まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

ユニバーサル・マインド

2005-01-10 23:53:02 | まちづくりのキーワード
時代は、
「ユニバーサル・デザイン
→ユニバーサル・サービス
→ユニバーサル・マインド」へ。

障壁(バリア)は目に見えるものだけではありません。ハードの部分からバリアを除くことは大事ですが、その前に心のバリアを取り除くことが大事ではないでしょうか?

ユニバーサル・デザインで有名なデンマークの首都コペンハーゲンに旅行した時、一番最初に驚いたのは、空港から市内へ向かう電車のホームでした。段差がないという自分の先入観とは裏腹に、プラットホームと車輌の間には階段一段ほどの大きな段差がありました。
しかし、よくよく観察しているとハンディのある人ない人関わらず、困っている人・助けを必要としている人がいた時に、自然と周囲から手が差し出される。私の中で少しずつ、そしてじわじわと心に浮かぶものがありました。もちろん食事の道具とか文房具とか、自立した生活をする上で必要な物もたくさんあるのですが、日本では「ユニバーサル・デザインやバリア・フリーという言葉が頻繁に叫ばれ、流行しているけれど、その前にもっともっと必要で大事なことが抜けてないだろうか?」「(お金を掛けて)バリアを無くしてくれと要求する前に、私達の心の中にあるバリアを取り除けた方が、もっと素敵かもしれない」。

ビジネスの世界では、既にユニバーサル・サービスという言葉が登場し、本にもなっていますが、その考えを普段のコミュニティに応用できたなら、もっと素晴らしい社会ができる。私はそう思います。

飛騨市古川には、このユニバーサル・マインドを謳った旅館がありました。飛騨古川八ツ三館
ユニバーサルサービス関連書籍一覧(Amazon)

横浜市で活躍されている江原顕さんの「心の障害をなくそうよ!ENJOYブログ」
http://blog.goo.ne.jp/takenday
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2 コメント

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人として最も大切な… (なお)
2005-01-12 14:17:49
新年明けましておめでとうございます。



自分の手で人を助ける!

これぞ、人として最も大切なバリアフリーの考えですね!



私も常にそう言った行動を心がけたいと思います。



そして、そう言った考えがないと経済格差が生まれはじめている日本の治安を守ることは出来ないのではと思うのです。

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ユニバーサルマインド…涙 (江原)
2005-10-07 01:55:27
ユニバーサルマインドってほんと難しい。

海外に寄付したりってある意味楽なんです。

でも隣近所の人とうまくつきあうのって本当たいへんなんですよね。

僕自身全然できていません。

でもだからこそ少しでも声を上げて進めなきゃいけない。

だってそれは結局自分にはねかえってくることだから。
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