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千早巡遊&彩事記

情景の中の鉄道を目指して気の向くままの製作日記&途中下車の旅、そして鉄道以外の息抜き工作など。

試製-防護巡洋艦-①

2021-01-24 | 700艦船大戦艦

 雪にはならないものの、篠突くように雨が降っている日曜日・・・装甲巡洋艦が先日完成したので、時間はたっぷりとあります。

 シールズモデルズのキットは、共通装備品パーツに船体パーツが組み合わさったものなので、1艦完成すると必要なかった装備品パーツが結構余ります・・・

 そこで余った装備品パーツを有効利用して、防護巡洋艦でも作ってみようかと・・・艦の履歴と図面代わりに無料のペーパークラフト図面を1/700に拡大して準備は一先ず完了。

 製作に使用するのは、余剰の0.5㎜プラ板、強度的に不安はありますが、重ねて図面を写し取れるのと加工が容易なので今回はこれで進めます。

 図面通りに艦底板、側面板、甲板板をハサミで切出して、サンドペーパーで形を整えました。

 強度確保と反り防止のため、艦底板にキールならぬ縦通板と隔壁板を取付け・・・両板が十字に交わる部分は木工ボンドで追加補強(本来はプラ棒なんでしょうが、節約のため・・・小型艦なので大丈夫??〉

 艦種尾部にも縦通板を追加、艦底板には側面板との接着面積を増すため、1㎜プラ棒を適宜追加配置してみました。

 次に艦首より側面板を1隔壁ずつ慎重に接着・・・フルスクラッチは初めてなのでコツが分かりませんが、徐々に艦体が出来上がっていく様は、実際に建艦しているようで意外と楽しいものだと実感。

 

 側面板を接着後、艦首と艦尾部を整形して艦体が完成しました。予想より歪みもなく製作できたようですが、0.5㎜板はやはり薄く、隔壁数や板厚など検討する事も多そうです。

 甲板部は、別途筋彫りしたケント紙を貼付けた後に木甲板色で塗装・・・塗装面が紙なので塗装の濃淡ができますが、これもいいアクセントなのでそのままにしておきます。

 煙突基部と煙突も0.5㎜プラ板で製作・・・煙突を丸めるのには時間を要しましたが、何とか見れる程度にはなったかな・・・と。

 煙突の表面仕上げや煙突角度の調整など、まだ細かな作業が残っていますが、今週はここまで・・・あくまでも余剰品利用の試作製作ですので、突然壁にぶち当たって断念することもあるかと思いますが、工程が進めば、また紹介します。

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3本煙突の装甲巡洋艦③

2021-01-23 | 700艦船大戦艦

 外出自粛なので最近は平日会社帰りに1週間分のまとめ買いでお買い物は終了。週末はゆっくり製作が楽しめます。

 今週は前後マストの製作から・・・指定通り組んだ後は、探照灯台と砲座周りにエッチング製手摺り取付け。

 ボートダビッドも取付けましたが、少し取付け角度を間違えたようです・・・仕方ないのでこのままで。

 マストを取付ければ、全体の完成形が見えてきました。

 搭載されている短艇類も塗分けて、適宜オールをアクセントで追加。短艇類の内部は、三艘分だけ白色で塗装しましたが、そこで気力が尽きました。

 短艇類を搭載、主砲は砲塔上部にエッチングを追加して設置。最後に破損防止で取付けていなかった副砲砲身を取付けて、ほぼ製作は終了です。

 簡略ながら、張線を張り終えて軍艦旗、将旗、信号旗を掲揚しました。張線は伸縮性のあるリギングを使用していますが、掲揚する部分は、捻じれ防止でメタルリギングに取替えてます。

 埃防止でいつものケース内に陳列・・・装甲巡洋艦ともなると流石の存在感ですね。

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3本煙突の装甲巡洋艦②

2021-01-17 | 700艦船大戦艦

 春先の陽気から、一転して冬に逆戻り・・・自粛もあり、一歩も外に出たくないこの頃ですね。

 製作の方は、給気筒の取付けから・・・複雑な形状にバリがあるので、整形は必須です。ちなみに給気筒内部は、フラットレッドでアクセント塗装。

 塗装図では軍艦色ですが、過渡期にはこんなのもあるだろうと、マットブラックにしてみました。

 その後、艦橋周りの支柱製作、長さ合わせが面倒なので甲板部にピンバイスで穴を開け、そこから0.3㎜真鍮線を突き刺して固定後、不要部をカットする手法で前後部合わせて20本の支柱を取り付けました。

 

 支柱を塗装後は甲板部の真鍮線頂部を再塗装、さらに手摺り取付けの作業を開始しました。

 備砲はパーティングライン消し、最上部の艦橋は窓枠をエッチングに交換するのに時間を費やしました。

 今週の製作はここまで・・・何とか形になってきました。来週に、短艇類マスト/探照灯/錨などを取付けて、張線をすれば竣工となります。

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3本煙突の装甲巡洋艦①

2021-01-11 | 700艦船大戦艦

 少し寒さが和らいだと思えば、また明日は降雪の予想・・・あと1ヶ月の我慢ですかね。

 三景艦が予想より早く完成したので、シールズモデル製の一回り大きい装甲巡洋艦の製作に着手。自分の製作技術/日数や製作スタイルとの相性が良いので、安心して着手しました。

 前作同様、艦底板は0.5㎜プラ板からの切出し、艦体の塗装は筆塗りの教科書に倣って、薄めに溶いた塗料で2度塗り、甲板部も木甲板色を基本に突起物等を舞鶴軍艦色でチマチマ塗分けました。

 艦底板と左右貼合わせ式の艦体部を接着して、甲板部は流込み瞬間接着剤で固定しました。

 完成した艦体を前作の三景艦と並べて見ると、その大きさが分かります。

 ここで三景艦の砲身基部が白色で塗装されているのに気づいて再塗装。何気なくいつもの要領で塗装していたようで、思い込みには気をつけねば・・・

 艦体と甲板部接着した際、艦央部の段差が気になったので、ここで修正して再塗装。

 最初の細部製作は、艦尾のスタンウォークから・・・この時代特有の設備ですが、実に風情があります。

 次いで煙突の製作・・・煙突頂部のファンネル部分は、キットパーツを尊重してピンバイスで開口し、数種のドリル刃で削り込みました。

 煙突は、Ⅿ36~37年頃の塗装遷移時の塗装とするため、マットブラック(頂部はラバーブラック)に白線テープを巻いて仕上げました。さらに煙突支え張線用の穴を開けて、リギングを張っていきましたが、黒のリギングを黒の煙突の0.1㎜穴に押込むのは至難の業・・・素直に軍艦色にしておけば良かったと思っても後の祭り。

 1煙突に左右計6本の張線(18本/3煙突)をようやく終えて、3連休の製作はここまで・・・来週も古き時代の艦船製作をのんびり楽しみます。

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三景艦⑤

2021-01-09 | 700艦船大戦艦

 凍てつくような寒波、晴れていても気温は低く風も強い日々・・・歳のせいか寒さが堪えます。

 製作は搭載される短艇類の製作から・・・塗分けた後、アクセントにオールを載せておきました。同時に1本マストも軍艦旗を掲揚するヤードを真鍮線に代えて製作。

 

 ボートダビッドにマストの縄梯子にクレーンフック/滑車、探照灯、舷側手摺りを取付けると、段々艦体に触れないような状態になってきます。

 マストの全景です。この時代の艦は、帆走から変わりつつある中で各艦がそれぞれ個性的です。

 当初は、水雷防御網用のビームを取付ける積りはなかったのですが、舷側が寂しいので取り付けました(最初延ばしランナーでと思いましたが、太さを均一にするのが困難だったので、鉄道模型用の光ファイバーを塗装したもので流用しました)。

 簡略な張線を終えて一旦軍艦旗を掲げましたが、取り付け位置が間違っていたようなので、再度張線と軍艦旗を掲揚仕直しました。

 

 ようやく三景艦「橋立」の完成です。今まで未経験のこのclassのキット、題材/パーツ数が性に合っているようで汎用エッチングで製作出来る事も含めて、癖になりそうです。

 完成した艦船は、埃除けのために今のところケースに仮置きしていますが、奇しくも3時代の艦船が揃ったことになります。いずれジオラマ仕立てにしたいものですが、変遷を辿る歴史博物館的な感覚でこのままの展示でも味があるかもしれません。 

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三景艦④

2021-01-03 | 700艦船大戦艦

 2021年の三が日も終わり、そろそろ現実に戻らないといけません。Stay homeのおかげで今年は製作も進み、順調なstartとなりました。

 近所の氏神さんに続いて、堺東の方違神社に月参り・・・今回は初詣も兼ねてとなります。

 製作の方は、煙突を塗装して前艦橋甲板に接着後、支線を両側に3本ずつ張り終えました。

 備砲設置後、後艦橋甲板の張出部と舷側の間に支柱を設置・・・3㎜長の真鍮線の取付けはチト面倒。

 艦中央部の短艇搭載部には、艇架梁を設置・・・ここではキットパーツは使わず、0.5㎜プラ板に換えてシャープにしています。

 艦首部には32㎝単装砲を取付け・・・20㎝連装砲の方が使い勝手が良いように思いますが、味のある装備ですね。

 舷側手摺りと艦橋甲板手摺りの取付けも開始しましたが、これもまた細かい作業の連続。

 ようやく手摺りを取付け、さらに天幕用の支柱を設置。

 前後艦橋に天幕を張って、今週の製作はここまで・・・あと搭載艇とマストの製作が残っていますが、次の連休には何とか完成まで持って行けそうです・・・防雷網用のビームなど余計な欲を出さなければ・・・ですが。

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2021年来る年₋三景艦③₋

2021-01-01 | 700艦船大戦艦

 謹賀新年、本年もよろしくお願いします。年末寒波名残りの強風と共に2021年を迎える事となりました。

 新年でもおせち料理を作るでもなく、いつもと同じ1日が過ぎていきます。お餅を買い込んでも、爺婆だけでは食べきれないので、昨年からトトロの鏡餅に活躍してもらってます。流石にお雑煮だけは頂きましが・・・

 製作の方は、備砲の塗装と砲郭の取付けから・・・備砲パーツは金型の微妙なズレでパーティングラインが目立ちます。パーツが小さいので整形に一苦労、砲郭パーツも小さいので接着よ位置決めに気を遣いました。さらに前後部艦橋甲板も塗装しました。

 備砲の防水カバーを塗分けて、甲板部への取付け準備を終えました。

 12㎝速射砲と47㎜砲に加えて、前部艦橋基部と後部艦橋甲板を取付けました。

 前部艦橋の最上甲板を取付けて、今日の製作は終了・・・下甲板12㎝速射砲の砲身は、バリ取りの際に破損したので真鍮線に交換しましたが、舷側から突き出しているので、この先製作途中に何回か破損⇒交換を余儀なくされそうです。

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2020行く年-三景艦②-

2020-12-31 | 700艦船大戦艦

 突然チビ達が立寄ったので、製作の方は進まなかった2020大晦日・・・1年振りに直接顔を見たのでチビ達の成長に感慨深いものがありました。

 後部艦橋の支柱が太めだったので、真鍮線に交換。

 前部艦橋甲板の仮取付けと煙突を製作・・・煙突は合わせ目のパーツラインを消した後、解したリード線を巻いてジャッキステーの代用、頂部はチビ丸艦隊の探照灯カバーを流用してアクセントにしました。

 チビ達の末っ子、チビⅢはまだ2歳に届かないので縦横無尽・・・少し目を離した隙にやられました。ほんの3㎝の隙間から手を延ばして架線柱2本を破壊、103系を横倒しに・・・他にも破壊箇所があるかもしれませんが、のんびり復旧作業に励みます。みなさまも良いお年を。

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三景艦①

2020-12-29 | 700艦船大戦艦

 今日は意外と好天でした。最後のご褒美・・・布団やカーペットを干して有効に活用しました。

 ネットをお散歩していると、鬼滅の刃公式HPで双六が配信されていたので、早速ダウンロードして硬質紙に貼り付けました。鬼滅人気でボードゲームも即日完売だったので助かります。チビ達に送ってお年玉にしましょう。

 駒の方が貧弱だったので、キャラを0.5㎜プラ板に張り付けて駒を製作・・・これで何とか雰囲気が出そうですが、この双六、非常に休みと戻るが多いのが難点・・・上がりまで結構時間が掛かります。

 さて今年も残すところ数日、何もしないのも退屈なので、三景艦の製作に取り掛かります。全長130㎜の小型艦なのでお正月の製作には丁度いい塩梅かと思って選択しました。箱の中には、シリーズのカタログに加えて、艦名の由来となった天橋立を含む京都北部の観光パンフレットまで同梱されていて、何だか微笑ましいキットです。

 パーツ構成は簡単なものですが、このスケールで細かなモールドが施されていて好感が持てます。何よりこの時代の艦のインジェクションキット自体が貴重なので有難いと感じます。

 早速艦体のパーツ仮合わせ・・・艦底部が一体となった左右側面パーツと甲板パーツを組み合わせるパーツ割になっています。パーツの合いも悪くないので気分が良いです。出来れば甲板部のモールドが凹になっていれば最高なのですが・・・

 最初艦底部と喫水線以下を塗装で・・・と考えましたが、塗分けも面倒なので腰高くなるのを覚悟で0.5㎜プラ板で艦底板を製作し、合体させることにしました。

 

 甲板部を木甲板色で塗装し、艦体と上部構造物を舞鶴軍艦色で塗装。錨鎖はエッチング製です。来年の目標が、徐々にスプレー塗装を最低限にして筆塗りを主体にしようと思っているので、今回も薄めの瓶塗料を筆塗りして仕上げました。新造時の白系で仕上げても綺麗かなと思ったので、もし2艦目を作るとなればチャレンジしてみたいところ・・・こうした遊びが出来るのもこの時代の艦製作の楽しみの一つですね。

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WL-1400t駆逐艦④

2020-12-28 | 700艦船大戦艦

 午前中の雨が上がってからお買い物・・・これからが西高東低、寒波の襲来となる予報・・・寒いのが年と共に苦手になりつつある爺です。

 午後から製作再開、主砲と魚雷発射管です。元が小さいので敢えて手摺り等の追加は省略して、扉と魚雷の塗分けだけ施しました。

 主砲と魚雷発射管を搭載して、一部の張線(リギングが足りなかったので途中まで)と軍艦旗を掲げて、1933仕様が一先ず完成しました。戦前仕様なので艦名や駆逐隊番号が新鮮です。

1933仕様の艦側面から・・・艦首上構に単装主砲、後部上構に3連装発射管が載っていれば、top heavyとなって復元性に支障が出ても仕方ないですね。当時の技術者が限界まで挑んだ結果が行き過ぎたんでしょうが、プラットホームとして1400tの艦体が少々小さ過ぎたようです。

 さて1945仕様の方は、単装機銃が多数増備されているので、ファインモールドのパーツを購入して交換。少々高価ですが、繊細なモールドで存在感も大きく、交換のメリットは大きいと感じます。

 

 完成した1945仕様。張線の一部と艦橋のマントレットは、後で追加工作することにします。

 

 単装機銃が小さすぎて、写真では分かり辛いですが、シャープな印象に満足しています。

 1400t駆逐艦の新造時(初霜は建造途中に設計変更されているので仮想です)と晩年の艦容の違いが興味深いです。

 埃除けのため、自衛艦と同じcaseに仮収納していますが、初期の自衛艦も今回製作した1400t駆逐艦と負けず劣らずのコンパクトさ・・・当時に海の守りは、こんな小さな艦が受け持っていたんですね。

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