やぁ。
スコップ団にお願いがあります。
長く続けなくちゃいけない気持ちと、サッサと終わらせたい気持ちと色々ある。
色々あるけど、君等に何かあったら俺はもう、どうしていいか分からない。
もし、俺の会社でスタッフが土日にボランティア活動に行き、疲れを引きずり出社してきたら、俺はメチャメチャに怒ると思う。
「そんなもん、やめちまえ!」
とは言わないが、
「自己管理も出来ないで、人助けなんて出来んのかよボケが!」
と言うだろう。
今日、俺は〆切もあったし、いつも以上に打ち合わせも多かった。
けど、さすがに疲れは溜まっていると思う。疲れた。
俺は体力がある方だと思う。
いつも、一緒にしばらく行動を共にした人は、
「なんでそんなに元気が残っているのか・・・?」
と、俺に言う。
タケチンぐらいだ、がっちり着いてくるのは。
そんな俺も、今朝は辛かったし、昨夜もグダグダになっている。
あの日から、まともに休んだ日なんてなかった。
心が休まる時間はあっても、
「あ~、今日はなにをしようかな?」
とボケ~っとする日なんて一度もなかった。
ショックがでかくて、とにかく動いてないと俺までダメになりそうで、動くのを止めなかった。
活動自体を休む日を作らないと、気が気じゃなくてどうせ皆が参加するだろう。
そういう人たちだって分かってる。
だから、
「おいお前ら。ライブあっから10日は休みね。」
と言ったけど、本当の理由は直接は照れくさくて言えないけど、皆が大事だから、大好きだからそうした。
避難指定区域ばかりに俺が行くと決めた理由は、その区域でもああやって年寄りや、家族を失って呆然としてる人たちが大勢いて、
あの家の状態を見て「絶望」を感じてる人達がいるって知ったから。
俺だって調べたんだ。
ボランティアセンターに登録した方がいいんじゃないか、とかね。
でも、ボランティアセンターだって、いつでも稼働してるわけじゃなかったから段取りも効率も悪いに決まってる。
何千人も待機して、半日待って、2時間作業して、終わる。
そんなんじゃ時間の無駄だし、目に見える所はキレイになったとしてもさ、少し道を入れば俺たちが毎週見る状態のまま。
当時、とにかく頭を使って俺にしか出来ないことをやろうと思った。
俺は、そうじゃない所に行って、
「待たせたな!」
と言いてぇんだよ。
そんで、自分の家だったらここまでする。
というラインを更に超えてキレイにしてやろうと思ったんだ。
ゲリラが一番強い。
そう思った。
俺たちはヒーローにはなれないけど、ゲリラにはなれる。
それでいいと思った。
その先に、希望があるのなら、制約のないゲリラがいいと思った。
ゆきえさんの娘たちに、瓦礫の見える風景を見て生活をして欲しくなかった。
朝起きる度に、目の前の畑にはママをぶっ殺した跡がある。
畑には野菜。
田んぼには米。
それが当たり前。
忘れろとは言わないけど、毎朝、毎夕、強制的に思い出されるってのが嫌だったんだよ。
前に、事務所で遅くまで打ち合わせをしてゆきえさんが帰る時に、
「あのさ、なんか帰り道怖いからさ、送ってよ。また、送ってくるから。」
「どの道、帰りは俺を送った後また一人だね。バカ。」
「あ!」
「バカ過ぎると思う。」
「じゃあ、CD貸して、返すから。」
「当たり前だ。なんでも持ってけ。」
「外人しかないね。」
「洋楽ね。嫌なら聞くな。」
CHARAがいいと言うから、ねぇよと言うと焼けと言う。
Swallowtail Butterfly ~あいのうた~を焼いてやった。
後日、エンタウンみたいになったら、どうする?
と突拍子もない質問をされた。
「俺は生き抜こうと思う。最後まで死にたくない。家族も子どももいるからな。」
「そうだね。やはり、生き抜くことだね。生きてれば、何があってもなんとかするもんね。生き残るって約束をしよう!」
「その通りだな。約束をしようってすごいね、なんか。」
「もし、あたし達二人だけが生き残ったらどうする?」
「うん。死ぬ。」
「なんだテメェ!ざけんな!」
「うるせぇブス!」
そんな会話をしていた。
間もなく、本当にエンタウンみたいになったよ。
俺は生き残ってる。
君は死んだ。
生き残る約束は、どうしたんだい?
スコップ団の皆にも、約束して欲しい。
死んだらいかん。
やるべき事は、今まで以上にやった上でのスコッピング。
大前提は、健康に生きること。身も心も。
一番はそこだ。
続くはずがない。
数名だったら良かった。
今は一クラス以上いる。
述べでは200名を超えてる。
大人なんだから、そこはよく考えよう。
仕事、頑張れ。
稼ごう。
ダンプなんて、アッサリ買えちゃう位に全員で金持ちになってやろう。
余裕があり過ぎる位で、ちょうどいい。
いつかスコップ団の解散の時には、海外にでも行ってやろうぜ。
解散式は海外で。
いいね。
その位の勢いで、土日の影響を月曜に残さないようにしよう。
気持ちは分かるけど、ダメだこれじゃ。
だけど、
「今やらねぇで、いつやるんだ!」
の気持ちの炎は、燃え続けてる。
誰よりも。
お前らが、心配なんだよ。
で、団長・副団長もちゃんと休みが取れる方法を考えていきましょう。
活動を長く続けるには、持ち回り制で良いんやないでしょうか?
団長、副団長、ローテーションで休みを取ってはいかがでしょうか?
土曜は団長、日曜は副団長休みとか、交互に休んで休日を満喫して欲しいです。
長期に活動するんであれば、より一層休んで遊んで欲しいです。
スポット的に参加し続けたい自分としては、毎週出動してる団員の方の疲れた表情を見るのは忍び難いです。
皆さん入れ替わりでも、人手は確保出来ると思います。
共倒れにならぬ様、お休みだけは取って下さい。
隔週くらいしか私も参加出来ませんが、参加したい人は沢山いると思います。
人を信じて、どうか休みを取って下さい。