Perfumeファンなきゆかのフラワーフェスティバル

1人だけど独りじゃない。
3泊4日の広島旅行記。そしてまだ旅の途中♪
あ、5人旅になりました!

take me take me に寄せて

2011-11-10 20:28:00 | Perfumeへの想い
私はPerfumeの楽曲の中で1番好きなのは?と聞かれると『take me take me』と即答する。

私の考える類似曲として
『Kiss and Music』
『I'm Feeling You』capsule
『KITTENISH』MEG
がある。この3曲にも とても心惹かれる。
しかし『take me take me』への想いは断トツ特別なものだ。

『take me take me』は疲れている時でも聴ける。
私は疲れている時は他の音楽は聴けなくなる。
『take me take me』は癒しだ。

なぜ疲れている時でも聴けるのか。

『take me take me』の歌詞にはほとんど情報が無い。
だからこそ曲に込もっている魅力が増す。想像が膨らむ。もっと情報を下さいとお願いしたくなる。

『take me take me』を好きになったのはダンスを見たことがキッカケかもしれない。

奇抜な動きも決めポーズもほとんどない。流れるような女性らしさ。女性らしさの大河だ。

Perfumeの他の曲では歌詞を連想させる振り付けがされていることが多い。
『斜めー 』で腕を斜めに伸ばしたり、
『ねぇ 』で手で『ちょっと奥さん!』をやったり…
しかし『take me take me』にはなにしろ『take me take me take me tonight』ばかりなので、Perfumeも振りを覚えるのが大変だったのではないだろうか。

あのダンスを見て男性は誘われるような感じがするのだろうか。
私はあいにく女性なのでPerfumeに性的魅力を感じることは難しいけれど、
あのダンスを見て簡単に『エロい』とは言えない。
エロさを通り越して、まだ若い三人がかもしだす妖艶さに恐怖を感じる程だ。
精力減退アイドルは一山越えて、また精力減退能力をパワーアップさせたように思う。
神々しいPerfume。それを存分に感じさせてくれるのが『take me take me』なのだ。

『take me take me』はどんな時に聴きたいか。
私は愛する人となぜか全てを捨てて駆け落ちをしなければならない時に聴きたい。
夜行列車の中、あるいは真夜中の高速道路で…。

キレイな眺めだわ…
私たち、もうどこにも帰れないのね…
どこまでも連れていって…

まぁ実際は平和な結婚をして、『take me take me』を聴くのは通勤中というごく平凡な感じになると思う。
これが現実。

ここから音楽の知識なんてこれっぽっちもない私が曲の魅力を話したいと思う。
他のPerfumeの曲に比べるとシンプルな作りのように感じる。
まず最初はたらん♪たらん♪とリズム。
『take me take me』の合図でリズムの音が少し重くなり、ピコピコが入ってくる。

そして30秒頃 事件が起きる。
ベース事件だ。
このベース(のような音)が入ってくる瞬間、夜逃げ感が増す。つまりは緊迫感が出てくる。地を這うような音…。
『take me take me』を言う回数も増える。私はそれをカウントダウンだと思っている。
ベース事件から休まず8回『take me take me』始まるぞ始めるぞ!しかし声の楽器はいたってクールだ。
ここまで一分間。これまでドラマチックなのにまだ前奏だけなのだ。

本編が始まる前も
タッタッタッタッタッタッタッタッ
と8回刻む。きっと8回というのが『take me take me』の鍵になっているのではないか…?
なんかリズムやテンポの関係でそうなるとか理論分かる方いたら教えて下さい…m(_ _)m

歌声はまるで子守唄のよう。
主旋律を見失う曖昧なハーモニー。なんとも色っぽい。

そして2回目の事件が起きる…
クラシックギター事件だ。
1分30秒あたり声の伸びを支えるクラシックギター(のような音)が入り、ますます切ない気持ちにさせられる。

ゆめこちゃ〜ぁ〜ん
ふじこさ〜ん

ここまでが1番。約2分。
ここからが2番。
気付くだろうか。
最初はたらん↓たらん↓ だった音がたら↑たら↑になるのだ!
あぁ自分で何書いてるのか分からない。これで意味分かる人いたら握手しましょう。
この若干の違いがまたいいんだな。

そして『take me take me』も終盤にさしかかってきた4分頃、最大の事件が起きる。
音が無くなるのだ!!!!!
これまで少しずつ音の登場人物を増やしていった『take me take me』
突然リズムのみになってしまう。
その不安感。

ダンスもどこか不安げではないか。
出口はどこ?ここはどこ?

そして“ふぁあ〜〜〜〜〜ん”という音。
何?何?何が起こるの?!
ダンスも首をぐるぐる回して、もうどうしていいのかわからない!といった感じではないか。

そこからの!
『take me tonight〜〜〜〜 』
キリッ!!!!

ここ本当に興奮するわ。
一度落とされてビューーンと空に打ち上げられちゃったよ。

ここにつきるわ。
これを言いたかったわ。


『take me take me』愛しています。

ピッピピッピッピ ピ…