばらしいですね。
メータもキーシンも、ちゃんとサントリーホールのP席のお客様にも
ご挨拶されていました。なかなかできることではありません。




サイン会の後、車で出るキーシン。非常に人柄も温和で、サービス精神も旺盛な方でした!
神童といわれたキーシンも47歳。すっかり円熟味を増し、まさに巨匠の域に達した演奏ぶりでした。
すっかりファンになって帰ってきました。

帰宅すると夫がやさしく晩御飯をつくってくれていました。
夫なりに、いろいろ愛情を私に注いでくれていることがわかり、
思わず涙・・・。

さまざまなひとの善意に触れて、幸せな一日となりました!




わたしが専業主婦をえらんだ理由(わけ)。

2018-11-27 06:00:46 | 日々のエッセイ
もうちょっと私のことについて、お話しますね。

専業主婦を始めようと思ったのは、
実は今の彼と24年間つれそって、離婚したせいでした。

離婚の理由はいろいろあったけど、
結局1年間彼と離れて暮らしてみて、
彼の存在がとても大きいことに、あらためて気づいて、
それで復縁をしたのでした。

復縁の条件はいろいろあったけど、
その中で、私が申し出たのは、
「専業主婦になりたい」ということでした。

それまでは、音楽評論と、演劇評論をしていました。
日々コンサート、観劇、調べ物の日々で、
正直家庭を顧みる余裕がまったくなかったです。
もちろん、家事はするのだけど、
愛情をきちんと込められたかといえば、うそになります。
それを、彼にも見抜かれていたのでしょうね。

でも、自分が性格的に評論に向いていない性格だとさとりました。
その評論の対象になった人を、愛してしまうからです。
これはいけない、と思い、ずいぶん葛藤したのですが、
やっぱり愛情を抑えることはできませんでした。
なので、思い切って、評論そのものをやめてみようと決意したわけでした。

やめてみると、精神的に、ずいぶん余裕がうまれました。

まず、それまで世の中の事象に対して、
なにかと批判的だった私が、
すなおに、周りの事に対して笑顔で屈託なく受け入れることが出来る様になりました。

その最たるものがテレビのバラエティです。
前は「こんなひどい番組、どうして作るのだろう!」と憤るような性格でした。
でも、いまは、彼とたのしく番組を見て、ときには涙する喜びもしりました。
まさに一家団欒、という言葉の意味をさとったのでした。

世の中のすばらしさが、音楽、美術、芸術だけでなく、
日々の生活の中にも息づいていることがわかってうれしかったです。

たとえば、きのうは近所のスーパーに行ったんですが、
白菜の四つ切が87円で売られていたんです。
白菜、大好きなので、うれしくてついつい買ってしまいました。
豚肉と合わせて煮込んだら、白菜は最高です。
なんていい季節になったのだろう、と、私はうれしくなりました。

料理も、つくってみるとなんて幸せなんだろう、と思います。
きのうはポトフを作ったのですが、野菜をたっぷりいれて、
コンソメを入れて、お肉を入れて、コトコト1時間も煮込むと、
いい香りが漂います。

お肉がとろとろに柔らかくなっていて、
彼がとてもうれしそうに、ポトフをおかわりしてくれるのも
幸せでなりませんでした。

お皿をピカピカに洗うのもうれしいです。
お皿がキラキラ輝いて、また次の料理をつくってくれと
せがむからです。

洗っている間に、次の料理はなにを作ろうかと
私の頭はいそがしくはたらきます。

冷蔵庫にある具材を思い浮かべながら、洗っていると
あっというまに時間がたつのです。

おふとんに、彼と一緒にくるまって、ぬくぬくと眠っているだけでも
しあわせです。
彼の寝息を聴いているだけで、やすらかな眠りにつけるからです。
気が付けば、すやすやぐっすり眠っていました。

日々の、こんなささやかな幸せをつみかさねていくと
人間、ストレスをためることもないし、
優しさにあふれる日々を送ることができるし、
もっとみのりゆたかな人生を送ることができるのではないかと
思うのです。

きょうも一日、ちいさな幸せをみつけながら、すごしていきたいと思います。


はじめましてのご挨拶。

2018-11-27 05:23:49 | 日々のエッセイ
みなさま、はじめまして。
永田チコです。専業主婦1年生です。

今まで長い長い夢を見てきましたが、
きょうからは、地に足のついた生活を送っていこうと思います。
いままでの私は、いわゆるキャリアウーマンでした。
前の会社で管理職も経験し、退職後もフリーランスの仕事を続けていました。

でも、多忙によるストレスで、体調をくずし、大病を患いました。
しかし、いろいろな人との出会いのおかげで、
いまはすっかり健康をとりもどし、やさしい彼とのご縁があって、
専業主婦としての生活をスタートさせることになりました。

これからどんなお話をしていこうか、あれこれ考えておりますが、
まずは私の自己紹介からスタートさせようと思い、
書き綴っている次第です。

古い過去は捨て、新しい現在と未来に向かって、
のんびり、まったりすごしていきたいです。

あたらしい日々を迎えてとてもうれしく思うのは、
「もう日経を読まなくて済む!」ということ。
「もう情報の嵐に振り回されずに済む!」ということ。
「新しい生活を、すなおに受け入れて、周りにすなおに感謝すること」ができる!
ということ。
「東京の街の風景がどれもこれも美しくて新鮮」に映ること。

そして、「ごく自然な当たり前のくらし」がどれだけ幸せに満ちているか、ということ。
お料理がおいしく作れるのも、
温かいお風呂に入れるのも、
みんなたくさんの人の叡智がつまっているから。

そんな人と街への感謝を込めて、
書き綴っていきたいです。

どうぞよろしくお願いします!