序章 アジア・太平洋戦争の長期化(行き詰まる日中戦争;長期戦への対応の不備―歯科治療の場合 ほか)
第1章 死にゆく兵士たち―絶望的抗戦期の実態1(膨大な戦病死と餓死;戦局悪化のなかの海没死と特攻 ほか)
第2章 身体から見た戦争―絶望的抗戦期の実態2(兵士の体格・体力の低下;遅れる軍の対応―栄養不良と排除 ほか)
第3章 無残な死、その歴史的背景(異質な軍事思想;日本軍の根本的欠陥 ほか)
終章 深く刻まれた「戦争の傷跡」(再発マラリア―三〇年以上続いた元兵士;半世紀にわたった水虫との闘い ほか)
将兵らの手記などにも、けっこう色々と描かれているものだな。
それらを丹念に拾って紹介していることで説得力が増している。
『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』予想を超える厳しい現実に直面した兵士たち - HONZ
吉田裕『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』 - 紙屋研究所
戦場で受けたショックから、その後の一生を精神病棟に暮らした(のかもしれない)男性に会ったことがある話。
空飛ぶ籠で辛い思いをした若者たちに捧げた~『ブラッカムの爆撃機』 (お食事中の方はちょっと・・・) - 真似屋南面堂はね~述而不作
日本の軍隊 兵士たちの近代史 吉田 裕 著 2002/12/20 - 真似屋南面堂はね~述而不作