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千早巡遊&彩事記

情景の中の鉄道を目指して気の向くままの製作日記&途中下車の旅、そして鉄道以外の息抜き工作など。

幻の条約型重巡④

2022-08-06 | 700艦船大戦艦

 猛暑と豪雨、今日もお買い物の帰りに雷と滝のような雨に遭遇したので、迷わず駅からbusを選択、それでもびしょ濡れ。

 

 週後半は、後部マストのクレーンをポール状の簡単な構造のものに交換。艦後部の手摺りを取付けるとともに破損が怖いので搭載機もがっちり艦上に固定しました。第2煙突横には、分解した搭載機の予備主翼をエッチング製の格納箱と共に置いておきました。

 主砲を組立てて塗装、設置。これでようやく軍艦らしくなりました。主砲塔上のアンテナ線支柱は、エッチングパーツに交換。艦橋前面と第1煙突側面のパラベーン、指定では軍艦色ですが、同色だと見映えしないので白色にしてあります。

 

 高角砲の取付けを除いて、ほぼ完成したので、張線も終えました。適当に簡略してありますが、1/700だとfullに張ると、個人的には五月蠅い感じなので、いつもこの程度に抑えています。艦尾の軍艦旗は、デカールをアルミホイルに貼りつけた後、艦尾旗竿に取り付けました。

 艦前方からの記念撮影・・・張線の状況が良く分かります。前classの古鷹型をさらにrefineした艦容、家人にまた灰色の同じ艦と言われつつも一人悦に入っています。

 無理強いされて増設された上甲板構造物もないこのシルエット、上甲板の切り継ぎや艦側バルジの除去に四苦八苦しましたが、苦労の甲斐がありました。またいずれどこかで単装高角砲装備後の一枚を紹介したいと思います。

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幻の条約型重巡③

2022-07-30 | 700艦船大戦艦

 ワクチン接種後の今日は、流石に製作が進みません。完成までいけるかと思ってましたが・・・

 

 製作は短艇類と95式水上偵察機から・・・1/700ともなると短艇類に塗分けも厄介、搭載機の方も翼間支柱を付け、フロートに赤線デカールを貼るだけで限界です。ちなみに搭載機の塗装は、明灰白色ではなく少し明るめのライトグレーにして、模型映えを優先しました。

 

 新造時とは言え、実際には竣工していないだけに短艇類と搭載機の配置を考えます。搭載機用のレールは、実際無いようですが、ノッペラボウの甲板も味気ないので片側だけ残してあります。またクレーンは、キット付属のエッチングパーツを使いましたが、調べると単純なポール状が正解なので、後で交換しました。

 艦船モデルは、製作が進むと段々触ることが難しくなつてくるので、この段階で前部マスト(単櫓を真鍮線で再現)に張線を行っています。

 

 高角砲は単装で6基とのことなので、高角砲砲座を25㎜機銃座とプラ棒/板ででっち上げてみました。

 

 高角砲は発注中なので取付けは、また後日。艦橋横にカッターを設置・・・追加工作は程々に。後部の短艇類にも縛帯を設置、さらに舷側手摺りの取付けを始めました。明日にはワクチン副反応も収まっていればいいのですが・・・

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幻の条約型重巡②

2022-07-16 | 700艦船大戦艦

 やっぱり梅雨ですね・・・前線も復活したようですし・・・

 

 艦体に続いてシンプルな艦橋の製作へ・・・キットのパーツは、2次改装後と最終時の選択式なのでパーツを仮組みして、新造時以降増設された部分を設計図に書き込み、使わないパーツも選別・・・艦橋最下層にプラ板を付け足し、不要部分はカットしながら組上げました。各パーツは、船窓とエッチング製扉でディテールアップ。

 

 1/700と小さいだけに、塗装と装備品を取付けながら、艦橋の階層を積重ねていきました。手摺りもこの段階で取り付け、艦橋窓枠もエッチング製に取替えてあります。最上部の方位盤下の主砲指揮所は、パーツになかったので、1/350方位盤を改造して設置。

 製作した艦橋を艦体に載せてバランスとシルエットを確認。艦橋後方の出っ張りも不要と分かったので、最終的にカットすれば、艦橋の完成です。

 煙突部分は、①吸気口下部にプラ角材を付け足し、②第1煙突支えをエッチングに交換、③ジャッキステーの代わりに解し銅線を巻き付け、④排煙仕切り板を追加、⑤煙突頂部をエッチングパーツに交換、⑥白線帯は水道用補修テープをカットして巻き付けて表現。第2煙突基部は、よく分からない部分があったので推測で製作。

 後部マスト基部と煙突間の構造物も、図面を見ながらそれらしく作ってみましたが、分からない部分も多く、多々間違いがあると思います。

 仮組みですが、出来上がった各構造物を艦体に載せて、うまく収まるか確認。前部は単櫓なので、真鍮線で置換えています。

 再度全体フォルムをチェック、シンプルながらスマートな近代重巡の艦容がそれなりに再現出来ているようで、一人悦に入ってます。主砲は流用出来ますが、高角砲は単装なのでファインモールド製の別パーツを使用する予定なので、早速発注しました。

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幻の条約型重巡①

2022-07-09 | 700艦船大戦艦

 少々物騒な世の中、慎ましやかに平穏に暮らせる日々がどれだけありがたい事か・・・さてメンフィスの方は、透明パーツのマスキングシート待ち、客船の方は船室手摺りを2∼3枚ずつ作るのが気力的に精一杯なので・・・

 

 以前製作した1/350妙高では、技術的に安易な1次改装後の艦型で完成させましたが、用兵者側の横やり(設計者遣英時を狙って)で魚雷発射管を中甲板に搭載したために不足した兵員室が上甲板上に増設された新造時ではなく、設計者の当初描いた艦型をどうしても作りたくなって、気分転換で製作を始めました。

 キットは、少し古いハセガワ製・・・一番新しいフジミ製が入手出来なかったのでやむなくchoiceしましたが、初代に比べると雲泥の差。まず、舷側パーツのバルジ部分と増設された上甲板上の構造パーツをカット・・・バルジは舷側が面一になるように接着し直した後、ひたすら磨きました。

 

 使った資料は艦模スペシャルと光文社文庫のみ・・・詳細に調べるのが苦手なのでいい加減なところも出て来そうですが、全体の雰囲気が再現出来ればよしと割り切ってます。

 

 困ったことに甲板パーツは増設された部分も含めた一体パーツだったので、5パーツに分解。各パーツ断面を微調整しながら接着、甲板も全通型にしました。書けば2行の作業工程ですが、この時点までソコソコの時間が掛かってます。

 甲板接着後、接合部を面一にするために鑢掛け、さらに削った排水管等を0.5㎜プラ板で作り直しました。上甲板上の兵員室増設で排水量が増えた(計画時の110%)そうですが、今回は増設部分なしなので、喫水線が上がると想定し、キット付属の艦底板は舷側と一体化させ、新たに艦底板を0.5㎜プラ板で製作。

 

 甲板のリノリウム部分は、ハセガワ製のシートを使用・・・シートを徐々に貼りながら、甲板上構造物部分にデザインナイフで切込みを入れ、シートを密着させ、余分なシートを切取る作業は疲れますが、甲板を塗装してリノリウム押さえを塗装するよりは楽と割り切ってます。これで艦首のシーアと中央部から艦尾にかけて下がっていく(重量軽減のため)天才的な設計の甲板カーブが再現出来ました。次は艦橋部分か煙突部分の製作に続きます。

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同い年の国産巡洋戦艦④

2022-02-23 | 700艦船大戦艦

 週末には少し暖かくなるという予報・・・期待してしまいます。

 ようやく主砲まで辿り着きました。この時代の巡洋戦艦は、艦体と主砲塔だけがその後の時代でも通用するフォルムを持っているようです・・・艦橋含めた艦上構造物は、前時代のまま・・・過渡期ですね。

 舷側の短艇類も取付け・・・迂闊に触れなくなるので、この後の作業は慎重に・・・

 

 艦尾には支柱を介して、スタンウォークの天幕(ギリギリまで薄く削ってます)と艦尾旗竿を設置。白い天幕はいいアクセントになってます。

 

 白がいいアクセントになるので、艦橋とマストにも防水布や天幕を設置。防水布はいつも通り、水道栓修理用の伸縮テープをカットして使用。

 舷側の短艇には、揺れ止めを設置・・・細くカットした画用紙です。

  

 パーツの取付けが終わったところで、缶スプレーに固定して張線開始・・・写真では見えませんが、これもいつも通り諄くならない程度に簡略して行っています。

 

 先に英巡洋戦艦に続いて、同い年に竣工した国産近代巡洋戦艦がようやく完成・・・若い頃は新鋭艦や有名艦ばかり製作していましたが、歳を取ると建艦の流れの中でエポックメーキングとなった艦やいささか古い艦容の艦に愛着を覚えるのは不思議なものです。

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同い年の国産巡洋戦艦③

2022-02-16 | 700艦船大戦艦

 またも寒波襲来・・・今日も昼間から雪が舞ってました。

 今日は3回目のワクチン接種・・・抗体価が高くなるとのことなので3回目はモデルナで・・・近場の医院等は半月待ちとのことなので、初めて大規模接種会場で接種しました。予約も前日に取れ、会場も混雑なく一安心・・・後は副反応待ち・・・出なかったら歳と云う事で、それはそれでまた問題。

 さて艦船modelは、艦橋の製作から・・・この時代は防弾司令塔と開放デッキのみの簡単な構造・・・艦体に取付ける前に手摺りや装備品を事前に取付けておきました。

 

 出来上がった艦橋を艦体に取付け・・・後の時代の戦艦と比べると存在感はまるでありませんね。

 

 短艇類も塗装、短艇のモールドもファインモールド社の別売パーツと同程度なので素組みに塗装で十分見映えがします。

 短艇類を艦中央部甲板に搭載・・・オール代わりに塗装した真鍮線を追加してアクセントに・・・

 前後マストもキットパーツで十分・・・3本が合わさる部分は斜めにカットされていて、合いも抜群、ほぼ段差なくクリーンに仕上がります。

 

 前後マストの下段部分を艦体に設置。梯子のモールドがあるものの、やや浅いのでエッチングパーツに交換しました。さらに前部マストに張線、短艇類に固縛帯(マスキングテープ)、探照灯台を取り付けました。

 艦中央部の製作が、粗方終わったところで、甲板外縁部や舷側の手摺りを取付け。

 先に製作した同い年の英巡洋戦艦と並べて記念撮影・・・国産巡洋戦艦は一回り小さいかな・・・と言う感じですが、英国製の金剛をお手本に国産化しただけあって、同じ血統の何かを感じますね。

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観艦式2022

2022-02-12 | 700艦船大戦艦

 今週は穏やかな週末・・・このまま春になれば・・・まだまだこれから冬本番ですね。

 一足早く、長女からチョコの贈り物・・・coffeeのお供に大事に一粒ずつ頂きます。

 意を決して、1/2月分のお小遣いを叩いて、アクリめいとさんの艦船モデル用のアクリルケースを購入しました。今回は、洋上stage型にして海面高さを100㎜嵩上げしたtypeを選択・・・元は1/350大型艦用ですが、1/700艦船を収納するのに使いました。

 

 増えた1/700艦船対応として購入したので、これを機会に虫干し。英海軍艦艇です。

 

 日本海軍艦艇・・・製作数を控えている積りでも少しずつ増えてきました。

 

 日本海軍艦艇(明治期~1916)です。洋上stageに並べての艦列・・・なんともいい感じです。

 洋上stage型にしたのは、下部にも艦艇を収納するため・・・今後艦艇がずれたり、相互接触がないように何かstopperかspacerを取付けなければいけませんが、一挙に10艦程度がケースに収まるので埃対策も万全です。

 

 海上自衛隊の艦船群・・・過去に製作した基地baseも幅を合わせてあったので、選択可能。

 

 海上保安庁の巡視船・・・もう少し増隻したいものです。

 最後は現代型空母・・・さすがに収まりません。今回購入したのは幅170㎜ですが、別に220㎜typeもあるのでそれなら余裕で収まりそうです。それでも1隻がやっと・・・現代型空母の巨大さを実感しますね。片付けをしただけですが、何となく観艦式っぽいので記事にしてみました。

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同い年の国産巡洋戦艦②

2022-02-11 | 700艦船大戦艦

 久し振りの好天、世間は3連休ですが、爺のする事は毎日一緒です。

 

 艦船製作は、木甲板シートの貼付けから・・・この純正シート、リアルですが薄過ぎて、取り扱いは難物です。シートの一部が切れたりするので、修正貼付けするのに時間を要しました(呉軍艦色に塗装した甲板部に貼ったので、下地色が薄く透けたのも想定外でした)。

 

 それでも甲板上モールドとのフィットネスは抜群で寸分の狂いもないのは流石です。甲板を貼り終えた後、主錨チェーンを取付け。

 木甲板シートには艦橋部分のパーツもあるので貼付け、探照灯移動用のレール部分も抜けているので、きっちり貼る事が出来れば、文句のつけようがありません。

 煙突周りの台座にもラッタルや手摺りを先に取付け。

 さらに甲板上の小物類を一挙に塗装・・・一つ一つが精巧ですが、余りに小さくてゲート処理に一苦労。

 先に塗装した小物類を甲板上に取付け・・・写真では小さ過ぎてよく分かりませんね。

 

 小物類の取付けを終えたところで、煙突周りにも手摺りを取付け・・・艦船モデルは各パーツやエッチングパーツが繊細なので作業手順はいつも迷いますが、今回は奥になる部分から手掛けていきました。

 艦尾にはこの時代が恐らく最後となるスタンウォークも設置・・・パーツには天幕部品もあるので楽しみです。

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同い年の国産巡洋戦艦①

2022-02-09 | 700艦船大戦艦

 寒さも底の如月、あと一ヶ月すればオミクロンも含めて、明るい兆しが見えてくれば・・・と

 Zレイアウトと同時並行で製作している艦船モデルは、カジカ製品の比叡1916・・・先の英巡洋戦艦と同い年生まれとあって作り始めました。

 パーツはシャープで、どこかフライホーク製品と同じタッチを感じます。全体に繊細でモールドも素晴らしく見惚れてしまう出来です。舷窓も深くて、新たに開口する必要がありません・・・ただパーツ切離しやゲート処理で破損しないか心配でもあります。

 

 早速、舷側の防雷網吊り下げ用のデリックの切離しと取付けで2本破損してしまいましたので、真鍮線で代用しました。ここは最初から全てを真鍮線で置換えた方が簡単だと感じました。

 煙突のジャッキステーは、解した銅線で代用、排煙仕切り板はこの時代無かったそうですが、煙突がスカスカなので取付けてみました。

 製作した煙突を上部構造物に取付け・・・塗装は呉軍艦色で少し明るめに。艦体の方は邪魔にならないランナーはそのまま補強用に残してあります。

 艦体に副砲を取付けた後、甲板部を流し込み接着剤で接着・・・煙突も設置しました。写真でも分かるように甲板上もモールドも素晴らしくて感動します・・・子供の頃の真っ平な甲板やWL初期の甲板と比べると造型技術の進歩に隔世の感がありますね。

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1916年生まれの巡洋戦艦③

2022-01-29 | 700艦船大戦艦

 近くまでオミクロン濃厚接触者の気配が・・・しばらくは近所のお散歩と最低限のお買い物で済ませる以外、自衛策はなさそうです。製作の方は・・・

 

 ここで迷彩塗分けの修正・・・救命ボートや砲装関係も微妙に塗分けてます。さらに前後部マストに張線を実施、艦船モデルは完成に近づくと、触れる部分が極端に少なくなるので、いつも試行錯誤しながら作業工程を模索しています。

 

 機銃(単装/連装)に主砲も装備しました。主砲は防水布部分が分割されていますが、合いも良くピタッと決まりました。写真では通常の機銃無し第2砲塔を余剰の機銃座付き砲塔に置換えています。

 

 ポンポン砲はファインモールド製に交換、キット付属のパーツと比べるとその出来は一目瞭然・・・ちなみに弾帯部分はゴールドで塗装したマスキングテープを貼付けて、アクセントにしてみました。

 ポンポン砲を砲座に取付け・・・いい感じです。

 

 艦載機のウォーラスも迷彩塗装で仕上げ・・・翼間支柱とプロペラはエッチング製パーツに交換してあります。

 

 クレーンもエッチングパーツに交換・・・繊細なトラス構造にフックや作動索まであるので、製作には集中力が必要ですが、出来は期待を裏切りません。

 

 残りの張線を実施し、ホワイトエンサイン旗を掲揚して、ひとまず完成です。初めての迷彩塗装に戸惑いましたが、なんとなくコツや作業工程の感触は掴めたように思います。

 完成後、現代の航空母艦と並べての記念撮影・・・一昔前の巡洋戦艦も小さく見えます。

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