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季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

海で泳ぐ&流木拾い

2014-08-17 21:59:49 | 旅 Journey
夜は寒いくらいで、仕舞ってた寝袋をまた出してきて被った。
ぐっすり眠って起きたら、お天気!泳げるかも!
ここ徳島ではお盆を過ぎたらもう稲刈りです。周りの田んぼは軒並み黄金色に頭を垂れた稲穂でいっぱい。
もう稲刈りした田んぼも見かけます。天気が続いて地面がしっかりしないと刈れないらしい。それにこの雨、大変そう。

       

今度は子どもたちは水着に着替えないで向かう。また向こうに不穏な雲が見える。
それでも着いたら晴れてました。公共の駐車場も見つけたので、そこから歩いて松林を通って海岸へ。簡易テントを建てて日焼け止めを塗って、準備体操をしてから入ります。
水が冷たいかな?と思っていたけど全然でした。ちょうど良い気持ちの良い温度。濁ってるかと思ったけど、それもそうでもない。

       

子どもたちと海に入ってひとしきり遊ぶ。めっちゃ楽しい!怖がらないで無茶もしないで、楽しそうに遊ぶ子どもたち。波が少しあったので、それを見て来たら少し跳んで波に乗る方法を教える。浮き輪だったらそのまま浮いてたら大丈夫。
甥っ子兄は一生懸命覗きメガネで水中を観ている。魚がいないからちょっと残念。波が無かったら一緒に少し沖まで行って観れるのにね。

しばらくしたら上がって体を乾かす。
見渡すとものすごい流木の山が連なっている。良く観るととっても魅力的。こういうの欲しいと思っていたので早速探索に乗り出す。
妹も甥っ子たちと拾いに行ったら女の人に会ったって。その人が妹に「もしかして同じ趣味の人?」って聞いたそうです。それは「流木を愛する趣味」って事。「おうちにいっぱいあるの?」とも聞かれたらしい。その人によれば、ここでもこれほどの流木が見られるのはとってもラッキーなんだそう。私たち運が良かった。

       

台風と暴風雨の置き土産。こんなに素敵に木を磨いてくれて、波と砂のすごさと感じる。

       

子どもたちも気に入った棒でひたすら遊ぶ。甥っ子小はずっとニンバス2000って言う魔法の箒にして遊んでる。
帰りもずっと握りしめて離さない。これって言う棒に出会ったんだな、良かったな。

       

私たちは海の家とか使わない。砂と水を払ったらそのまま車のシートにビニールを敷いて家に向かってシャワーで軽く流す。
それで着替えて帰る。
体も気持ちもほっこりいい気分。
帰りに寄った産直の店がいつも通り良い感じ。いろいろ買って帰る。さっき食べたけど、枝豆がものすごく美味しかった。
妹が飲んでいた「徳島コーヒー(どこがどんな風に徳島なのかはナゾ)」のカップが良い感じ。

       

土地が広くて海も山もあって、食べ物も美味しくって良い!
子どもたちも楽しかったって。また来たいね!って話しながら帰る。
ほんと、また行きたい。徳島、まだまだたくさん行きたいところもあるし。
お世話になった友人、阿波農産の方々、ありがとう!また遊びに行きます!
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暴風雨

2014-08-16 21:30:01 | 旅 Journey
さあ、今日は海水浴の日!水着を着て車で海水浴場に向かう。去年も行った所。
すると途中から天気が怪しくなって、雨が降ってきた。海水浴場に着いたらもうすごい風と雨。
波が高い。誰も泳いでない。こりゃあかんわ。
水着を着て浮き輪を抱えた甥っ子が残念そう。それでも仕方ないのでどこか行くところを探す。
ガイドブックにあった「モラスコむぎ、貝の資料館、漁師さんの水族館」ってのに行ってみよう。



結構遠くて細い道をずんずん行った所にある。海岸沿い。ダイビングも出来るらしい。
あんまり期待しないで行ったんだけど、これが素敵な所だった。説明にもあるけど、徳島の木材を使うと言う目的で建てられたので、とても凝ってる。2棟が連なった感じで建ってるんだけど、とっても美しい。
展示室はこんな感じ。

       

オウムガイが綺麗。ゆらゆら揺れる様子が見てて気持ち良い。

       

展示がとにかくきれいでセンスがあって、面白くわかりやすい。またまたここの学芸員さんのすごさを感じる。
貝、きれいでした。
学術的な説明もわかりやすかった。
魚の骨を比較しやすいように展示してあったのも良かった。
貝・イカ・タコについての説明も。

甥っ子たちも興味津々でいろいろ繰り返し見る。触れる展示もたくさんあったので触ったり持ち上げたりして遊びながら楽しむ。
面白かったのはフグとハリセンボンの大きな標本のお腹が開いていて、それを頭に被って記念撮影できると言うコーナー。甥っ子たちが可愛い写真を撮ってた。竜宮城に居そう。

展示室を出ると、もう外は暴風雨。こりゃあかん。絶対入れない。

       

ホールの天井の美しいのをしばらく眺める。なんでも24角形に作ってあるらしい。シャンデリアも貝です。

       

床も私の好きな仕様。これ、関西大学のスロープもこうなってる。年輪がくるくる可愛い。綺麗。

       

雨と風が少し止んだので車に移動して帰路に。途中で道の駅を見つけて適当にお弁当を買ってお昼にした。
うわさに聞いてたけどやっぱり!ちらしずしに甘く煮た豆が入ってる。ほんとや。びっくり。これは食べなかった。サバ寿司が美味しかった。

       

帰って時間があったし、全然お腹が空かないので何かしようと思い、料理を丁寧に作ることにした。
南インドのチキンカレー。時間をかけて美味しく作った。
その後、温泉にまた行く。子どもたちはこの温泉が大好き。特に夫と一緒に入るのが楽しいらしい。夫も楽しそう。
私と妹が上がってから、随分してから上がってくるあの人たち。よっぽど面白いと見た。

さあ明日はお天気になりますように。また涼しい部屋でゆったりと寝入る。
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徳島へ

2014-08-15 21:10:24 | 旅 Journey
夏休みの家族旅行第一段。
徳島へ。
妹と甥っ子二人と一緒に。夫の運転する車で。
高速が結構混んでたので時間がかかった。
それでも甥っ子たちと休憩のサービスエリアを挟んでゆったりと。

行先は友達の家。もう3回くらい来ている。
余裕を見て来て良かった。着いたら最初にすることは片付けと掃除。
とにかく毎度毎度「工事中なの?」って聞きたくなる家の中。
3人で全力で片づけて掃いて拭いて1時間半。ものすごい汗をかいて、やっと私たちが過ごす空間がスッキリとした。
なんで掃除機ないんだろう?この前あったのに。
この始めの片付けの儀式が難だけど、それさえクリアすれば居心地の良い家なんです。とにかく広い。
一人で住んでるの、勿体ないくらい。

彼が働いている事務所、阿波農産に寄る。この前の台風でいろんな野菜がダメになって、今はオクラが残っているだけ、それも今の実りは少なくて、回復までに1週間くらいはかかるらしい。少しニラがあるんだと束ねていました。
その事務所には可愛い動物がいます。
ネコや犬、季節にはツバメなど。
私はその犬が好きなので、しばらく遊んだ。このミックス具合が可愛い!めっちゃ吠えるけど、やさしい子。

       

その後、近くに温泉があるのでみんなで向かう。お湯が有馬温泉だったら金の湯。淡路島にもあるから繋がってるのかな?茶色い濁りのお湯です。
鉄の匂いがする。塩の味もする。すべすべになります。良い湯!

晩御飯、餃子と作ることにして途中で材料を買ってきた。なんと180個。ひたすら作った。
だって働き盛りの男の人たちが他にも来るし、これくらいいるかなあと思って。
他にもオクラの四川風炒め物。そして活けの魚のお刺身やお惣菜の差し入れも。
それで結構お腹がいっぱいになって、餃子が半分くらい残った。ラップして冷蔵庫に入れてまた食べよう。
たれを味噌だれにして、美味しかったんだけど。

農業のこれまで、これからの話などいろいろ話に熱が入る。
私は安心できる日本で作った野菜をしっかりと食べたいなあと思いながら聴く。作る人が生きて行けるようになんとかならないかなあ。食べる人の健康も犠牲にならないような。
信じて、良いと思うものを買って食べるのが解決の一歩だと思っています。
買い物は対価と言うより、作って届けてくれた人に支払う心。支援する寄付みたいなものだと思う。
うまく回って行って欲しいな。

秋雨前線のせいか蒸し暑い。それでも涼しい気候。隣の田んぼのカエルの声を聴きながら寝る。

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奈良巡り・法隆寺~月ヶ瀬

2014-07-12 21:09:16 | 旅 Journey
今日は何も予定がない日。
夫が「どこかに行こう」と言う。地図を見て「法隆寺に行こうか!」と。
いいね!

高速で走ったら結構近いんだなあ。
私はこの前の秋に学会のお手伝いで来たんだけど夫はなんと高校生の時に美術の課題で一緒に来て以来だと言う。
昔!
その時はこんなにいろいろ見るところがなかったと思う。今は3か所の券がセットになっていて、西院と宝物殿と東院になっている。

塔。四方から中の仏像群が見れるようになっている。仏陀の歴史がわかるようになってるはずだけど、わかったのは北の涅槃の所だけ、それは高校の時に美術で習ったから。仏陀が涅槃に入って(死んで)それを手前の弟子たちが体も顔もゆがめながら嘆き悲しんでいる。その後ろできれいな衣装を着た人たちが冷静に見守っている。後ろの人は天の人らしい。死はこの世と天ではとらえ方が違うのだなあと思う。こっちとあっちだからね。去る方と迎える方。
あと、これを観て、「悲しい時の顔は昔も今も同じだなあ」と思った。そりゃそうだけど。

       

とっても暑い日だったけど、この木造建築の中にいると涼しい風が吹く。うまく作ってあるなあと感心する。
この回廊も気持ち良い。梁が少したわんで並んでいるのが美しい。柱も梁もこの少しの曲線が見た目にも力学的にも随分違う働きをしてると思いながら観る。

       

法隆寺、日本で一番古いお寺。文化と言う文化はみんな大陸から渡ってきた頃。建築も仏像も大陸色に満ちています。
宝物殿で玉虫厨子や百済観音、夢違い観音を観る。百済観音、せいたかさん。

夢殿を周って帰ります。
道が暑い。日光の反射がすごい。

       

涼しいものが食べたくなって、お寺の前の店で奈良の名物、吉野のくずきりを食べる。久しぶり。前に吉野に行った時以来。
子どもの頃、祖母に京都に連れて行って貰った時に八坂神社の前のお店で食べさせて貰ったのを覚えている。綺麗なうるしの入れ物に入って、ツルツルと美味しかった。くずきりは結構高いと思うけど、時々こうやって食べたくなります。夏の味。

       

法隆寺が終わったら次は温泉に行くらしい。すぐ近くみたいなことを言ってたからそうかと思ってたら、結構遠かった。月ヶ瀬。
お茶と梅の里。ここも私はこの前の早春に来たんだった。一面の梅が綺麗だった。
産直ショップで野菜など買う。大和茶のアイスがあったので食べた。噛んでみたら思ったよりお茶だった。それも抹茶じゃなくて普通のお茶。アイスだけどクリームっぽさが殆どない。あっさりしてる。美味しかった。(噛み跡があまりきれいじゃなくて申し訳ない)

       

売店で買ったのはこんなもの。この甘梅漬けが好きです。しょっぱ甘い梅を紫蘇で包んであります。このままお茶うけに食べる。
右の塩もみ赤紫蘇。ちょうど梅干しを漬けていて、赤紫蘇が出たら入れないと!って思ってたらこれを見つけた。このまま入れたら良いらしい。良かった。
この頃、子どもを産んでからずっと飲めなかったお茶が飲めるようになってきたのでお茶もいろいろ買った。
夏は水だしで飲んでみよう。ほうじ茶のパックが大きいのに驚く。

       

温泉は最近出来たばかりできれいです。今日は女湯は階段を上って行ったら小山の上に露天風呂があって、それが気持ち良い。
いつもながら一人用の信楽焼きの湯船が好きです。うちにあったらいいなあと思う。

気分よく機嫌よく帰る。
ベランダでは収穫を待っている野菜たち。今日の収穫です。

       

唐辛子は青いのがなかなかないので、こうやって早めに収穫して冷凍して次の一年使います。
夏は生で食べられる貴重な期間。今日もスライスして玉ねぎとトマトのサラダに入れた。
ゴーヤはこれから毎日のように食べます。
今日はこの前観たMoko'sキッチンの真似をして、ゴーヤを分厚く切って炒めたら美味しかった。
バジルも毎日のようにたくさん使えます。夏の野菜はベランダから。





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すいすいとスリランカの空気を連れて

2014-07-05 21:21:40 | 旅 Journey
支度をして友達の家を後にする。
滞在中借りていたシーツ。掛け布団です。
彼女のお母様が使っていたものと言う事。薄い布なんだけど、とても気持ち良く、柔らかく温かい。
良いなあと思う。スリランカの赤十字で配るものと一緒だそうだ。インドの布かスリランカの布か?

       

5日間の滞在の楽しかったことを振り返りながら友達とゆっくり話す。あっという間だったね、って。もっと長いと思ってたのに。
旦那さんも「もう少し居てくれたらいいのになあ。」って言いながら会社に行った。
「また来ます!」と約束した。

彼女のうちに行くのが今までいろいろな経路で行ったうちで一番安くて楽だった。
新幹線だと片道が13600円くらいでその上東京からまた電車賃がかかる。そして結構乗り換えで緊張するし歩く。
夜行バスは片道が7000円くらいと安いけど体力的にちょっとキツイ。夜行と言っても時間がかかる。
今回はLCCの飛行機とリムジンバス。往復で19000円でした。バスは1000円以上かかるけどそれだけ払っても良いと思うくらい早くて楽だった。バス停が彼女のうちから徒歩3分の所にあるので。歩く距離が殆どない。

帰りの高速から見えた東京スカイツリー。どんよりとした雲に頭を突っ込んで。

       

羽田空港に着く。大きい空港だなあ。

       

少しお土産を買ってお昼を食べて搭乗。
少し前に行かないとダメなので時間がかかるようだけど、それでも楽なので良いと思う。
チェックインもインターネットでチケットを購入したクレジットカードを機械に通すだけで出来る。その場で座席の指定も簡単に出来る。
なんて便利なんだろう。飛行機なのでペットボトルの水がだめだったりとがったものがダメだったりするけど、それだけの不便さ。
飛行機に乗ったら1時間で神戸に着く。

うちに着いてお土産を食べる。イカの姿焼きせんべいと舟和の芋羊羹。芋羊羹は久しぶりに食べたけどやっぱり美味しい!大学の時に友達が東京に行くのにみんなで頼んで食べたのを思い出す。

       

友達からのお土産はこれです。スリランカからの荷物を送ってもらうときに私の欲しいものを頼んだ。スパイスをつぶす臼と杵とココナッツの殻で出来たお玉。向こうでは毎日使うものばかり、とても安いんだけどものすごく使いやすい。

       

昨日食べたモルジブフィッシュサンボーラを作る。荒節と生節を使ってみた。たくさん唐辛子が入っています。味は美味しい。
生節を使ったのでちょっと水分が多かったなあと思う。

       

今日は良い魚のアラが手に入ったので、それで魚のカリーとさっきのサンボーラを使ったサラダ。

       

すぐに日本の食事に戻れない。思いつくものはスリランカのもの。それでも魚の良さがたっぷり味わえた美味しいカリーが出来た。
帰りに三宮のハラールフードショップで食材を少し買い足してきたので、また明日も習った料理を作ってみようと思う。
行った所は日本だったけど、ずっと英語で話してスリランカ料理を食べていたのでプチ留学の気分。
いっぱい仕込んだものをこれから生かしたくてうずうず。



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初 織部!

2014-06-08 22:19:52 | 旅 Journey
夜中、ものすごい雨だったらしい。
また遅くまで話し込んでぐっすり寝てたから聴こえなかった。
朝起きたら晴天。輝く青空。

       

今日は帰る日なので部屋の掃除をする。
そして食堂に行ったら朝食班による準備が出来ていた。

       

地元のお世話して下さる方の紹介で陶磁器の窯元へ。
ろくろを使っての形の作り方や焼き物の話などを丁寧にして下さる。
500年前の技法を再現する努力と成功の話、印象的でした。

       

物作りの仲間にはとっても刺激になる、ためになるお話。
そして「やってみたい人どうぞ!」と言われたのでろくろでの成型をやらせて貰った。
子どもの頃からテレビで観て、「いつかやってみたい!」と思っていた。
それが出来るなんて夢のよう。
見るとやるとは全然違って、回すのも形を作るのも難しい。それでも気持ち良く作業が出来た。
楽しかった!また機会があったらやってみたい。

たっぷりの充実した体験とお話の後、もう一軒の窯元へ。
信長・秀吉の話に良く出てくる織部。
たくさんの作品が所狭しと並べられている。ちょうど窯を開けた所でした。

       

しっかりじっくり見て、連れて帰るものを選んだ。ずいぶん安くして貰ったので、暮らしの中で使える。
本物を毎日使うのは何よりの贅沢だと思う。
手に入れたのはこんなのです。

       

名残惜しいけど、みんなに挨拶して帰途に就く。
また来たい、また会いたい。でも会えなくても繋がってる仲間。
いろんな人に会って、刺激も受けて「やっぱ、頑張ろう!」って心が熱く膨らんだ。
いろんなお土産と共に「やる気」も持って帰る。
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多治見へ

2014-06-06 21:25:35 | 旅 Journey
6年ぶりに羊仲間が集まる。
場所は多治見。初めて行きます。名古屋の向こうらしい。道中少し不安だったので友達と名古屋で合流。
名古屋までは近鉄。シートも広くて居心地が良い。新幹線と比べて時間が少し余分にかかって料金は少し安い。
名古屋で中央線って言うのに乗り換える。友達によると、このまま乗って行ったら信州まで行けるそうだ。
去年の夏に行ってとっても良かった信州。その山々に思いを馳せる。

そして着いた。初めて会う羊仲間に車で連れて行ってもらう。

滞在するのは修道院。そのロッジに泊まって講堂でフェルト講習。
晩御飯は美味しいお弁当。これ、小さく見えるけど30種類以上のおかずが入っている。どれも味が凝っていて美味しかった。

       

みんなで同じ建物に泊まって生活。久しぶりの羊仲間と会えでみんな嬉しい。
何年も会えなかったので、お互いの近況など話は尽きない。
夜遅くまでどの部屋も話し声が続いて、それでもそのうちぐっすりと眠る。
ロッジはログハウスでとっても気持ちが良い。
さあ、豊かなフェルト合宿のはじまりはじまり。       
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知の巨人に会いに

2014-04-30 22:26:13 | 旅 Journey
白浜に行くって。

高速に乗ってまず着いたのは「とれとれ市場」。

       

おっきな魚がお出迎え。マグロの解体ショーとかやってました。
和歌山だけじゃなくて日本中世界中から海の幸が集まって来てる感じです。

       

おいしそうなお昼。

       

面白い形の蟹。

       

お腹いっぱいになったら私のリクエスト「南方熊楠記念館」へ。
牧野富太郎氏と共に私の敬愛する人。

       

門から記念館までの道が良い。素晴らしい植物園です。
特にシダ類が充実。

       

ここ、熊楠だったら絶対入って行って登っていろいろ観察すると思う。

       

ここは南国。これ、スリランカにもあった。

       

記念館の前で羊のお出迎え。嬉しい!熊楠の十二支考にちなんで展示されてるらしい。たまたま羊だった。

       

初めてエコロジーと言う言葉を使った熊楠。民族学者でありながら博物学者でもある。多国語を理解し多方面の学問を制する知の巨人。
彼にまつわる展示がたくさん。
実際に粘菌も展示されていた。興味深い。形も色もさまざま、生態も興味深い。じっくり観る。
顕微鏡で観察できるコーナーも。いろいろな形の子実体。
変形体を顕微鏡で見たら、体内の原形質流動が観察できた。ひとしきり一方向に流れたらゆるやかになって止まって今度は反対に流れる。じっとしてるようで動いているのがわかる。その上キラキラととても美しい。
熊楠が粘菌に魅せられたのがわかる。

会館の屋上は素晴らしい眺め。熊楠が昭和天皇に生態系の事に付いて説明した神島が見える。

       

粘菌の本と熊楠の直筆のキノコの図のコピーと熊楠の本を買う。
子どもたちが小さい時に和歌山に来て出会った熊楠だけど、ずっと私の関心の中に。

近くの白良浜。夏とは打って変わっての静けさ。近くの温泉に入る。テルマエロマエに出て来そうな古式豊かな温泉でした。海が見える。素敵。

       

帰りもとれとれ市場に寄って買い物する。帰って調理。
ワラビの断面が美しい。

       

イタドリ。好きです。うす揚げと炊く。

       

これは徳島の友達の所からきた葉付きの玉ねぎ。葉っぱの所は夫が食べてしまってた。これを薄く切って多めのオリーブオイルと塩でじっくりと炒めて、玉子でカリッとふわっととじると「葉付き玉ねぎのフリッタータ」が出来る。イタリア料理屋のマスターに教えて貰って、何回も作ってるけど、塩とオイルだけとは思えないくらいの深い味。

       

フリッタータ、焦げた。でも美味しかった。なめこも買ってきたので味噌汁に。

       

ゴールデンウィークちょっとはずしてのお出かけ楽しかった。
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龍山ひつじまつり

2014-04-13 17:32:49 | 旅 Journey
浜松市龍山。二日目。
早起きできた。
散歩に行こう。

桜、散ったと思ってたのにこんなに咲いてるなんて。またお花見が出来るなんて。
なんて素敵なんだろう。

       

河原の砂にカモシカの足跡。爪の開き方で鹿かカモシカかわかるらしい。

       

鳥と人の足跡。

       

水がきれい。夏は良いだろうなあ。泳ぎたいなあ。

       

宿に帰ったらホールのストーブに火が入ってた。しばらく見とれる。火を観るのが好き。

       

レコードをいろいろ見る。このデザインが綺麗。

       

ホールはこんな風です。スピーカーが見事、大きい。

       

今日は針を違うのに替えて聴いてみた。また一段と味わいが増す。
クラッシックもあると言うので探してみたらあった。私の好きな曲。凄いと思うこれ。

       

それで聴かせて貰った。またもや感動の時間が流れる。第2楽章が好き。
でも聴きながら思った。前はこれが一番好きだったけど、悲しい曲だなあと。
今はそんなに悲しい気分じゃないので一番ではなくなってるかもしれないなあと思う。
モーツアルトの中でも男らしく悲しく力強い交響曲だと思う。

他にもたくさん聴かせて貰った。イルカのライブレコードや松山千春、などなど。
これ聴くだけでも来る価値があると思った。
でもこのお宿は今年の蛍の時期までらしい。ここも羊仲間の所と一緒で地域が浜松市に合併されるために経営形態が変わるので廃止になると言う。なんと残念。
「長野にでも行こうかなあと思う」とご主人。浜松をずっと北に登って行ったら長野です。わりと近い。
移ったらまた遊びに行きたいなあと夫と話す。レコード聴きに行きたい。
お土産まで貰って記念写真を撮って宿を後にする。
「もう宣伝はしてないんです」と言う。たくさん来てもご夫婦でお世話が大変なのかしら?
そんな中、突然の電話で私たちを泊めて下さって本当に申し訳ないけど嬉しかった。
して貰ったお世話を考えると全然元が取れてないと思う。出会えてよかった人たち、場所。
この恩はまた他に返そうと思う。

さあ、目的の龍山青少年旅行村(これも村って着いてるけど、牧場のあるキャンプ場です)。
途中、素晴らしい渓谷の眺めに見入る。

       

山ツツジが綺麗。

       

さあ、着いた。入場券を買って入って行く。こんな山の中にたくさんの車と人。
ここが釣堀。

       

すぐに静岡の羊仲間「やまんばさん」を見つけた。顔をみるなりお土産を頂く。たんぽぽの綿毛の飾り。
ブログでいつもきれいだなあと思って見てたから、頂いて嬉しい!

       

羊、もうここを引き払うので少ししか残ってないそうです。可愛い子羊もいる。

       

毛刈りショーが始まった。たくさんの人が集まって見てる。
スイスイと気持ちの良い毛刈りを感心して観る。これがどんなにすごい毛刈りかきっとたくさんの人たちはわかってないだろうなあ、すごいなあ。と思いながら観る。血の一滴も流れてない。羊も言う事を聞いて。セカンドカットもなし。さすがだなあ。

       

私はやまんばさんのブース「紡ぎ体験」のお手伝いに励む。
人に紡ぎ車での糸紡ぎを教えるのは初めてだから頑張った。
大人も子供もいっぱい来ました。教え方を工夫して紡いでもらう。出来た糸を貰った時のみんなの満足そうな笑顔!

       

合間に美味しいものを食べる。私はいつも静岡に来たら美味しいものしか食べたことがない。

       

午後の一番のイベントは「子羊レース」、長いパドックの端に子羊を抱えて連れて来て、向こうの母羊の所に駆けて行くのを観る。それぞれの子羊には色のリボンが付いていて、それを目当てにあらかじめ予想を建てて応募しています。
後ろから見てたからあんまりわからなかったけど、レースって言うより子羊たちはみんなでチョコチョコとお母さんたちの所に行って、和やかなレースでした。

       

終わってからも紡ぎの体験の担当に励む。
みんなうまいなあ。初めてでこんなに紡げるのだなあと感心する。
特に子どもたち。子どもたちのすごさには本当に感動した。
小学生中学年くらいの男の子。お母さんお姉さんの糸紡ぎを観ていてそして自分もやると言う。
それで座って貰ったらスイスイと紡ぎ始めた。綺麗な糸がどんどんできてくる。
終わって「あなたは素晴らしい手を持ってるから大事にして下さいね。」と言ったら頷いていました。
羊毛を送り出すのも難しいけど、踏み台を踏むのも結構難しい。リズムがつかめるまでは。
それで難しそうな人は私が踏んで、手だけ自分で動いてもらったりした。
最後の方に印象的な家族が。
そこも何人かの兄弟。ちびっこの妹一人。
順番に紡いでる。その間ずっとその小さい2~3歳の女の子がまわらない舌で「ここはどうしてこうなってるの?」とか「そうなってるからか~。」とかずっと話してる。もう面白くて楽しくて仕方ないって風。その熱意がずっと。お姉ちゃんたちが終わって最後に一人彼女。「紡いでみる?」と聞くと自信たっぷりに「うん!」と。
もちろん踏み台に足が届かないから私が踏む。そして羊毛を渡して始めは手を添えて紡いでみると…
なんと今までずっと紡いでいたかのような手つき。まったく迷いがない。スイスイ。
見ていて気持ち良いほど。
私はあまりにびっくりして唖然とする。

       

ものすごくうまいです!なんで~?
たぶん、子どもって頭で学ぶんじゃなくて仕草や動きの全体をそのまま模倣出来るんだと思う。それも見事なほどに。そしてこの子はたぶん特別。隣で見ながら、私は感動の嵐。すごいもの観た。
お母さんに彼女がどんなにすばらしいか伝えた。とても賢い素晴らしいお子さんですねって。
この子、これから先、何も心配ないと思う。この自信、興味、やる気。
良いもの観た。
お手伝いして良かった~!

大阪で手仕事を教えた人が浜松に住んでいて、来てくれたり。
静岡の別の羊仲間からお茶やTシャツを買ったり。
そんなこんなでもうお開きの時間に。

実は前にブログで「紡ぎ車使ってない人いませんか?」って書いたら、ここの大将がいくつか持ってて引き払うから行先を探してると聞いたので、一つ譲り受けに来ました。
それで良い子を連れて帰る。長い間使ってなくてみんなでいっぱい急に使ったので少し部品が切れてるけど修理したら大丈夫。それを。
大事な子羊を貰ったみたいに丁寧に車に積む。
そうそう、前に「広い所にひっこしたら子羊上げるよ」って言ってくれてたんだった。それも出来なくなったなあ、残念。引越し間に合いませんでした。いつか飼いたいけど。

ここは秋までやってるらしいからもう一回来たいなあと思う。夫次第だけど。私はここまで運転できないから。

二日間、いっぱいたっぷり良い事てんこ盛りでした。来て良かった。夫も喜んでて良かった。
お世話になった人たちへの感謝の気持ちでほこほこしながら帰途に就く。
浜松龍山、バンザイ!
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サクラロードを通って 偶然の必然の先人たちとの出会い

2014-04-12 22:37:01 | 旅 Journey
羊仲間が主催しているひつじまつりが今年で最後らしい。行かなきゃ!それで夫に頼んで連れて行ってもらう。とにかく車がないと行けない所らしい。

高速に乗って北へ向かっていくとまだまだ桜が咲いている。びっくり。

       

散った花びらが道路にいっぱい舞っている。花の道をぐんぐん進む。
山々がとても綺麗。これは最高の景色だ。
こんな風に山にいろいろな木々が混在している様子が何よりも美しいと思う。日本の美しい風景。

       

新東名高速、広い綺麗!スイスイ進む。浜松浜北ICで降りて北上。
長年行きたいと思っていた秋野不矩美術館に着く。

       

ここは入り口で靴を脱いで裸足で入ります。メイン展示室はスリッパも脱ぎます。
そして座ったりしてゆっくりと作品を鑑賞できる。天井からの自然光が時間と共に変化して絵も変わってくる。
子どもたちが小さい時に絵本でお世話になった秋野不矩氏。浦島太郎や一寸法師の絵本を何百回読んだことか。京都の美山にいらっしゃったこともあるらしく、美山の老婦人にそのことを聞いてからさらに魅力を感じていつか美術館に行ってみたいと思っていた。それがやっと叶った!

日本画の人だけど、インドの絵をたくさん描いています。来たい来たいと思って来たらインドでした。(縁を感じる)
近くから遠くからじっとずっと観る。観てると絵が動いてるように見える。風が吹き、川が流れる。草がなびく。匂いまでしてきそう。
心行くまで鑑賞しました。良かった。

ホールで近くの名所の案内の地図があってそこに「本多総一郎ものづくり伝承館」と言うのを見つけた。行ってみる事にした。
あんまり期待しないで行ったらなんと感心するくらい興味深かった。
息子がホンダが好きなので何かあったらお土産をって思っただけだったのに。
どうしてそんなにホンダが良いのかわからなかったけど、ここにきてわかった。
そして本田宗一郎、すごく共感できる。手の人。
バイクと車のグッズをいくつかと本を買った。
ちょっと読んでるけど、すごく面白い。出会って良かった!

       

宿に着く。龍山ふるさと村。村って言っても公営の宿泊施設です。
ご主人が迎えてくれた。「お茶飲んだらちょっと山菜取りに行きましょう!」だって。
それで急いで荷物を運んでお茶を飲んで出発した。
敷地内だけでもいろんな山菜が見つかる。いろんな植物の話も興味深い。河原に行って動物の足跡を観たり。
まだ寒いので山菜は少なかった。それでも見つけた、コゴミ。

       

桜と月

       

満開です。

       

珍しい花びらに切れ込みがたくさん入っている桜。

       

なんと宿泊客が私たちだけだった。ヒノキの気持ち良いお風呂に浸かってすぐに食事。
広間に入ってすぐがこんな感じ。ものすごい数のレコードがあります。HPで聞いてたけど想像以上。

       

薪ストーブ!!!

       

食事が来るまでレコードを観る。ご主人が私たちがどんな音楽を聴いて来たか、好きかを聞いていろいろレコードを出してくれる。
まず出て来たのがこれ。

       

で、かけてくれました。わー、音がやっぱり違う~♪感動です。

       

レコードを聴きながら心づくしのご馳走を頂く。鹿やヤマメ(たぶん)特産の麩を使った料理など。
さっき採ってきた山菜も。「時間をかけて食べてね」って言われたのに、もくもくグングン食べる私たち。美味しいんだもの。たまらんっ!

       

食べ終わって手を洗って、さっきご主人が積んでくれたレコードを見てみる。
すごいなあ、ビートルズだけで重ねたら高さ30センチくらいある。
そしてそしてものすごいお宝発見。QUEENのファーストアルバム。

       

かけてみた。
ブライアン・メイのギターがうなる。ロジャー・テイラーのドラムが響く、ジョン・ディーコンのベースがリズムを刻む。
そしてフレディー・マーキュリーの声が…
このアルバムが出た頃の昔の人々がどんなにこれを聴いて感動したかわかる気がした。
フレディーって天使じゃないの?本気で思う。こんなに美しい声を聴いたことがない。
今まで聴いてた音楽ってなんだろう?って思うくらいのショック。
感動しすぎて泣きそうになった。
さながらこのホールが聖堂になったかのよう。
フレディー・マーキュリー降臨!
信仰心まで湧きそうになるくらい。

一日楽しい刺激的な偶然の必然の出来事ばかりで早くに眠くなる。
夫と「私たち、真面目に頑張ったから今日はご褒美かなあ。」って言ったくらい楽しかった。
幸せな気持ちであふれながら眠りに着く。
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