ちーろぐ

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栗東新駅問題④『急展開!土地取得に黒い影』

2006-09-22 02:34:27 | 税金ウオッチャー
滋賀県栗東市新駅建設問題が急展開しています。
栗東市が新駅設置に伴って行おうとする「土地区画整理事業」
において、現在に至るまでの土地取得に当たって
不当に高額な取引がなされていたことに対して、新駅建設の中止
を求めて意見書が提出されました。

今回滋賀県に対して意見書を提出したのは、
大阪の谷澤忠彦弁護士を中心とするグループです。

主な意見書の内容は
●93年~03年までに取得した11箇所5ha
   (道路や公園の一部として取得)
 のうち、特に面積の大きい1万5千平方メートルについてです。
 木材会社から購入したこの土地は、
当時28億9千万円(一坪当たり63万円)で市公社に取得されました。
 しかし、移転を求めるにあたって、代替地として用意した
市外の土地を簿価より約10億円安く売却した損失分や、
移転保障費用としての約10億円
 金利などが加わって、現在で簿価は55億7千万円になっているのです。
 これは、現在栗東市が示している全体の取得額の
ほぼ半分を占めています。
 一坪取得するのにかかった費用は、なんと122万円と言う計算になります。

 地元の方に伺うと、事実上の売買価格は一坪約10万円との事でした。

 一体どんな感覚でこのような売買が成立しているのかも、全く
 理解できません。
 
このような例は一箇所ではなく、実際の売買の3倍以上の簿価が計上
されている土地もあります。

この簿価に隠された錬金術が暴かれるのは、
恐らく時間の問題でしょう。
公社が土地取得を行い、それを市が買い上げる時に
何らかの操作が行われていることは明白です。

栗東市長はこのままでは選挙は戦えないと、
緊急調査を行うと表明していますが、
本当に知らなかったのでしょうか?

要望書を受け取った知事が民意を味方につけて、英断を下す日が
近づいたように思います。
それにしても、税金って超デフレ嗜好で使われるのですね。。。


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