自分パワーもくもく

ハンドワーククラブにて。

いろいろと新しい材料も携えて向かう神戸へ。
この前日本紐釦でいろいろ買ったので。私もちょっとウキウキしてる。
それに今日は新しいジャンルに入る日。いつも温かくなってきたら羊毛から染めへ少し転換してみる。
昨日採集したヨモギを鋏で切ってネットに入れて煮だして絹の布を染める。染料がきっと余るので羊毛も少し染めておこう。時間が限られているので煮だしながら染め。
煮だしているとみんなが「いい匂い！」とうっとり和やかになっている。ヨモギパワーすばらしい！
草餅の話や肌に良いと言う話などいろいろヨモギ談義が広がる。

　　　　　　　

あらかじめミョウバンで媒染してたので黄色っぽい色になった。
同じ絹でも布によって染まり方が違う。それも面白い。染まった布も良い匂い！みんなで嗅いでみる。
次回もヨモギを煮だしてもっと濃い色にしたいのだそうだ。やってみましょう。とにかく草刈りが始まるまでは無尽蔵に材料がある。

　　　　　　　

音楽を再び始めたくて買ったオカリナ。その紐とケースを作っています。
とても素敵なものが出来ました。森の妖精が持っていそう！素敵だなあとみんなで言う。少し吹いてくれた。ちゃんと吹けてたのに「まだまだ！」なんて言ってる。いいねえ。オカリナ。

　　　　　　　

この前作ったドアノブのカバーに刺繍をしようと言う事に。
彼はビーズ刺繍が素晴らしいのをみんな知っているけど、刺繍そのものも素敵だとわかった。そして楽しそう！これからどんなてんこ盛りな刺繍作品が出来るのか楽しみ。
彼はいつもどんなものが作れるか考えているらしい。それで思いつくままに作っていて、みんなから「家中手作りのものでいっぱいなんちゃう？」って言われてる。そうだと思う。自分の暮らしからずんずんと自分の力と空気で満たして行く。素敵だと思う。毎日自分の素晴らしさを味わうことができる。
それはハンドワークの一つの働きだと思っています。

　　　　　　　

染めについて、今までやって来た靴下染めや手ぬぐい染めもやってみたいと言う声も。
草木染めも続けましょう。
何年も積み重ねて来たのでみんなの気持ちが一緒に膨らむ。
このウキウキがとってもいいと思う。ある意味薬よりも効いてるんじゃないかな？


そうそう、今日初めて午前中に院長先生がハンドワークに来ました。
背の高い白衣を着た人が来てみんなびっくり。それでもみんな普通に自然に作業していました。
院長、とっても不思議な人です。カリスマなのに普通。クリニックでは絶対的存在だけど空気のような透明感で必然感。それとパワー。私が患者さんたちといろいろ相談しているうちにするりと場を外されて診察に戻られた。ちょっと緊張したけど楽しいひと時だった。観て貰えて良かったです。

いろんな人がいろんな体調で好きなものを好きな時間帯に自分のペースで作る。
この環境がとっても素敵だと思う。何年たっても毎回が大切で新鮮。