![]() | パイロットフィッシュ (文芸シリーズ)大崎 善生角川書店このアイテムの詳細を見る |
同じ小説からもう一つ。
大都会に溢れる傘の忘れ物。『所有すること』に囚われた現代人に「傘の私有化禁止」を条例化し、駅や主要なお店などに誰もが利用できる置き傘を設置する「傘の共有化」「傘自由化宣言」をしてはどうだろうか、と提案する主人公。その言葉を聞いた人生の先輩から一言。
「そういうことを考えるのは素敵なことだと思うわ。それに本当にそれがいいと思うんだったら、まず自分で一本でもいいから自由化してみることよ。きっとそういう具体的なことが大切なのよ」
何かと批評や理想ばかり考えがちですが、『小さなことでも、まず自分からやってみることが大事』。
今の自分に最も欠けていることかもしれません。
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