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季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

映画いろいろ

2016-02-25 17:35:38 | 映画 movie
体を休めたい時には大抵映画を観るようにしているけど、もう趣味と言って良いくらい観てるかも。

今日観たのは何の気なしに観たらなかなか!だった。
プロミスト・ランド



こういう事ってアメリカだけじゃなくいろいろな国や地域であると思う。この今の時代。
シェールガスじゃなくて前は原発だったと思うけど、今もか。

今までの経験から勧善懲悪的なのを想像してたけど、これは違った。ほんとに何を選ぶのか大人がしっかりと考える事を思い知らされる映画だと思う。
マットデイモン。彼を「かっこいい!」と言う人の事がわからないと思っていたけど、やっぱりかっこいいなと思う。映画で光る人だなあ。

ものすごい前評判でものすごい予告編再生回数で話題だったので観たけどまったく訳が分からなかったのが「フィフティシェイズオブグレイ」。
あんまり訳がわからなさすぎてインターネットで調べたらなんだかわかってきた。
これはあれだあれと同じ「トワイライト」。吸血鬼と人間の女の子の恋愛の話。喰うか食われるかの関係が恋愛関係に陥るスリル。
3部作の第1部だったのも訳が分からない要因。
う~ん、多分続きは観ないかも。
本当にああいう世界が好きな人は別ので観た方が良いと思います。違う人はまた別ので。と言う感じのどっちつかず。
私はまったく理解できないので。痛いのが気持ち良いってないわ。まあそこはちゃんと健全な感じで終わってて良かった。

しばらく前になるけど、観て良かった。「6歳のぼくが大人になるまで」



これは本当に6歳の男の子が18歳で大学生になるまでを12年かけてドキュメンタリーじゃなくて脚本のある映画として撮っています。他のキャストもそのまま年を取っている。
映画も3時間の長いもの。
結構淡々と普通に家族にありそうないろいろな出来事が続いて少し平坦な感じでもあるけど、それがちゃんと後半に効いていて最後の方が何を観ても聴いてもじんと来る。

両親が喧嘩したり離婚したり、子どもがぐれたり彼女が出来たり別れたり。普通にいろいろある。
それでもその中にちゃんと光る良いものがそんざいしてて、しかも困ると思っていた出来事も後から思うと珠玉の思い出だったりしてそれが家族のあり方そのものだなあと。
きっと観る人によって好きな人や好きな場面が違うんだと思う。そして観るたびに変わるんだろうなあと思う。
そんな映画です。
私は実のお父さんが好きだなあと思った。離れても変わらず子どもたちを支え続ける。愛ってこういう形かもって。

「機能不全家庭」と言う言葉があって、機能が不全な家庭に生まれて育った子どもはちゃんと成長できないんじゃないかって思ってしまう感じがするけど、機能が完全な家庭なんてそもそも存在しないんじゃないかと思う。
戦争や地震や不景気なんかの社会情勢があってこの世に平穏な時代がないのと同じで機能が完全な家庭もないんじゃないか。
いろいろな事がある家庭の中で育って行く中で、光の方向を見つけて光る事を見つけて進むことでなんとか大人として生きていけるようになれるって言うのが本当かもって。
そんな風に思える作品です。

まだいろいろ観る映画が貯まってる。楽しみ。少しずつ観よう。




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緑の髪

2015-12-07 22:28:50 | 映画 movie
よつばと13巻が出た。

よつばと! (13) (電撃コミックス)
あずまきよひこ
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス


この漫画は単行本になるのに時間がとてもかかるけど、いつも楽しみに待っています。
今回も待った甲斐がある。ほんとに、クスクスゲラゲラわらって読みました。
お勧め。

主人公のよつばちゃんの髪が緑です。
不思議だとずっと思ってた。
そんな人ほんとは居ないよなーって。

そしたら見つけた。居ました。

ずっと前に観たラッセハルストレム監督の「マイライフ アズ ア ドッグ」。
これをもう一度録画して観た。



始終残念な男の子の話し。
いつも宇宙船の試験飛行に使われたライカ犬を思って、あの犬よりはましだと考えて生きてる。
お母さんが病気で夏の間預けられた田舎にその子が居ます。
「何をみてるんだ?髪が緑だからだろう?」って。
それには映画の中では理由とか出てこない。
でもずっと緑です。

調べてみたら、スウェーデンで実際にあったらしい。
プラチナブロンドの人がそのうちや地域で住んだり髪を洗ったりしたら緑になった事。
それは水道水に含まれる銅イオンが原因だったらしい。
ほー!

よつばはスウェーデンから来たのかもな!目も緑だけど、ほんとはプラチナブロンドかもな!
美しい乙女に成長するだろうなと。

緑の目について。
欧米では緑の目 は特別に美しいと思われてる。
それは私たちの想像を超えるほど。
それかー!

などといろいろ面白く偶然の発見を楽しんでいます。

なんだかこの頃急に目の前にシャッターが下りたり別の道がぽかりと空いたり、ショッキングでぼーっとするような事が続いてる。
取り敢えず大丈夫なんだけど。
いろいろ自分を確認して振り返ったり立ち止まったり前に進んだりする時だな。

どんなことになるのか、ゆっくり観て進もう。
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久しぶりのヒット

2015-11-21 21:49:57 | 映画 movie
最近出会った映画。

「シェフ―三ツ星フードトラック始めました。」



前から観たいなと思ってて、友達が良いよと言ってて、DVD借りて観た。
そしたら主人公の人は観た事なかったけど、脇役がなんともかんとも豪華そのもの。ダスティーホフマンやロバートダウニージュニア、スカーレットヨハンソンまで。
ロバートダウニージュニアの「かっこいいセレブだけど変人」っぷりがまたまたええ感じ。

「マダムマロリーと魔法のスパイス」でちょっと残念で、「めぐりあわせのお弁当」でもっと残念で、食べ物映画良いのないなあと思ってた矢先に当たり!

時間ある人はこの料理シーン観てみてください。体がプルプルってなります。

食べ物の事はもちろんとびきりおいしく演出しながら、ストーリーが温かい力に満ちてて観てて元気になりました。

もう一つは
「アバウト・タイム―愛おしい時間について」



これは主人公の年齢と息子が近いので出来心で借りたんだけど、観てみてほんとに借りて良かった~!としみじみとしんしんとその良さが自分の中で湯たんぽのようにホカホカと温まる話だった。
良くあるタイムトラベラーものだけど、「きみがぼくを見つけた日」が悲しすぎて、「オールユーニードイズキル」は面白いなあと思ったけど私は戦争の映画があんまり好きじゃないんだなあと思ってて、これが当たり!嫌な気持ちになるところが全然ない。
どの役者さんもとっても良い。魅力的。特にお父さん。素敵です。
家族の良さがたっぷりとゆったりとじんわりこんなに伝わって来て味わえる映画ってなかなかないなあと思った。

どっちの映画もお父さんと息子の関係がクローズアップされててその感じがとっても素敵です。
「プリンセストヨトミ」のFather to sonな感じとちょっと違って、関わって付き合って愛に満ちた父子。
スターウォーズもだけど、父と息子って鉄板であり永遠の課題なのかも。

もう一つ、妹お勧めの「ガーディアンズオブギャラクシー」ってのもMarvelと知らなくて観たらちゃんとヒーローものだった。
出て来たグルートって言う木の人が私は心に残った。植物の強さややさしさや美しさがどれだけ素晴らしいか伝わってくる。


思い出せば昔私たちはテレビで映画観る時って淀川長治さんや水野晴郎さんの解説付きでしたね。昨日それを思い出して懐かしくなってた。
今になって言ってたことがわかる。

いやあ、映画って本当にいいもんですね。  サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!



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進め お婆さん!

2015-10-03 18:17:35 | 映画 movie
甥っ子の運動会の応援に行って、その後に前から気になっていた映画を観に行った。

       

ドキュメンタリー映画。
アラナイ(おおかた90歳)の二人の女性が、素朴な疑問から行動を起こす物語。



大体はこの通りです。
婆さんが何言ってるんだと、大学でもウォール街のエリートにも相手にされない。追い返される。
それでもよろよろとでもよたよたとでも進むことに躊躇しない婆さん達。
ゆっくりな展開だから、スリルとかはなくて、普通に話が過ぎて行く。そりゃそうだろうなあと。

でもそれでも観終わって心に引っ掛かるものがある。
何もすごい改革や展開があるわけじゃなくて、そのままで少し膨らんだくらいで終わるんだけど。

婆さん達はごく普通のごく当たり前の本当の事を言ってるだけだよなと。
それがどうしても受け入れられない世の中を引っ張っている上層部の異常さが後で考えると怖いなあと。
そしてそれだけじゃない、普通に暮らしてる人々も買い物すれば世の中良くなるって思ってる。

私がこの頃思っている事は、
とても貧乏なうちって昔のイメージは何もうちにないと言うのだった。時代劇とか観たらそんな感じ。
今、私が知っている貧乏な人のうちはものにあふれています。寝るところもないほど、歩く所もないほど。
物が安く買えるようになって、物を買おうと言う社会のメッセージもとても強くて、物を買う事で欲求を満たすと言う行為が日常化している。
一方、店でも家でも物をものすごく捨ててると思う。「もったいない」と言う言葉を持つ日本でもそう。
その量は知ったら信じられないほど。
豊かと言う事がなんだか昔の基準と違って来てるとこの頃考えています。欲しいものが買えるとかものをたくさん持ってるってのではなくなっている事は確か。

ヒンダの最後の言葉が残る。

「経済成長は様々な問題を解決するために必要なんじゃなくて、経済成長そのものが問題なんです!」

その通りだと私も思っています。
指数関数の事もっとわかった方が良い。
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仕草が美しい映画

2015-05-28 14:00:34 | 映画 movie
久しぶりに時間がある。何か月ぶりか。
行こうと思えば工房に行けるんだけど家に居る事に。

前はこんな時間が良くあったなあと思う。
時間ができたらやりたかったことを堰を切ったようにする。
それは料理。

私にとっては料理はいろんな手段であり目的であり、仕事であり娯楽である。
その上、エクササイズであり瞑想でもある。
今まで色々な事を料理をすることで乗り越えて来て、そこから得た力は大きい。
料理をしてないとストレスが溜まる。自分で作った物がやっぱり一番美味しいし。
それは食べたいものを食べたい味で作れるから。

買っておいた豚もも肉かたまり。それをタコ糸で縛ってチャーシューを作る。叉焼って言っても焼かない。煮る。
昔、子どもたちが二人とも受験生でかつお金に不安があった時に手作り食品を作ってばかりいた。その時に完成したレシピ。
味噌を塗って焼いて、いろいろな材料を入れた煮汁に入れて煮る。シャトルシェフがあるので、それに入れておく。
それから再び過熱。

       

煮汁を煮詰める。

       

台湾で魯肉飯(ルーローファン)と言うのを食べた。名物。そしたら私と娘が同時に「うちの叉焼や!」と言った。
それくらい味が同じ。こうやって作って肉を切ってご飯に乗せてたれをかけて食べる。我が家の定番。
茹で玉子もこの煮汁に漬けて、煮玉子にした。

あと、インドの映画を観てたらどうしても食べたくて作ったチキンカリー。夕食に。
その映画「マダムインニューヨーク」がとっても良かった。



始めのシーンで主人公のシャシが朝起きてチャイの準備をする場面がある。その仕草に見とれる。
インド人は手をよく使います。食べる時、掃除する時。その手の動きがとても美しいと思う。
それを良く現している。
この女優さんは子役からずっと第一線で活躍してきた人気女優さんらしいけど、結婚して仕事を退いて子育てに専念して15年ぶりに映画に出たらしい。それでこそのこの仕草。暮らしをしっかりとやってきた人だからできるもの。

他にも水を飲む時にペットボトルに口を付けないで飲む、とかサリーの布をさばきながらの所作とか、いろいろインド人女性ならではの美しい仕草が観られる。

何よりこの人自身がとっても美しくて、それに惚れ惚れする映画。そしてストーリーも私くらいの女性にはとても共感できるものです。
お勧め。

次は「めぐり合わせのお弁当」って言う映画が観たい。
やっぱり料理もの。インドの料理はほんとうに美味しいと思う。
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保守の底力とオリジナルのしたたかさ

2015-02-04 21:22:31 | 映画 movie
今日は休もうと決めて休む。
この頃仕事と休みの区別がついてなくて、仕事以外の事をしてなかったので。
うちの事もたまってるし。

郵便局に行って用事を済ませて、うちでゆっくりと野菜を使ってご飯を作って食べる。
そして思い切って映画を観に行った。今日はレディスデー。

この前患者さんに教えて貰った「繕い裁つ人」。
聞いてすぐに妹から原作の漫画があると聞いて、それをKindleで買って読んだ。
そして映画にも。



漫画は静かなゆったりとしたものだった。感情の抑揚とかあまりない感じのじっくりしたもの。
それで「ハンカチは要らないなあ」と思いながら気楽な感じで行った。

やっぱり静かな感じで始まって、聞いてた通り神戸の風景が盛りだくさん。
親しい近しい感じがする。観てると神戸がもっと好きになるような風景の使い方をしてるんです。

じっくりとしっとりとせまりくる感動ってのがあって、やっぱりハンカチ持って来れば良かったと。
なんだかわからないけど、夜会のシーンがグッと来た。

先代から受け継いだものを守って保って行く事の大変さ、強さを感じた。人がどんどん変わるのが普通の映画だけど、これは変わらない映画。
変わるとしてもじっくりと少しの変化。
変わらない事にも意味がある。新しい見方だと思う。

これまでの、変化、進化、効率が当たり前だった時代から昔のままを守る事も大事だと思う時代になってきたのかもしれない。
そう思わせる映画だった。

私には嬉しい。その人に合った服を作る事、そして着る事の価値や意味が描かれていて。
私も神戸で繕ったり裁ったりしていて、その人に合った服を作ることをいつも考えている。
それで良いんだって思えて。
もっとこの道を進もう。身に着けるものを作ることを続けよう。
力のあるオリジナルを作って行こう。

そう思って映画館を出た。

そしてとにかくチーズケーキが食べたい!と思った。いろいろ食べてたけどどれもおいしそうだった。特にチーズケーキが。あれはすごい。


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