ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

上甲塾長勉強会IN堺 その3

2006-12-21 00:47:44 | セミナー
★『日本一元気な商店街 佐世保商店街』のお話。

日本中に蔓延する商店街の元気ダウン症候群に侵されつつあった
佐世保商店街に新たなる危機が迫った。

すぐとなりに大手郊外型大型ショッピングセンターの建設が
決定したのであった。
その名も「イオン」であった。

【4ケ町商店街】【玉屋】【3ケ町商店街】

このように並んだ、たて11M 全長2Kmの佐世保商店街の
問題は、とにかくこの3つの商店街が長年いさかいの絶えない
仲の悪い集まりだったことだった。

しかし、もはやいがみ合うことなど許される場合ではない!

この「危機感の共有」が原動力となって、今こそ力を合わせようと
仲の悪いもの同士が集まって「一体」となり対策を講じることと
なったのでした。

4ケ町を・・・「4」
玉屋を・・・・「0」
3ケ町・・・・「3」 と置き換えて、
商店街は『403サルクシティ』と名付けられたのであった。

大型店への対抗策は、ひたすら「小口ばら売り作戦」
少子高齢化社会の中で、必要量を買うことに特化した商店街の誕生
であった。

いがみ合う商店街店主の心を一つにしたのは、403サルクシティ開店時に
行われたテープカットであった。
たてわずか11Mにテープを張るのではなく、なんと!間口2Kmに
長ーいテープを張り、その前に商店街店主が一列に並び、一斉に
テープカットが行われた。

みごとな発想の転換を可能にした佐世保商店街は、今や次から次へと
アイディアを出し続け、日本一元気な商店街に生まれ変わろうと
している。



「危機感の共有」・「一体感」

上甲先生は、ここに商店街再生のポイントがあったと教えて
下さいました。

いがみ合うもの同士の間に横たわる「本質」を探り出し、
一緒に行動する人と人との間に『大義』を見出してこそ
目先の障害を乗り越えることができること教えられました。

この『大義』を見出すのが大変です。
自己主張や、己の損得に縛られては、「大義」を語ることも
共有を求めることも出来ないと痛感しました。

そうだ!そうなんだ!
「みんなが幸せになってこそ、自分も幸せになれる」
このように考えて、行動できてこそ、「大義」に目覚めることも
出来ると胸む勉強会でした。

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