まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

図書館

2005-03-02 06:02:54 | まちづくりの素材
たいていの街にあるご近所の公共スペース「図書館」。
この図書館が有効活用できたら、地域の活性化に使えそうですよね。

というわけで、こんな図書館見つけました。
どんな図書館かというと、「駅舎の中にある図書館」
どこにでもありそうなのに、なかなか無かったその発想がすごく気に入りました。

このユニークな図書館は、三重県桑名の北西、いなべ市大安町というところにあります。
田舎で電車が少なかったりすると、待ち時間をどのように過ごすかは結構重要で、することがないとかなり退屈なものです。そんな束の間の時間に一歩足を踏み入れれば、活字に触れることができるというのは、とても素晴らしいですね。

ただ、これでは他の地域の参考にならないので、図書館が面白い場所として機能するためにどうしたらよいのか、素人意見で考えてみました。次の点に着目してみるのはいかがでしょうか。

1)本を借りに行くという主目的以外に、副次的な訪問理由やきっかけをねらう。
  →「とりあえず図書館」という気軽さから人が集まることで、賑わいが生まれる。
   目的的でないところから、新しい価値や発想が生まれる。
2)公的意味合いが強いので、これまで集まらなかった層の集客を試みる。
  →日本の図書館は利用者が偏りがち。世代間交流が新しいものを生む。 
3)これまでの決まりごとやしきたりを積極的に破ってみる。
  →私語厳禁→おしゃべりする場を一角に提供する。
   飲食禁止→喫茶スペースを作ってみる。
   利用者主催のイベント(感動した本や映画の宣伝大会など)を試みる。
   蔵書以外の市民所有蔵書の交流(Book Crossing等)の場を提供する。

   →新しいつながりや交流が生まれる。→楽しい!
    図書館という箱物に血が通い、個性的な図書館が生まれる。

PFIやPPPの流行により、NPO等への図書館運営の外部委託が盛んになってきました。
市町村合併など大きな動きのある今こそ、地域を活性化させるチャンスです。

三重県いなべ市大安町の図書館
http://www.city.inabe.mie.jp/~kyoiku/tosyokan/daian.html
三重県いなべ市
http://www.city.inabe.mie.jp/~sightseeing/index02.html

BookCrossingについて(Cow BooksのHPより)
BookCrossing Japan(新谷さん作成のblog)
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3 コメント

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へぇ。 (manny)
2005-03-11 13:52:18
駅舎の中の図書館ですかー。

なかなかナイスですねぇ。



最近の図書館を見ていると、小さな町の方が自由な発想で図書館づくりをしているような印象をもちます。



滋賀県の愛知川(えちがわ)町の図書館もなかなかオモシロイ取り組みをしていますょ。

http://panflute.p.u-tokyo.ac.jp/~manny/library/echigawa/echigawa.htm
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はじめまして! (やっち)
2005-06-13 00:35:37
はじめまして!

mixiからたどってやってきました。



私は図書館を中心としたまちづくりを考え、実践したいと思っているのですが、推定無職さんが考えておられるような図書館、あったらいいですよね!

愛知川の図書館を紹介されていますが、愛知川の他にも、東近江市永源寺図書館もかなりいい活動をなさっています!

もっとまちづくりに役立つ図書館を目指していけたらいいなと思います。



また遊びに来ます!!

おじゃましました~
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とても参考になりました (hanaichisan)
2009-05-29 09:59:00
僕は、瀬戸内海の島を図書館からのまちづくりで活性化できないかと考えています。
とても参考になりました。


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