ポチ的生活記録

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兄弟って負債?

2016-02-16 22:17:28 | ニュース・コラム

健診中に読んだ雑誌の記事に書いてあった。
身につまされる思いです。兄弟の一番上として。
4人兄弟のうち、今のところ完全に自立しているのは私だけ。
いちお全員学生ではなくなったのだが。
心配なのは公務員浪人を続けてる弟。。。
まともな就活一度もしたことないから、
受験資格失うまで受からなかったらどうするんだろ。



独身で病の義兄、フリーターの妹…世代またぐ「きょうだいリスク」〈AERA〉
 
dot. 2016年2月4日 16時08分 (2016年2月5日 11時52分 更新)

 昨年8月の「きょうだいはリスクか資産か」というAERAの特集に大反響があった。雇用不安や非婚化が広がる日本で顕在化した、新たな問題だ。社会としてこの問題とどう向き合うべきなのか。

 都内で働く女性(42)は、現在3歳の子どもがいる。子育てに加え、親の老後のことも頭の隅にはある。けれど、目下のところ気になっているのは、義理の兄(55)の将来だ。

 義兄は独身で、現在は病気療養中。義父は他界し、85歳の義母が、入院中の義兄の世話をしている。義母にもしものことがあったら、義兄の面倒をみるのは自分たち夫婦なの? そもそも自身にも、1歳年下の独身の弟がいる。

 彼女のような不安を抱える人は多い。日本では雇用不安が広がり、非正規労働者は雇用者全体の37.4%(2014年)と4割近くに達する。非婚化が進み単身者も増え続けている。

 自立できないきょうだいを、親というセーフティーネットなき後に支えるのは誰なのか――。新たな課題が生まれているのだ。

 親に代わるセーフティーネットとして浮上してきたのが「きょうだい」だ。本誌2015年8月17日号で「きょうだいはリスクか資産か」という特集を組んだ際に行ったアンケートでは、「アルバイト生活で、結婚願望もない妹が、年をとったら生活できないのではと心配」「非正規職で独身の弟に送金し続けているが、自分の身の上も不安定になりつつある」「相続でもめた姉が、共有名義の実家に独り身でたてこもるように住んでいる。仕事は派遣」 といった、きょうだいの将来不安を訴える声が多数集まった。

 特集後も反響が大きく、昨年11〜12月、第2弾のアンケートを実施し、全国の男女85人から回答を得た。「きょうだい間の援助」に加えて、今回は「次の世代である自分の子ども(きょうだいから見たら甥・姪)によるきょうだいの援助」についても、それぞれ尋ねた。

 アンケートの結果から新たにわかったのは、「世代内」であるきょうだい間の扶養・介護・援助に比べて、「世代をまたぐ」甥・姪による扶養・介護・援助のほうが、より不快感や警戒心が強いことだ。

 8月の特集で、家族や介護を専門とする社会学者の平山亮さんは、一つの世帯を支えるのに精いっぱいな人たちが、きょうだいを引き取り、その次の世代である子どもが影響を受け……と、世代をまたいで貧困が連鎖していく可能性を示唆していた。アンケートの結果は、実際そうした懸念を多くの人が抱いていることを示している。

  冒頭の女性に、親亡き後、独り身の義兄や自身の弟が、自分の子どもに老後の世話を頼んできたらどうするかと尋ねると、こう答えた。

「きょうだいが困窮し、介護が必要になったら、ひとまず私は助けます。自分のできる範囲で。けれどその世話を、私の子どもに負わせることになるとしたら、迷惑です。子どもには子どもの人生がありますから」

 女性がこんなふうに考えるのには、理由がある。まさに自身の母が、父の独身の伯父(女性にとっての大伯父)を世話してきたのを見てきたからだ。母はよく愚痴を言っていた。

「特に何をしてもらったわけじゃないのに……。うちは跡取りでもないのに、なんで私はこうなっているの」

 その大伯父には借金があり、年金を抵当に入れていた。女性の両親が借金を肩代わりし、生活を立て直すことで、年金の範囲で借金を返せるようにはなった。その後、大伯父を介護施設に入れるところまで、母が奔走した。母が強調していたのは、「一切の手続きに膨大な手間と時間がかかって大変」という事実だった。世代をまたいでいるうえ、手続きに行くのが「甥の配偶者」という遠い関係。全ては身分を証明するところから入らなければならなかったという。

 時々、大伯父の入所する施設から母に連絡が来るというが、母は「時間をかけてフェードアウトするつもり」と話している。

 そんな母の経験が重しになっている女性の子どもは一人っ子。貧困や介護負担が世代をまたいで連鎖すれば、それは「この子」にダメージが集中することを意味する。女性は言う。

「だから、(きょうだいを世話する責任は)私のところでせき止めないとダメだと思うんです」

※AERA 2016年2月8日号より抜粋

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