日本の写真 その③ ~高野山

2005-10-14 18:12:18 | 旅行
高野山は、日本に行く前から絶対に行きたい! と思っていた場所でした。でも行き方を調べてみると、横浜からではかなり時間がかかることが判明。一度はかなり迷ったのですが、早起きして父に駅まで車で送ってもらって、出かけることにしました。

そうしたらやっぱり大正解。お天気はいまいちだったのですが、高野山に上る途中の電車&ケーブルカーからの眺めが素晴らしかった! (電車からはうまく写真が撮れませんでした。(-_-;))

私たちは時間もないので、高野山までケーブルカーで上り、町の最初のバス停で下りて町をぶらぶら。高野山の町はこんな感じです。





高野山には夕方に着いたのですが、ユースのご主人に6時半までに来てくださいと言われていて、少し時間があったので、散歩をしながら大門を見に行きました。



その名の通り、とーっても大きな門。曇っていたし、日が傾きかけていたのできれいに写真が取れなかったのですが、ここからの眺めはとーっても素敵でした。晴れていれば瀬戸内海まで見えるそうで、ちょっと残念。

その後は、ユースへ。高野山に来たのだから、お寺に泊まろうかな、とも思ったのですが、宿坊はいっぱいありすぎてどう選んだらいいのかわからないし、安いところでもユースの安さにはかなわないのでやっぱりユースにしました。でもこのユースも、もとはお寺でとーっても素敵なところ。



宿泊施設用には作られていないので、部屋はふすまで仕切ってあるだけで、家中の音が筒抜け、というのが難点といえば難点でしたが、部屋は清潔で美しいし、お料理も旅館並み、というかことによっては旅館以上の味で、こんなに安くでこんなにおいしい思いをしていいのか、というくらいでした。(^_^)

翌日は、弘法大師の御廟がある奥の院へ。その後は、高野山真言宗の総本山である金剛峰寺を見に行きました。





私は仏教に詳しくないのでなんのためのものだったのかはさっぱりわかりませんが、ちょうど拝観したときに大きな広間でお坊さんが何人も並んでお経を唱えているのをちらっとのぞくことができました。

お寺の中で見ることができる場所は当然限られているのですが、日本最大という石庭がとても見事で素晴らしかったです。一通り見終わった後はお茶のサービスもあって、大満足。(^_^)

ちなみに、これまでにもいろいろお寺は見ているけど、高野山の魅力はなんと言っても生きている仏教に触れられる、ということだと思います。世界遺産に登録されて、観光客も多いのだけど、何しろ100以上のお寺がある仏教の町。町中をお坊さんが何人もごくごく普通に歩いていて、観光客も純粋な観光目的で来ている人はわずかで、みんなお参りのために来ているようでした。

私は仏教徒ではないし、お寺とかかわりを持つのも法事やお墓参りのときだけ・・・なのですが、今回は仏教の神秘的な一面を垣間見ることができたような気がします。

日本の写真 その② ~東北

2005-10-14 17:40:32 | 旅行
7日間有効のレールパスを使って、最初に出かけたのは東北。
本当は青森の先まで行って、恐山に行きたかったのですが、駅からのバスも1日に数本しかないし、東京からだとあまりにも時間がかかってしまうので、仙台で下りることにしました。

まずは、海が好きなミシェルのために松島へ。




 
が、着いた時間が遅くて既に遊覧船は終わっていました。
おまけに、日本三景の一つとあって、駅を出た途端から大きな看板やお土産物屋さんや観光バスが並ぶ、いかにも観光地、という趣。もちろん観光客も多くて、あまりそういう雰囲気が好きでない私たちはちょっとがっかり。結局、五大堂と瑞巌寺を見てちょっと散歩をして、帰ってきてしまいました。見晴らしのいいところに登れば、きっと日本三景と呼ばれるだけの景色を見ることができたと思うのですが、着いたのが遅くて日も暮れ始めていたし。

その日の宿は、仙台にある道中庵というユースホステル。



 

この道中庵、ユースとは思えない立派な建物で、部屋もとってもきれいでした。テレビもあったし、お風呂は立派な檜風呂。素泊まりだったので食事の味はわからないけど、ご主人も本当に好きでユースをやっているんです、という感じの気さくで親切な人で、素敵な一晩を過ごすことができました。また仙台に来ることがあったら、絶対ここに泊まります。(^_^)

翌日は、義経で有名な平泉へ。ちょうど今年の大河が義経、ということもあって、あちこちにポスターが貼ってありました。



大河効果なのかはわからないけど、結構観光客が多くて、ずいぶんにぎわっていました。私もミシェルも杉が大好きなので、杉林の中に点在するお寺をめぐる・・・というのはとても落ち着きます。

が、松島でもお寺を見たので、ミシェルは少し飽きてしまった様子。せっかくだからやっぱり海が見たい・・・ということで、平泉から新幹線が止まる一ノ関に戻って、その名もスーパードラゴンという名前の電車に乗って、三陸の海を見に行くことにしました。北に上る時間はなかったので、陸前高田で下りたのですが、着いたときにはもう夜。雨も降り始めて、とりあえずユースに向かったのですが、翌日も天気が悪そうだったので海に行くか、もうひとつ東北で行ってみたかった山形のほうに行くか・・・迷いながらとりあえず一泊しました。

ここのユースは、いかにもユース、というか合宿所のような感じ。部屋にはゴキちゃんもいてちょっと大変だったのですが(^_^;)、ここのご主人もとーっても気さくな人で、雨の中やってきた私たちがまだ夕食を食べていないというと、ありあわせのものでいいなら、ということでご飯をご馳走してくれました! でもありあわせといってもとっても立派な夕食で、恐縮しまくり。

翌日、電車の時間までユースの裏の海岸を散歩したのですが、海に出てみるとやっぱり海は気持ちいい! ということで、その近辺で唯一遊覧船が出ている唐桑に行き、遊覧船に乗ることにしました。



唐桑は、観光地というよりは普通の漁村。駅も無人駅で、ポスターが貼ってあったけど観光客の姿はありませんでした。(^_^;) 遊覧船乗り場に向かうと、大阪から来たという人が「3人じゃないと出ないんですー」と客引き状態。私たちとその人でぴったり3人だったので、船に乗れてラッキーでした!

ミシェルはこういう遊覧船が大好き。曇っていたせいかもしれないけど、三陸の海はちょっと荒々しくて、波で削られた岩肌が雄大で素晴らしかったです。電車の移動に時間がかかって大変だったけど、やっぱり来てよかった!

その後は仙台に戻り、仙台をぶらぶらしてひとまず家に帰りました。後半は南にいきます♪

日本の写真 その① ~実家周辺(鎌倉&横浜)

2005-10-14 16:42:38 | 旅行
私の実家は横浜の南の住宅街の中。遊びに行くとなると、最寄の駅前の周辺か、桜木町のみなとみらいか、横浜駅周辺か・・・という感じで、今回の日本滞在中も、だいたいそのあたりをうろうろしてました。

その、みなとみらいの周辺と、散歩に行った鎌倉の写真をご紹介します。

<鎌倉>



鎌倉は父の出身地。乗換えが面倒だけど、実家からも割りと近いです。ちょうど、9月に八幡宮の例大祭があったので、今も鎌倉で商売をしている親戚に頼んで、流鏑馬神事の招待券をもらい、見てきました。

頑張って的に矢を射る瞬間の写真を撮りたかったのですが、やっぱりド素人の私には無理でした・・・。
でも、ずーっと近くに住んでいたのに、流鏑馬神事を見たのはなんと今回が生まれて初めて。(^_^;) あっという間に終わってしまうのですが、目の前を馬が駆け抜けていって、その馬上から見事的を射抜く姿が見えたときは、思わず感動してしまいました。(的が外れるときも結構ありましたが)

鎌倉に住む大伯父曰く、毎年例大祭の時期はお天気が悪いらしいのですが、今年はとてもいいお天気でした。天気予報が曇りだったので帽子も日傘も持たずに行ったら、直射日光をがんがん浴びて、倒れそうでした。(^_^;)


<みなとみらい>




みなとみらいは、私が大学生のときバイトをしていたところで、ミシェルが日本に遊びに来るとその前後にデートをしていた場所です。ベルギーに来る前、親戚を集めて披露宴をしたのもここなので、とーっても思い出深い場所。

みなとみらい自体は、私が子供の頃から再開発をしていて変化の絶えない場所で、バブル崩壊でどうなるか、と言われた時期もあったけど、いまだに開発が進んでいます。なので、帰るたびに新しいビルができていて戸惑ってしまうのですが、今回も新しいお店やマンションがたくさんできていました。

でも、個人的には、私はみなとみらいの高層ビルと、海と、空き地、という組み合わせが好きなのです。みなとみらいから横浜駅の東口まで行く道にはまだ空き地がいっぱいあって、そこを散歩するのが好きなのですが、今回もいろんなビルが建設中になっていて、空き地がだんだんなくなっていくようでした。この空き地が全部埋まってしまったら、コンクリだらけでとっても息苦しい街になってしまうと思うのだけど・・・。