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季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ありがとう!北九州!

2017-01-14 21:20:43 | 旅 Journey
長崎3日目、最終日。
今日も朝早くから行くところを決めた。
長崎には大きな美しい教会がいくつもある。その中の一つに行きたいなと。
それで浦上天主堂に行くことにした。
寒波がやって来てとっても寒かったけど駅から歩いて坂を上って行く。

       

       

朝早いから誰もいない。入るとロープで区切ってあって、後ろの通路にしか入れないようになっている。信者さんだったら入ってお祈りして貰えますって書いてあるんだけど。それでじっとロープの後ろから教会をゆっくり観て神様の事を考える。
私は洗礼も受けてないし信者ではないけど、キリストの事は信仰していると思う。そして教会に行く事の大事さもわかる。
この前、オーストリアで大聖堂に行った時に2回とも神聖な体験があったので。
やっぱり大きな教会って特別に神様と繋がれるように出来てるんだと思う。オーストリアのうちのお母さんもそう言ってた。
でも私には仏教も神道も大切だから信者にはならないんだけど。
なんだか他の神様に祈ったらダメだって言われるのが困る。私の中ではそれぞれの神様は問題なく共存していてともに神聖です。

そうしてじっとしていたら、教会の人が来て、「お祈りをご希望ですか?」と聞く。「はい。でも洗礼は受けてないんです。」と言ったんだけどそれでも良いんだって中に入れてくれた。
良かった。嬉しかった。
周りの美しいステンドグラスを観ながら前の方に行って、席に座って前の神様を観ながらいろいろな事を想う。
この一連の旅行に来れた事、会えた人たち、話した事柄などいろいろな巡りあわせの奇跡的な一瞬一瞬を想う。
そうやって受け取った喜ばしいことをもっと喜ばしく、温かい光が私の中に流れ込んでくるように感じ
悲しく重苦しい事はやわらかくほぐされて塊が流れ去って行くように感じた。
やっぱり神様はいるな。

寒い日だったけど温かく柔らかい気持ちになってお御堂を出る。

もう一度友達に会って美味しいものを食べる。
今日の練り物はこれ。ちゃんぽんが入ってるのとイワシの。長崎の練り物は分厚くてとっても美味しい。

       

友人とまた会って話す。いろいろと大変で心配もあるけれど、彼女が少しでも元気で居て欲しいなと思う。

駅前からリムジンバスで空港に行って飛行機で大阪に帰る。
大村湾が美しい。

       

1時間もかからないで帰って来るなんて早いなあと思う。
窓際の席でいろいろと地形を観ながらどこを通っているのか観察するのが面白い。
堺の上空だとこんなにたくさんの古墳がみえた。

       

そして大阪。帰って来たなと思う。

       

帰ったら熊本から麹の品物が届いていた。嬉しい。美味しく大切に食べよう。

       

北九州の魅力をたっぷりと味わった旅だった。駆け足だったし、もっといろいろと観たいところがまた出来た。
次は家族と一緒に来たいなと思う。
北九州。すごか~!たのしか~!おいしか~!また来ます!ありがとうみんな!




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旅の便利グッズ

2017-01-12 22:16:13 | 旅 Journey
福岡から長崎へはバスで。これもパソコンで予約した。快適でした。
着いたら駅のお店で食べる。皿うどん。この前はちゃんぽん食べたから、今度は皿うどん。私の大好物。
子どもの時、すごく好きだった。どこに行ってもどんな料理屋でもこれを注文してたらしい。

       

元々、この長崎の友人に会いに来ることが一番初めに決まった。
ご両親の具合が悪くて辛そう。それで会いに行く事にしたんだった。
そして九州に行くんだったら、会いたい人が他にも居ると思って連絡を取ったら、偶然二人ともタイミングがあったので会えたのだ。
ずっと気持ちはあったけど来れなくて、急に決まって会いに来るって、こんな事もあるんだな。

いつも大抵私の旅は、友人の家に結構長期で滞在する形。外国が多いけど。
今回は主にホテルでそして移動をする旅。これが私には珍しい。それで役に立ったもの二つ。

一つ目はキャメルバックの水筒。

       

普段もいつも持ち歩いてるけれど、旅行だと俄然威力を数倍にして発揮する。
なにしろ耐熱性でそして口が大きいのにほとんど漏れない。
普通はストローの付いた蓋がついて売っているんだけど、私はこのシンプルな蓋に付け替えている。これがミソ。

朝は、ここに紅茶のティーバッグを入れてポットで沸かしたお湯を入れて紅茶を淹れる。
そして外に持ち歩くのにいつも飲んでいる万能茶をお茶のパックに入れたのでまた作る。
昼間はそれを持ち歩く。
夜はこれにお湯を入れて湯たんぽにして足元に入れる。一晩中温かい。
後ろに見えているフェルトの水筒カバーが助けてくれる。
紅茶の温度が冷めないから美味しく淹れられるし
お茶は何時間も暖かいままだし
湯たんぽでやけどする事もなく朝まで温か。

キャメルバックのこのタイプの水筒とフェルトのカバーが黄金のコンビです。めっちゃ便利です。お勧め。セットにして売りたいくらい。

もう一つは星のトレー。
部屋に着いたら、時計とかアクセサリーを取るけど、それを置く所があったら良い。次の日にさっと着けられる。
博多の部屋にはあったけど、長崎の部屋にないなあと思って作ることにした。
妹に教えて貰った折り紙。厚めの広告やパンフレットなどの紙でそのまま切らずに折れます。綺麗な星の形。
綺麗だし便利だと思う。開くと平面になるので、そのまま持って帰る事も出来るし、使い捨てにも出来ます。

       

これが一度覚えたら癖になってずんずん作りたくなる。長崎の友人のうちでもたくさん作った。



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博多へ

2017-01-11 22:00:19 | 旅 Journey
博多に着いた。

       

博多の友達とは15年以上ぶり。
まずはラーメンを食べる。博多のラーメンは憧れだった。

       

とんこつラーメンの店の前がこんな匂いがするなんて知らなかった。大阪ではしないから。
食べてみたらやっぱり大阪のと違うと思った。やっぱり美味しい。
麺が細い。

ここがこの前陥没してたところ。

       

櫛田神社の私が注目したところはここ。きれいな木組みだなあと。

       

全体はこんな風。彫刻も素晴らしい。博多の人々にとって特別な神社だそうだ。お祭りの時にも大事な役割をするらしい。

       

近くの伝統文化館からのツアーで博多の街を案内してもらう。いろいろな話を聴きながら歩くと、いろんな事が深くわかって面白い。

あ、またしめ縄。大きいな、やっぱり違うな。

       

夕食は友達に居酒屋に連れて行ってもらう。
焼き鳥の盛り合わせを頼んだら、こんな風に、牛とか豚とかホルモンとかも一緒に来る。どれもうまい!

       

モツ鍋、初めて食べました。プルプルで美味しい!

       

友達とたくさん話す。
子どもたちの年頃が同じくらいなので、会ってない15年くらいのことをたくさん話す。
会えて良かった。また元気で会えますように。
駅の近くのホテルに泊まった。偶然空いているからと大きな部屋に変えてくれた。こんなことあるんだ。
一人だと勿体ないくらいのきれいな大きな部屋だった。

次の日はバスで長崎。



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北九州三都巡り 熊本

2017-01-10 21:18:11 | 旅 Journey
不意の流れで決まった。北九州の友達3人に合う旅。
熊本と福岡と長崎です。
まずは熊本から。
伊丹からANAで熊本へ。ANAの早割でホテルも取るのをこの頃使っています。ずいぶん安くなるのでびっくりする。パソコンから予約します。
今回はスマホでチケットを見せる仕組みを習得して、チケットも持たないですぐに搭乗出来るようになった。
ずんずん安く便利になる飛行機の旅。

空港で友達が待ってくれていた。彼女が取って置きのコースを準備してくれていた。
いろいろと下調べして、予約して、そんな作業が好きだと言う彼女。素晴らしい。
始めに行ったのは山の中にある一軒家。
囲炉裏の炭火で地鶏を焼いて食べる。
醤油のタレが絶妙の味付けで、ちょっと今までに食べた事ないくらい美味しい!
いつも美味しいものを紹介してるけど、ここのは次元が違った。もう美味しいとか言う言葉では表せないくらいの喜びでした。

       

満足して一路熊本市内へ。
水前寺公園では鯉と水取りに餌をやり

       

いきなり団子を食べました。
これは私がリクエストしたもの。前から食べたかった。
この芋は輪切りにしただけのものです。それに餡を合わせて小麦粉の皮で包んで蒸してあります。
素朴なものを創造してたけど、芋の実力をわかってなかった。この芋は今まで食べた事ない甘さです。調味とか要らないこの上品な甘さ!
いきなり団子、すごいです。

       

水前寺公園の茶室の前で見つけた。しめ飾り。なんと!賑やかな!
って言ったら普通だと友達が。住むところが違うと、普通も違うんだな。

       

そして熊本城へ。
熊本城。多くの城好きにとって日本一のお城だとずっと言われて来たので、是非じっくり観たいと長年夢見てたら、去年の地震。
ものすごく残念。それでも外からだけでもいいから観たいと思って連れて行ってもらいました。
もう外の石垣から随分と大きく崩れていてショックを受ける。手前の写真が元の形です。



お城は無残でした。今まさに立っている事自体がやっとという感じ。
本当に悲しい。思い入れがないのにこんなに悲しいんだから、熊本の人たちが身をもがれる思いがするだろうと思う。
20年かかるとも言われている。途方もない修復だと思うけど、美しくしっかりと復活するのを待ち望んでいます。

       

この城を観たのが加藤清正神社。お参りをしてふと見るとおみくじがある。
よく見るとなんともおおらか。自分でお釣りを取る仕組み。

       

車に向かう途中に振り返ってみる。
大きなクスノキにちょうど囲まれるように見える。
こうやって見てみるとクスノキの神様に守られてる気分になって「大丈夫だな」って思える。

       

そして少し行った所にある、友達の散歩コース。水前寺江津湖公園。
美しかった。街の中にあるとは思えないくらいに空気が気持ち良いなと思ったら、水はぐんぐん湧き出てる天然水だって。
地震の時は一時水量が減ったんだけど、ダイバーの方々が復旧をして下さってすぐに元の水量に。
そして街の人たちがこの水を汲んで生活に使ったらしい。
「ほんとうに水に恵まれてるんだってわかった。」と友達。当たり前にあると思ってたもののありがたさがわかると言うのはすごいことだなと話す。

       

熊本の街は随分復旧が進んで、さっと観ただけでは不都合はなさそう。大丈夫です。
地震の間はその子と仲間とでLINEで励ましあって、「治まったら行くからね」って言ってたので、行けてよかった。観れて良かった。

車で通る道で観るのは広大な畑。ニンジンがたくさん植えられている。
良く熊本の野菜を観るけど、ここから来てるのかと。なんか自然も畑も規模が違うな。

友達が選んで予約してくれたお宿がなんとも良いところ。私たちのための露天風呂まで付いている。
もちろん食事も豪勢で最高でした。
私が用意して行ったフェルトのキットを使ってがま口を作る。

次の日は山鹿と言う街の

       

麹屋さんに連れて行ってもらった。
味噌、甘酒、麹、酢を買ってうちに送ってもらう手筈をする。楽しみ。
ここは麹を作る過程や、それを使った製品のお店や作業場を観れるコースがあるらしい。いつか行ってみたい。

       

そして久留米で久留米絣などを見せて貰って福岡に新幹線で向かう。福岡から鹿児島の間だけで走っている「つばめ」と言う新幹線らしい。素敵なデザイン。中も豪華でした。一駅だけだったけど乗れて良かった。快適だった。

       

熊本。豊かな大きなところでした。
美味しいものもたくさん、温泉もいろいろあるらしい。まだまだ観たいところがたくさんあるので、また行きたい。








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湖東三山

2016-11-16 20:02:23 | 旅 Journey
夫と秋の遠足。
滋賀県の湖東三山に行こうと。

近江の秋を満喫。
思っていた通り、紅葉が見事。

       

夢のよう

       

これはフォトジェニックだわ

       

いい天気、たっぷり歩いていい気分

       

不思議なキノコとコケと落ち葉がシュール。

       

思わぬところに浮世絵。良い博物館でした。

       

近江と言えば赤コンニャク。

       

帰りに寄った道の駅マーガレットステーションの前に目を疑う光景が。
ひんやりとした空気の中に一面に咲き誇るひまわり

      

なんと、コスモスと一緒に咲いています。

       

夢の国に行ったような一日。
美味しいものも手に入れて一路大阪へ。

巨大観覧車とモノレールの取り合わせが今度はSFみたい。

       

湖東三山は一つ残しているので、また今度続きを。次は別の季節を楽しみにしています。

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ああ、宝塚!

2016-10-06 22:22:04 | 旅 Journey
初めて手塚治虫記念館に行った。
前から行きたかったんだけどちょっと遠いし。

今日はチャンス。用事で。
近づくといきなり火の鳥が羽ばたいている。

       

その足元にはハリウッドみたいに手塚漫画のスターたちの手形や足型とサインが。

       

手塚治虫の生涯を彼の作品と社会情勢と一緒に紹介してある展示。見ごたえある。
3階には蔵書が読み放題(今日は読めなくて残念)
地下にはアニメ体験が出来るスペースがある。

私たちは手塚漫画と共に育って生きて来たなと実感する。
また行ってゆっくりじっくり観たり読んだりしたいな。

良いもの手に入れた。夜行バスや飛行機で寝る時に使おうと思う。
着けてみたら、ふわふわで着け心地良いです。後ろのゴムの長さ調節もしっかりしている。

       
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どうぶつ王国

2016-08-31 22:23:31 | 旅 Journey
夫の有給休暇。
どうぶつ王国に行こうと。

神戸のポートアイランドにあります。ポートライナーの「京コンピューター前」って駅で降りてすぐ。
前は花鳥園って言う名前だった。その時は名前の通り鳥と花だけ。猛禽類が充実していました。
それが今はいろいろな動物がいるらしいので楽しみに。

夏休みの最終日と言う事で、親子連れが多い。

入ってすぐ、前と変わらない美しい広場。
ここで「繕う人」と言う映画の「夜会」のロケが行われました。

       

ドアを開けて入ったらすぐに頭上にいました。ジャコウネズミ。
ムーミンで「無駄じゃ無駄じゃ」っていつも言っている哲学者。
木の上で脱力しています。この様子が怠惰な哲学者ディオゲネスと重なったのだろうか?

       

睡蓮の池がそのままあって良かった。それでもなんだか前とちょっと違うかも。
アジアの睡蓮ばかりです。青の花が主で、水から飛び出した茎の上に咲く。
周りの花も合わせてこれはなんともスリランカそのもの。
スリランカ人の友達に写真を見せたら「スリランカかと思った!」って返事が。

       

カピバラが泳いでる。鼻と耳を閉じて。可愛い。

       

ナマケモノも木の上で寝てる。丸い。

       

丸いです。可愛い。

       

カピバラ、触れました。水の中で移動しやすいように毛が太く硬い。足が可愛いなあと思う。
葉っぱを買ってあげました。

       

外でショーが始まると言う。なんと牧羊犬のショー!
ニュージーランドから来た羊飼いの男の人が犬笛を吹いて犬に信号を送って羊を移動させます。
この犬はワンワン吠えて羊を集めている。

       

次に現れたのがボーダーコリー。
ボーダーコリーの羊のまとめ方は「目力」で低い姿勢で統制すると言うもの。静かで力強く、的確で素早かった。
羊たちも前の時より怖がってる感じではなく静かに移動してまとまってた気がする。しかも細かい動きも統制できるので、いろいろな芸になってた。
すごい。ボーダーコリーやっぱり素敵!

羊を返してからはボーダーコリーのフリスビー。
風が強かったけど、トレーナーの投げたフリスビーを遠くまで追って行って捕まえる。

       

この犬がまた茶色と黒のコンビネーションで短い毛の種類で賢くて、すごく良かった。
あ~やっぱりボーダーコリーが良いなあと。

羊たち。運動もして食べ物も良いものを貰ってるのが、観たらわかります。ここはスタッフがとても多く感じる。
ちゃんと世話して貰ってるんだなあと。観てるこちらも嬉しい。

       

他にもいろんな動物が居て、鳥も充実している。鷹のショーもあるらしい。
ペリカンの飛行ショーを観たけど、壮大だった。大きくて優雅だな。
鳥と動物満喫できた。なにしろ生き物との距離が近い。楽しかった~。


久しぶりに娘に会いたくなったので、買い物をしてうちに行って晩御飯を作る。
サツマイモご飯とナスのポタージュと豚肉の生姜焼きにスライスした万願寺唐辛子を乗せて。それとジャガイモのマリネ。
みんなでしっかり食べる。美味しかった!

       




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うまい、涼しい、熱い!

2016-08-04 22:17:05 | 旅 Journey
夏の旅行。
要点だけ。

前から行きたかった善光寺で、真っ暗な地下に潜って歩いた。

       

名物の蕎麦が食べられないから、やっと探し当てたレストランが感じよくてとっても美味しくて感激。

       

       

渋温泉の湯めぐり。

       

とにかく熱い!ダチョウ倶楽部状態。なんと56℃だって。
始めは知らなくて往生したけど、水で埋めて入る事を覚えた。
あとはあんまり熱かったら、薄めてちょっと足の先にかけてそれで入った事になるって。
9つも周る。

       

宿の女将さんの料理があまりにも美味しく。毎食感動する。野菜も自分で作ってる。ジャムとか漬物も全部。すばらしい。弟子入りしたい。

       

志賀高原があまりに美しく、天国のようだった。

       

蓮池がモネだった。大好きな睡蓮がこんなにたくさんの種類あってこんなに広く。夢のよう。

       

子猿が可愛い。

       

朝から温泉街を散歩。毎日たくさん歩いた。

       

名産の下駄を買いました。鼻緒を選んで足に合わせて付けてくれる。良いお店だった。
たくさんの果物や野菜も手に入れた。

       

毎日ひとつソフトクリームを食べた。木イチゴ、リンゴ、栗。

       

このところ、毎年長野県だけど、毎回良いなあと思う。涼しいし。
また来たい。長野県。いろいろ決めてたくさん運転して連れて来てくれた夫に感謝。







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鳴門で名画

2016-07-16 22:49:32 | 旅 Journey
甥っ子との美術館めぐりシリーズ。
今日は大塚国際美術館。徳島県鳴門。

日本一高い入館料。そして本物の絵が一枚もない。それなのに大人気!と言う不思議な美術館。

絵は全部陶器に彩色してある陶板です。
大塚製薬は鳴門の土を使ったその陶板製作の技術を開発したので、それを使って名画を再現しています。その再現力はかなりのもの。
ピカソの子孫が「こうやって保存して貰えたら、ほぼ永久に色が失われることなく保たれるので嬉しい!」と言ったらしい。


甥っ子はここのところ、偉人に興味がある。彼は興味があると言ったらずーっとしっかりとどんどん進んで行くので、今や偉人を元にして、世界中のいろんな時代の様々な分野の情報がどんどん彼に流れ込んでいます。まずは偉人の顔、そして何をやった人なのかを丁寧に大量の本やインターネットを駆使して調べ上げています。
いっつも偉人の事考えている。考えすぎて「オリジナル偉人」まで作る始末。なんじゃそれ?
それで芸術部門の偉人の作品をなるべくたくさん観れる所と思ってここに。

車やバスで行ったら、まず専用駐車場に停めます。そこからバスが常時出てるのでバスに乗って3分くらいで美術館へ。入口で駐車券を見せたら駐車料は無料になります。
入口が地下3階。そこから長~いエスカレーターに乗って着くのが地下3階。そこから地上2階までひたすら名画が並んでいます。

今回は2回目、1回目の体験を参考に。今回は一番下の階から観ます。前は上の階から観て、下のをちゃんと観れなくて残念だった。
一番下の階には古代~中世の展示。上がるほどに時代が新しくなって行きます。
入ってすぐの大きな空間がシスティーナホール。ローマのシスティーナ礼拝堂を実物大でそのまま再現してあります。

       

まあとにかくすごい大きい広い。迫力がある。
これはこんな風に観ないとちゃんと鑑賞したことにならない。この大きさで形のところでちょうど良く見えるように描かれているので。(たとえば曲線のところとか、見上げたらちゃんと見えるように絵を歪めて描いてある)
甥っ子はここだけでもう唖然としている。じっとず~っと観ている。
今まで観たミケランジェロの絵のいろいろを思い出しながら、あれがあそこにある!そこにも!って言いながら話している。
何回観てもマッチョな半裸の男性のてんこ盛り。
そりゃ司祭さんたちは毎日毎日マッチョマンのお尻を見せられて閉口するだろうけど、後になって描き加えられたぺらっとした布が余計に恥ずかしい感じになってると思うのは私だけであろうか?
ここがある意味この美術館の象徴ともいえると思うけど、ここには神様が居ない。あくまで美術作品として鑑賞する場。そう言う姿勢が一貫している。
でもそうだから遠慮なく心行くまで絵を観れる。感動を声に出したり指さしたり。

甥っ子にまだまだいっぱいあるから次いこう!と誘って次へ。

この階には古代の教会の再現もいくつも。しかもそのままの空間が立体で。
秘儀の間ってのもあったりする。秘儀の間のこの絵がオイリュトミーみたいだった。

       

世界中の教会の遺跡を観れる。やっぱりこれが面白くて、甥っ子たちも良く観てた。
もう一つ上の階と合わせて観ると、どれだけの教会を観れるかわからないくらい。
イコン、ジオット、聖フランチェスコだけ集めた部屋、グリューネバルト、ボス、ラファエロ、ルーベンスの部屋はネロに見せてあげたい。
受胎告知ばっかり集めた部屋が2つも。ここを観たらもしかして子宝に恵まれるかもしれないって思ったけど、妹が「いやいやお父さんいないからこれ」って。

上に上がるにつれて宗教色が弱くなって行って、人物画や風景がも増えてくる。
とにかく巨大な絵を再現しているところがすごくて、戴冠式や最後の晩餐、アテネの学堂が圧巻。作品によっては修正前と後の両方あったりする。
甥っ子はとにかく絵の中のどれがだれかを聞いてくる。聴いたことはあるけれど、全部は覚えてないのが残念。知ってたら良かったなあ。

陶器のような透き通る肌の再現がすごいので、透き通る肌の間もある。とにかくきれいな裸の女の人が部屋一面に。
やっちまったな~!って思って観る。夢そのもの。
他にもいろいろとやっちまった感満載。もしかして観る人が観たら怒るかもって思うところもある。そんな所だと思って見た方が良い。
ありがたいのとか宗教の事とか言いだしたら観れない。

小道を抜けて行った洞穴のような連続した真っ黒な部屋に、真っ黒な絵が並んでいる。作者の名前やタイトルなし。入口を確認したらゴヤの作だと。
この場所にこの設定である意味があるんだろう。ほんとうに背筋が震えるような恐ろしい絵。
調べてみたら「黒い絵」シリーズとしてあるらしい。
ゴヤが聴力を失ったあとに描いた絵らしい。その事は美術館の説明にもあったけど、あんまりその時はわからなかった。甥っ子が聴覚に障害があるので、妹がちょっとひっかかるなと思ってたってくらい。
聴覚って言うよりも、死ぬような体験をしてその後で描きたいものが変わったととらえて良いんじゃないかと思う。

中間にあるレストランがモネの庭に面してる。
この池の中に大きな広場があって、その周りに陶板のモネの大きな絵があるんだけど、暑くて乾いてて、あんまりきれいにみえなかった。あれはちょっと雨が降ってる涼しい日に観たら良いと思う。

       

途中で休憩しながらどんどん観て上って行く。
最後の2階は現代のものばかり。
ここらへんになると疲れてて、集中力が途切れる。さすがの私ももうあまり観る気がしない。
でもこれも計算済み。
現代の作品は日本に良く来るのもあるから実物を観る事ができる。
良く観るのとか自分が好きな人の作品はやっぱり実物と違うなあと思ってしまう。
だからそんなに観なくても良いかなあと私は思う。実物が来たらそれを観に行くのが一番良い。

とびきり古いもの、巨大なもの、風化が激しくて観ても元の姿がわからないようなものなどはここで観る価値があると思う。
遠くて観れないし、行っても観れないかも。

小学生の甥っ子たち二人が、嫌がりもせず全部作品を観て回ったのが偉いなあと思う。
甥っ子小は額縁とソファばっかり観てたけど。

観終わって、みんなで「えなみのうじょう」へ向かう。高速から鳴門北で降りたらすぐの所。
えなみくんはいなかったけど、ハウスの中を見せて貰った。思ったよりずっと広い。思ったよりキチンとしてる。
それでもトマトがジャングル。ズッキーニもジャングル。せっかく来たしと思って少しトマトを食べてみようと思ったら、蜘蛛の巣が多い。あっちにもこっちにも。
でもそれが良いんだと。余計な薬を使ってない証拠。害虫を食べてくれる蜘蛛を大事にしている証拠。

       

いくつか採ってみんなで食べる。木で熟したトマトのなんと美味しい事!これはなかなかない味。食べたら体に元気が補充される。

えなみくん。結局出かけてたらしく、うちにも居なくて会えなくて残念。
また行ってトマトをもいで食べて、たくさん持って帰りたい。海にも行きたかった。

大塚国際美術館。入館料は一人3,000円以上。会場を区切って1000円くらいで観れたら良いのになあと思う。
全部を駆け足で観るんじゃなくて、大きな作品の前のソファにすわって解説本など読みながら、心行くまでじっくりと観てみたい。














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ほおずき市とオランダの地域医療の講義

2016-07-10 20:02:23 | 旅 Journey
浜松町の朝。(東京って感じはこんなかな?って思って撮った)

       

駅にこんなのが。しょんべん小僧。十三にもあります。これも縁を感じる。

       

午前中に時間があったので、どこか行くところはないかと探してみたら、ちょうど浅草寺でほおずき市があるとわかった。
それで行く事に。
今日もまた山手線に乗る。都合昨日は一周しました。
まず上野まで。そして地下鉄銀座線に乗り換えて終点が浅草です。

降りて地上に上がってすぐに見えた。これこれ!

     

この大きい提灯の裏ってあんまり観た事ない。これです。下には木彫りの見事な龍がありました。

       

仲見世。朝早くてあんまり開いてない。

       

それがなんでも7月9と10日が特別な日だった。ほおずき市ってだけじゃなくてこの日にお参りしたら、46000回来たと同じ功徳があると言う日。
すごいなその数字、どこから?
そして一年でこの二日間だけ手に入るお守りもあります。それは雷よけ、災難よけのお守り。ほおずきを観てそれをゲットしないと!

       

ほおずき、普通は鉢植えです。たくさん売ってる。風鈴を買おうかと思ったけど、好きな絵柄がなくてあきらめた。

       

そしてお参りが済んで出てくると、素敵なほおずきを持った人が。どこに売ってるんだろう?って思うとありました。

       

店の人は開店したところ。あんまりほおずきが綺麗だから少し話をする。
そしたらどうしても買いたくなって一つ買った。
これを下げて歩くのが誇らしい。気持ち良い。江戸の風物を体験している気になる。
あんまり長いからリュックにつけて歩いた。きっと不思議な人に見えてたことだろう。

       

そして午後、ようやく目的の講座に参加できることに。
東邦大学と言う医大の校舎内で講座がある。
梅屋敷と言う駅の商店街を歩いて行きます。

そして聴いた話。それは「オランダの地域生活支援型医療」についての講義です。
オランダ。福祉ではヨーロッパでも特に進んでいる印象があります。その国の地域に根差す精神医療の実際をどうしても聴きたかった。

講師の方は日本人だけど、向こうで生まれて育った方で、講義は英語でした。(オランダ語じゃなくて良かった)
通訳の方も付いて、わかりやすかった。

なんでも精神病院の病床数と言うのは日本は世界でずば抜けて多いらしい。
世界は入院患者を減らす流れだそうです。
それは認知症の老人も合わせて。

地域で患者さん達のケアをすると言うこと。
1つはFACTと言う訪問型の医療について。
医師、看護師、ケアマネージャーやその他の医療に関わる人たちが直接患者さんのお宅に出向いて医療行為を行うと言うもの。
どんどん進んでいるらしい。難しい面も良い面もいろいろ聴く。

日本でも訪問の医師や理学療法士は増えているようです。これからまだまだ増えるだろうなあと思う。

もう一つは滞在型の治療施設。それは入院と違って、共同体で生活するという形態。
それにデイケアで通うと言う施設も合わせて説明。

建物の写真を観ると、建物もきれいだし、畑や庭やミツバチの飼育場もあって良い感じ。
シュタイナーの芸術療法と手仕事の作業が組み合わさった生活。みんなのリビングも心地良さそう。

先生やスタッフ、患者さん達の考え方や暮らし方を聴く。

興味深かった。
けど、不思議だと思ったのは私が働いているクリニックとあまりにも似ていたと言う事。
もちろんアントロポゾフィー専門の施設ではないのでいたって普通の形なんだけど、それでも先生の心構えやスタッフの考え方や行動の仕方がかなり共通しています。それで私には目新しい初めて聴いた話ではないような感じだった。聴くほどにクリニックがどれだけ日本だけじゃなくて世界的に観ても稀なところかわかる。
と言うのも、それを聴いていた精神科のお医者さんや看護師の方たちが「革新的で先進的で夢のよう!」と口を揃えて言っているので。
クリニックの院長が「うちは精神医学会では異端です」って言ってたのがわかる。それを実行しているところが本当にすごいなあ。

しかも質問の時にアルコール依存症の専門クリニックで働いていると言ったら、「そう言う極度の依存症の方はこの施設では扱う事ができないです」と言われた。
その言葉からもどれだけ難しい事をあのクリニックがしているのかが深く理解できる。
あの様式、形態、そしてそれを20年以上続けていると言う事。それがどんなにすごいことなのか。

院長先生の先見性と行動力。彼独自の哲学の深さと確かさ。ほんとにすごい。
そんな事を思いながら話を聴く。

そして私が計画していた事の浅はかさにも気付く。
このオランダの施設では患者さん達が作った木工作品やハチミツの商品を売っている。けれどもその売り上げだけで施設が運営されているわけではない。
殆どの費用は国から出ていると言うのだ。
その施設に半年も居たら復職できるくらいの精神疾患の人たちをそうやってケアと治療するだけでもほとんどを国に頼っているんだから、
もっと重い依存症の人たちの働きだけで施設を廻して行くのは無理だと。途方にくれる。
難しいし危険でもあるな。
また一から考え直しだな。

結局行って思ったのはその事。もう私の頭は白紙に戻った。
とりあえず今の仕事の中で精いっぱいやろうと心に思う。今の仕事の大切さがわかったんだから。

でもまああきらめないで何かの方向性を見出して行けたらなあと思う。
いつか何か出来ますように。ずっと少しずつ考える。









       
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