まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

Better Together

2007-02-15 08:31:29 | まちづくりのキーワード
  (出所:地球市民フェスタおかやまin2003)

昨年知った言葉にすごく気に入っているものがあります。Robert D. Putnam氏の著書のタイトルにもなった『Better Together』です。

同氏は地域社会における「Social Capital(社会関係資本)」の重要性を唱え、国際開発協力分野で広まり、その後日本の地域再生分野で大変な話題となりました。

2000年に書籍化された同氏の「Bowling Alone」は昨年ようやく邦訳出版され、再度話題となりましたが、同じ2000年に報告書として発表された「Better Together」(2003年に同名書籍が出版)は、残念ながらほとんど耳にしません。同書で掲載された書評には、「”Bowling Alone”が考えさせる内容だったのに対し、”Better Together”は行動を起こさせる」とあり、「Social Capital」のプラス面を増加させる方策の模索が続く中、前著以上に重要な内容が書かれています(後日とりあげたいと思います)。

協働や合意形成でよく使われる”win-win”が勝ち負けを基調としたビジネスライクな響きを持つのに対し、”Better Together”はより温かみを持ち、応用範囲も広く、同時に、どんな対象に対しても具体的なイメージを想起させるマジックワードだと思います。今年の私のクレドにも使わせてもらいました。
NHKの連続ドラマ「芋たこなんきん」の主題歌に「ひとりよりふたり」という”Better Together”に通ずる素晴らしい歌がありますが、時代の空気がそのようなものを求めているのかもしれません。

環境問題などのグローバルで複雑化した課題を抱えた21世紀にとって、”Better Together”は”sharing”と共に重要なキーワードではないかと強く感じます。

”Better Together”公式サイト
http://www.bettertogether.org/

※”BetterTogether”を知るキッカケを作ってくれた東京ランポの辻利夫さんの記事に感謝します。

カレッジランポ特別講座(2006年12月7日開催)
市民社会の新たな可能性を考える
~ポートランドにおける市民参加とコミュニティ自治活動の事例から~

http://www.la-npo.org/shucho/jigyo/college/college2006_01.html

Better Together: Restoring the American Community

Simon & Schuster (Paper)

このアイテムの詳細を見る

同名の歌Jack Johnson の ”better together” (live)
http://www.youtube.com/watch?v=OPXU33iquDE
いい曲ですね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「あなたのコミュニティーの... | トップ | 緊急告知★GNH関連イベント★ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

まちづくりのキーワード」カテゴリの最新記事