ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

愛に遠くあれど、愛深く

2006-06-30 19:17:19 | つれづれに
北朝鮮拉致問題

こんな言葉では決して伝わらない悲しい事件。
しかもその悲しみは最も卑劣な形で続いている
ことを思い知らされた会見が行われました。

横田めぐみさんの夫「金英男」氏によるこの会見は
本来の北朝鮮と日本という純然たる国家間の問題を
拉致被害者(韓国)と拉致被害者(日本)の問題に
すりかえた。
なんて卑劣なことでしょうか。

自分は拉致被害者ではないと英男氏に語らせ、
しかも横に家族を同席させている。
愛する妻についても「めぐみ問題」とまるで他人事
のように淡々と説明をさせている。

まさに愛のかけらすら感じられない会見だったように思います。
この会見を日本の横田夫妻が聞くであろうことを、
もちろんわかった上でのこの会見に、私は、憤りを通り越して
胸が締め付けられるような思いに襲われました。

「茶番劇」
このように横田夫妻は語られていたが、
一ヶ月前英男氏家族(母と姉)が来日した折の印象から
このような結果になることは、十分予想しておられたようでありました。

怒りを押し殺しながら、言葉を選び語られる
横田ご夫妻のお姿ではあったが、
言葉すくなにされていたお父様を見ているだけで
涙が溢れてしまいました。

最も愛に遠い国・・・北朝鮮
人権がない、そんな言葉では決して表現できないと思います。
人間が本来、本能的にもっている愛すら許されない国
それが、北朝鮮なのです。

そこへただひたすら愛をもって、信実の光のみを頼りに
戦っておられる横田ご夫妻をはじめとする、拉致被害者家族の
皆様の思いが届くことを祈るしかないのでしょうか?

政治的決断と主体的解決を願います。