まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

防災と復興、雨水(中水)利用(水のリサイクル)

2005-01-12 22:06:28 | まちづくりのキーワード
(打ち水写真コンテスト2004プリント部門 本部長特別賞 田中玲さんの「水の軌跡」)

物質的に豊かな今の時代、水、食糧、電気、様々な資源など、大抵の物はお金で解決できる時代になった。
「金があれば何でもできる」と豪語し、ヒューマン・モーメント(直接の対面によるコミュニケーション)を軽視する著名人もいるが、何とも貧しい発想に思えて仕方がない。

年輩の方なら戦後、若い方なら10年前の阪神大震災や昨今の様々な災害を見聞きしているはずだ。これまで「自分には無関係だ」と考えていた人も、明日は我が身で、いつ立場が逆転するかもしれない。自分さえ良ければいいと言う人には、必要な時に手を差しのべる人がいない。多くの場合、事故が起こってからでないと、その事実に気が付かない。そして事故が小さな時に気付く人もいれば、大きな事故が起きても全く気付かない人もいる。日頃から想像力を鍛えているか否かの差が、明暗を分けることになる。日頃の努力を惜しまない人は、いつしか他人事が自分事になっている。貴方も私も、彼も彼女も区別がない。お互い地中の根っこでつながった人間という「We」しか存在しない世界を獲得できるようになる。

人は大きな災害を被った時、人間の力ではどうにもならないことの存在を知り、多くのものを失うことでその有り難さと、自分にとって大事なものが何であるのか見えてくる。
万が一に備える防災、万が一が起きてしまった後の復興。
どちらも必要最小限な物事は何なのか、命に関わるほど真剣に問われることになる。一度使用した水(中水・雨水)をどのように再利用するか、どれだけ有効活用できるのか、限られた資源を使いこなす豊かな知恵と能力が必要となる。厳しい環境こそ、心の持ち様一つで豊かな発想が育まれる。現状をベースに考えるのではなく、白紙になった状態から「生活のミニマムを考える」「コミュニティのミニマムを考える」ということを通じて私達の地域社会の根本を捉えることは、”まちづくり”にとってすごく重要な問題ではないだろうか。そして、そのように考えられた時はじめて、お金が「通貨」本来の、ただの道具・約束事に過ぎないことを知るはずだ。

物質的に豊かな今だからこそ、お金ではどうにもならない物事を大切にできる人、恵みを味わい慈しみ楽しめる感性の豊かな人、「We」の境地に達した人は、心の底から格好いいと思う。
そういう人に私も成りたい。

まちづくりと防災(国交省都市防災対策室)
安全・安心まちづくり施策(国交省都市防災対策室)
「安全・安心まちづくりと行政・市民・マスメディア」講師:重川希志依 氏(都市経営フォーラムより)

調査研究「防災と開発」報告書-社会の防災力の向上を目指して-(JICA)

(財)東京都 防災・建築 まちづくりセンター
株式会社まちづくり計画研究所
Voluntary Architects' Network(VAN)

「雨水利用は地球を救う」講師:村瀬誠氏(墨田区環境推進係長)(環境を考える経済人の会21より)
雨水利用関連書籍
雨水利用リンク集 自治体編(メンブレン情報室)
雨水利用リンク集 民間編(メンブレン情報室)
ヒートアイランドを防げ!打ち水大作戦(打ち水大作戦本部)
打ち水大作戦の紹介(テレビ朝日系「素敵な宇宙船地球号」)

防災資料(市民・防災・葛飾)
葛飾区の防災公園(市民・防災・葛飾)
埼玉県吉川市の防災公園(吉川市役所)

マンホールトイレの問題点(25年保存できる長期備蓄食の【Seiさんのお店】メルマガより)
◎水のいらないバイオ・トイレのリーディング・カンパニー正和電工◎
ポータブル・バイオ・トイレ(㈱バイオセレント)

語り継ぐ学童疎開
震災疎開パッケージ(全国商店街震災対策連絡協議会)
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