まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

【ロゲイニング】が全国で流行りそうな予感。

2013-04-14 07:24:51 | まちづくりのキーワード


【ロゲイニング】をご存知でしょうか?

TOKYO MX テレビ「Tokyo,Boy」を見て初めて知ったのですが、今年3月2日に伊豆大島全土を使って開催された大会が紹介されていました。
【ロゲイニング】とは、地図とコンパスを使って制限時間内にエリア内の設置されたチェックポイント(CP)を回り、チーム毎に点数を競うゲーム性の高い野外スポーツ。オリエンテーリングとも似ていますが、次のような特徴を持っています。

・宝探しの要素があり、スポーツ感覚で地域めぐりができる。
・自由度が高く、チェックポイントの場所と順番は参加者が選べる。
・個人の体力や運動能力ではなく、戦略やチームワークで競える。
・公共交通の利用を認めた大会もあり、年配者や家族でも楽しめる。
・フル24時間、ハーフ12時間、クォーター6時間、2~3時間など多様。

世界選手権もあるような競技スポーツですが、最近はチェックポイントの通過証明にデジカメを利用し、イベント感覚で気軽に楽しめる【フォト・ロゲイニング】も増えています。
観光名所や寺社仏閣、店舗などをチェックポイントに設定すれば、デジカメの写真がそのまま1日の思い出になるなど、旅の要素に重点を置いたイベントに様変わり。主催者の目的やターゲットに応じてアレンジできるのも魅力です。

地域活性を目的としたイベントには、
・ご当地の特産品を楽しむ【ローカルマラソン】
・ゲーム性を重視した【宝探しイベント】
・地元飲食店の協力を得た【街コン】や【街なかバル】
など、交通規制が必要な大掛かりなものから資金や手間の掛かる手の込んだものまで多々ありますが、【ロゲイニング】は関係者の負担も少なく、地域資源をそのまま活かすという点が優れています。

さらに、圏外から来る参加者は、よそ者(他者)目線を持っているため、地域資源の再発見(=『地元学』)にも繋がる要素を孕んでおり、やり方次第でスポーツ性・エンタメ性を持った全く新しい地元学を実践できるかもしれません。エンタメ性があればまちづくりに無関心な若者を、スポーツ性があれば出不精になった高齢者を惹きつけることも可能です。

とはいえ、「始めやすい=手を抜いてよい」ということでは決してなく、参加者が楽しめるアイデアと工夫、周到な準備と地域の協力がなければ成功するわけはありません。似たようなイベントが増えれば、独自性が要求されるのは必然。
【ロゲイニング】×【○○○】というように、どんな要素を掛け合わせるのか?
全国各地でロケ地マップが人気を博し、観光庁がロケツーリズムに関心を高める今、ご当地ならではの【ロケ地】を掛け合わせるのも楽しいと思います。

▼伊豆大島ジオロゲイニング
http://www.izuoshima-rogaining.com/大会概要/
▼日本ロゲイニング協会
http://www.rogaining.jp/index.php
▼日本フォトロゲイニング協会
http://photorogaining.com/

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