子供の頃からラジオっ子なんですよね。母が内職で一日中ラジオかけながら仕事していたし、思春期になってもテレビは一家に一台という時代だったので、もっぱら世界を知るメディアはラジオでしたし、今でもクルマで聴くのはもっぱらラジオ。そのうえで。そのうえで・・・
今回のジャニーズ問題に対する松尾潔氏と山下達郎氏の対立は非常に辛いですね。
JFNの「山下達郎のサンデーソングブック」は「サタデーソングブック」時代から聴いていて、もはや番組というよりも土曜日の、日曜日の、風景というか、生活の句読点みたいなもので、季節的にも「新春放談」とか聴いて、今年も正月だなあと感じるような番組でしたし、
NHK-FMの「松尾潔のメロウな夜」も夜の落ち着いた時間に楽しめる大人な番組としていい番組だなあと思って、結構聞いていました。
「松尾潔のメロウな夜」に山下達郎さんが登場し、90年代R&Bについて語り合った回の書き起こし記事(2019年5月27日)ですが、今、対立状態にある二人が、すごく仲良くて、マニアックなトークを炸裂させている楽しい回なんですよね。私なんかこの番組で語られた曲をSpotifyで集めて聴いているぐらいですから。
ジャニー喜多川がどうしたこうしたとかは別に、
松尾潔は今後、音楽業界から干されるんではないかとか、山下達郎はいつものべらんめえで、「そういう方々に私の音楽は不要でしょう!」と啖呵切ったせいで大炎上したりとか、ま、どちらの肩を持つのではありませんが、いちラジオ好きリスナーとしては非常に残念ですねえ。
最後に竹内まりやさんに歌っていただきましょう「けんかをやめて」(笑)。
まあ喧嘩ではなく、今までの日本の芸能界の暗黙の闇を解くための闘いなのでしょうし、その闇の上で既得権益をむさぼってきた層には絶対に譲れないのでしょうし・・・今後どうなるのでしょうね。