カーディガン

2006-03-31 20:17:49 | 編み物
編み物第3弾はカーディガン。



以前帽子や靴下を作ったのと同じ糸です。

可愛いのですが、この糸、すぐに切れるし、肌触りもいまいち。1玉50グラムでたったの3.70ユーロだから、そんなもんかな~と思いますが、せっかく自分で編むのだから糸くらいはいい糸を使いたいもの。

とはいっても毛糸メーカーのことなんてよく知らないし、毛糸の専門店も知らないしなあ。義母の知り合いに編み物好きな人でもいないかなあ~。

Lilja 4 Ever

2006-03-29 12:15:50 | 映画@ベルギー
月曜日の話ですが、ARTEで放送された「Lilja 4 Ever」(2002年)という映画を観ました。(IMDB内のページはこちら

監督は、スウェーデンのルーカス・ムーディソン。私は処女作の「Fucking Amal」しか観たことありませんが、この映画が3本目の作品らしいです。

「Fucking Amal」はスウェーデンの田舎町で暮らす、ちょっと派手で学校中の人気者の女の子と、対照的におとなしくて目立たない女の子のラブストーリーで、いわば“素朴な”、可愛らしい青春映画だったのですが、「Lilja 4 Ever」はとてつもなく悲惨で痛切な青春映画です。どちらもとてもリアルなことに変わりはないけど、「Lilja 4 Ever」の現実は耐え難い現実。

舞台は、ロシアのとある町。お金もない、仕事もない、夢も希望も何もない、郊外の団地。誰もがこんな国から出て行きたいと思っていて、Liljaの母親もまた、チャンスをつかむとためらいもなくLiljaを捨てて男とアメリカに行ってしまいます。

大人たちは疲れきっていて、本来守られ、大事にされるべき子供たちは見捨てられたまま。唯一の身内であるおばにアパートを奪われ、汚いアパートに引越しさせられたLiljaは、友達にも裏切られ、お金も底をつき、仕方なく男と関係を持ってお金を稼ぎます。そんな風にして手に入れたお金でも、スーパーで好きなものが買える、唯一の友達である年下の男の子に誕生日のプレゼントを買ってあげられる、というささやかな幸せが、Liljaに子供らしい表情を蘇らせます。

でも、親にも社会にも見捨てられた子供に子供らしく生きるなんてできるはずもなく。Liljaはクラブで知り合った優しくてハンサムな男にそそのかされ、スウェーデンに行くことにします。でも、希望に満ちた彼との新しい生活、という夢はスウェーデンの空港であっけなく壊され、待っていたのは、すべての自由を奪われた、単なる性商品としての生活。

私たちは、この映画がフィクションであっても、Liljaのような女の子が世の中に、スウェーデンのような豊かな国にも、もちろんベルギーにも、日本にも、無数にいることを「知っている」ので、この映画から目を逸らすことはできません。映画を観終わって心に残るのは、なんという世の中に生きているんだろう、という絶望感。

主演の女の子が、とてもとても素晴らしくて彼女の表情が頭に焼きついて離れないのですが、彼女が、彼女の年齢に相応しい(役では16歳ですが、実際には14歳だったとか)、子供らしい本当に屈託のない笑顔を見せるのが、現実世界ではなく夢の中だけ、というラストが本当に痛ましいです。

辛い映画だけど、観ることができて良かった。

改装準備

2006-03-28 21:08:42 | プチリフォーム
来月、2階にある寝室のリフォームをするので、その準備をしています。今私たちが使っている部屋はとりあえずそのままにしておいて、昨日はそれ以外の部屋のじゅうたんを撤去。私は風邪がまだ完全に治っていない&妊娠中というのを言い訳にしてミシェルと義母が働いている間パウンドケーキを焼きました。(^_^;)

じゅうたんをはがすのは、埃だらけになった以外は比較的簡単で、時間はかかったけど問題なく終了。コンクリの床がむき出しになって、なんだかがら~んとしてますが・・・。

今日は、寝室のひとつにある洗面台の撤去。部屋の中に洗面台がある、というのは、便利は便利なので撤去するか残しておくか迷ったのだけど、もともと小さな部屋なので場所を取るし、洗面台自体もかなり古いものなので撤去することにしました。シャワールームを置けるくらいの広さがあれば良かったんですけどね。

が、これは想像以上に大変だった。この前照明の取り付けをしてくれたおじさんが「簡単だよ~」と言うのでお願いしたのですが、表に出ていない壁の中のことは、開けてみなければわからないもの。配水管が隣のバスルームにあるバスタブのものとダイレクトにつながっていたらしく、近所の日曜大工屋に道具を買いに行くことになりました。

幸い、おじさんは単なる日曜大工好きな人、ではなくその道のプロ。私たちだけだったらこんなことするんじゃなかった~と大パニックになっていたところですが(^_^;)、道具を買ってきた後は難なく終了。(私には、何をしたのかよくわからなかったのだけど)

寝室のリフォームはまだ3週間くらい先なので、しばらくは落ち着かない家で生活することになります。本当は1週間くらい前にやれば良かったのだけど、来週と再来週はイースターで学校が休みだから仕事を休む人が多くて、今週じゃないと休みが取れなかったのです。

業者が来る1週間は、リビングで寝ることになるのかなあ~。早く終わって欲しい!

夏時間

2006-03-27 11:54:20 | 毎日の暮らし
昨日から夏時間になったベルギー。たった1時間の差なのですが、普通に寝坊して朝9時ぐらいに起きたらもう10時になっているわけで、1日があわただしく過ぎていきます。時差ぼけ、というと大げさかもしれないけど、ほんの1時間でも、体が慣れるまでに1週間くらいかかってしまいます、私。(^_^;)

でも春分の日を過ぎて、夏時間になって、やっぱり確実に季節が移ろっているよう。ここ数日はだいぶ暖かくなって、毛布が1枚いらなくなりました。なんだかんだいって、もうすぐ4月だもんね。

今日は朝は雨だったけど、今は日が差してとてもいいお天気。でもあいにく外でお散歩、というわけにはいかず、これから床の張替えに備えてじゅうたんをはがします。

Albator/Herlock

2006-03-26 10:55:17 | アニメ・マンガ・BD
1ヶ月くらい前から、mcmという音楽チャンネルでキャプテン・ハーロックの新シリーズを放送しています。日本では確か、SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCKというタイトルで2003年くらいにテレビで放送されたもの。(公式サイトはこちら

最近、Dybexからフランス語版のDVDが出たので、テレビで放送するようになったみたいです。ちなみに、昔のアニメや特に子供向けの、アメリカ経由で入ってきたアニメは名前が変わっていることが多いですが、ハーロックもフランス語版ではAlbatorという名前になっています。でも新シリーズでは、昔のテレビアニメを知らない世代を意識してか、ハーロックのまま。(でもフランス語だとエルロックなのだけど)

松本零士というと、日本では断然「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」じゃないかと思うのですが、こちらではハーロックが人気。ヤマトはフランス語圏では放送されていないみたいです。やっぱりヤマトなのが抵抗あるんでしょうか。(^_^;)

私は、別に松本零士は好きではないのですが、ミシェルは子供時代の一番のお気に入りアニメがAlbatorという筋金入り(?)のファン(生涯のアニメの座は別のアニメに譲りましたが)。新シリーズも、アメリカ版が出たときに早速購入していました。アメリカ版は、まだブリュッセルにいた頃に買ったのでもう2年位前に出ていたと思うのですが、フランス語版は最近出たばかり。テレビではもちろんフランス語版を放送しています。

しかし、日本のアニメDVDって、どうしてこんなにも高いんでしょうね? アメリカ版の値段はもう忘れちゃったけど、フランス語版のDVD-Boxは全13話でたったの59.90ユーロ。日本版は1話1DVDというとんでもない造りで、1枚5,040円=全部で6万5,520円。(-_-;) その分特典が充実しているのかもしれないけど・・・ミシェルが日本人でなくて、良かった。

案の定

2006-03-24 11:05:33 | 毎日の暮らし
風邪、移されてしまいました。(-_-;)

気をつけなきゃと思っていたけど、病人とずっと一緒の部屋にいてはダメですね。せっかくいいお天気になったのに、昨日、一昨日はずっと寝て過ごし、だいぶよくなりましたが・・・。何もせずにひたすら寝ていたので、家の中がすごいことになってます。(^_^;)

春分の日

2006-03-21 22:54:08 | 毎日の暮らし
今日は春分の日。こちらでは日本のように祝日ではないけど、暦の上では今日からが春、という区切り方をするらしく、カレンダーにはしっかりと「Printemps(春)」と書いてあります。

でも、相変わらずのお天気・・・。週末はいいお天気になったけど昨日からはまた曇り空で、気温も低め。このところずーっと気温が平年以下、という日が多いです。それでも、外を歩いていると庭先に可愛い花が咲いている家もたくさんあるのですが、せめてもうちょっと晴れの日が増えてくれるといいのになあ。

最近急に体重が増えてしまったので(汗)、少し運動したいのだけど、このお天気を言い訳に家でごろごろしがち・・・。(^_^;)

医者めぐり

2006-03-20 19:47:07 | 毎日の暮らし
今日のミシェルは、朝から医者三昧でした。(^_^;)

土曜日の夜から風邪っぽい、と言っていた彼。昨日も朝から喉と体中の筋肉が痛いと言って早めに寝たのですが、今朝になってもよくならなかったので仕事を休んで近所の医者に行きました。薬を出してもらったけど、残念ながら(?)3日しか休みはもらえませんでした。

午後は午後で、以前から決まっていた検査のため、リエージュ大学の病院に行ってきました。もともとこの検査のために今日は仕事をお昼で早退する予定だったのですが、3年かけてようやく実現した検査だったので、体に鞭打って病院へ。

なんの検査だったのかというと、3年前に痛めた肩のMRI。レントゲンでもエコグラフィーでも何も見つからず、キネジテラピーでもよくならないので、ミシェルがとても信頼しているキネからMRIを撮ってもらいなさい、と言われていたのですが、キネは医者ではないので紹介状を書くことができず、医者はなんだかんだ理由をつけてなかなか紹介状を書いてくれなかったのです。どうやらMRIは結構お金がかかるらしく、やたらと紹介状を出すと社会保険庁がいい顔をしないんだとか。しまいには、リエージュのお医者さんはもう3年も痛みがあるので、もともとの原因は治っているのに、体が痛みを覚えていてことあるごとにその記憶が蘇ってくるんじゃないか、などと言う始末。

でも、痛みは実際にある、というわけで違う医者に言って、ようやく紹介状を書いてもらえたのです。なので風邪だからと言って予約をキャンセルするわけにもいかず、予定通り病院に行ってきました。

リエージュ大の病院はうちから一番近い病院で、バスで20分ほど。ラッキーなことに昔から体は丈夫な私は、病院なんてあまり行く機会がないので、MRIってどんななんだろうと思いついていったのですが、待合室で待っているように言われてしまいました。(^_^;)

MRIの結果は、紹介状を出してくれたお医者さんに直接送られるようです。これで何か見つかって、3年越しの痛みが治ればいいのだけど。でも、もし何も見つからなかったら・・・。(^_^;)

久しぶりのブリュッセル

2006-03-19 21:16:23 | 映画@ベルギー
昨日の話ですが、久しぶりにブリュッセルに行ってきました。お目当ては映画。ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で上映された、黒沢清の「Lost」と塚本晋也の「Haze」を観てきました。

今年の映画祭で観るのはこの2本だけ。メイン会場のPassage 44には行かないので、あまり映画祭に行く、という感じもしません。ブリュッセルで仕事をしていたときは、仕事帰りに映画を観て帰るのもたまにはいいかな、と思えたのですが、今となっては電車の定期もないし、平日の、しかも夜に映画を1本観るためにブリュッセルまで・・・という気にはとてもなれません。ちょっと淋しい気もするけど。

久しぶりにせっかくブリュッセルまで行ったので、本当は和食でも食べたかったのだけど、映画が6時半からだったので和食は断念。代わりに土曜日はノンストップで営業している中華スーパー近くのベトナム料理屋に行ってきました。早めに着いたので、だらだらと2時間くらい時間をかけて。(^_^;) 午後だったのでほかに2~3組しかお客さんがいなくて快適でした。

もちろん(?)、レストランの前に隣のマンガ&アニメ屋をチェック。久しぶりに行ったらいつのまにかきれいになっていました。以前はいろいろと売っていて雑然としていたけど、今では本当にマンガとアニメの専門店、という感じで、なかなか繁盛している様子。隣のベトナム料理屋といい、リエージュにもこういうお店があるといいんだけどな~。

さて、肝心の映画はというと、ちょっと期待はずれ。(^_^;)

黒沢清の「Loft」(主演:中谷美紀、豊川悦司、西島秀俊)は予告編を見て、正統派のホラーというか、本当に怖ーいホラーを期待していたのですが、恐怖に取り付かれた人間の弱さを、どちらかというと面白おかしく描いている、という感じ。雰囲気的には、「回路」と「ドッペルゲンガー」を足して2で割ったような感じ、かなあ。怖いんだけど可笑しい、というのは、発想は悪くないように思うのだけど、でも怖いんだったら最後まで徹底して怖くしてくれればいいのに、可笑しいんだったらもっと皮肉をこめて徹底的に可笑しくしてくれればいいのに、というのが私の個人的な感想です。でも、「回路」と同じような映画を作っても仕方ないしね・・・。新鮮味のあるホラー映画を作る、というのは、いつの時代でもとても難しいものだと思いますが。

もう1本は塚本晋也の「Haze」。もともとは25分くらいの短編映画として撮ったものを再編集して49分にしたもので、短編ならではの勢いがある、という感じ。あるとき目覚めたらものすごく狭い、コンクリートの竪穴のような空間にいて、そこにいる理由も出口もわからず悪戦苦闘する、という設定はヴィンチェンゾ・ナタリの「Cube」を彷彿とさせます。短編なので、話は単純でわかりやすいですが、映像と音楽の迫力はさすが塚本晋也。まったく非現実的な話なのに、何があってもあんな狭いわけのわからない空間に閉じ込められるのは絶対に嫌だなあ、と心底思わされる映画でした。(^_^;)

映画とは直接関係ないのですが、今回映画を観に行ったNOVAという映画館は普段インディペンデント映画を上映している映画館で、とても快適とは言えない造りです。(^_^;) そもそも平らな床にあまり居心地のよくない椅子が並んでいるだけ。おまけにいつもそうなのか、映画館の中がやたらと暑くて、2本目を見終わった頃にはなんだかふらふらになってしまいました。幸い短い映画だったから良かったのだけど。

家に帰り着いたのは、真夜中近く。義母の家に遊びに行って帰りが真夜中、というのとは全然疲れ方が違って、年かしら・・・。(^_^;)

子供の名前

2006-03-17 11:48:23 | 出産@CF
性別も(一応)わかったので、子供の名前を少しずつ考えているのですが・・・。

なかなか適当なものが思い浮かばない名前も問題なのですが、もっと問題なのが苗字。私は自分の苗字を変更していないので、子供が生まれるとベルギーでは父親の苗字、日本では私の苗字、という妙な状況になってしまうんですね。かといって、常に旧姓を聞かれるベルギーで私の苗字を変更しても仕方ない気がするし。

なんでこんなことを気にするのかと言うと、子供のミドルネームのひとつに自分の苗字を入れたかったのです、私。(^_^;) そうすると、ベルギーでは別に何も問題ないのだけど、日本の戸籍上は苗字も私と一緒だから、重なってしまうのですね。苗字を変更するには裁判所に申し立てしなければいけないみたいだし、何かいい方法ないのかなあ~。