編み物

2006-02-28 12:52:01 | 毎日の暮らし
家事全般、何かと苦手な私ですが、唯一そこそこ好きなのが編み物。といっても、編み図がなければ何も編めない超初心者ですが、先日近所の編み物屋さんの前を通ったら毛糸を安売りしていたので、何か編もうかな、という気になりました。何を編むか決めていなかったので、安売りの毛糸は結局買わなかったのだけど、せっかくだから赤ちゃんモノを編むことに。でも、帽子を編むのだってさっぱりサイズの見当がつかないので、編み図を探しに本屋さんに行ってみました。

うちの近所には、本屋さんと呼べるような本屋はないのですが、実用書なら大きな本屋でも小さな本屋でもあまり変わらないし、と思ってショッピングセンター内のお店へ。でも、手芸の本は結構あるのに編み物の本は2~3冊しかなくて、赤ちゃんモノに限定した本もなく。仕方ないので次は同じショッピングセンター内のVeritasに行きました。

ここのVeritasはあまり広くないので、毛糸の品揃えもいまひとつ。編み物本も本屋さんよりはたくさんあって、赤ちゃん用の本もあったのですが、中を見てみるとうーん、イマイチ、という感じ。値段も20ユーロくらいだったので、イマイチなものに20ユーロ出しても仕方ないしな、と思いお店を後にしました。

でも手ぶらで帰るのも悔しい。リエージュのセンターまで行くのは面倒なので、ちょっと回り道をして、結局毛糸の安売りをしていた専門店に行くことにしました。このお店、実はPhildarという有名なフランスのメーカーの直営店なのですが、とても小さなお店なので、特に平日の昼間なんてあまりお客さんがいなくて、小心者の私はちょっとお店に入るのに勇気がいるのです。(^_^;) 考えすぎだということはわかっているのだけど、こういう小さなお店に行くと、どうしても何も買わずにお店を出るのが難しいような気がしちゃうんですよね。

お店に入ると、やっぱり店員さんと私のふたりだけ。あんまり長いこと立ち読みしたら嫌がられるかな、などとまた余計なことを考えながらカタログを見て、結局去年/今年の秋冬物と、今年の春夏物のカタログを2冊買いました。カタログは1冊5ユーロなので、本を買うよりもずっとお買い得。

  

とりあえず、手始めに病院で夏でも必須品だと言われた帽子でも編もうかなあ~と思っています。が、簡単なものだと日本のような編み図ってないんですよね~。フランス語の説明は略語だらけだし、編むよりもフランス語を解読するほうが大変そう・・・。(-_-;)

冬のオリンピック

2006-02-27 15:15:24 | ベルギーのニュース
昨日、冬のオリンピックが終わったのですが・・・

ベルギーでは全然盛り上がりませんでした。(^_^;)

毎日テレビのニュースを見ていたわけではないけど、開会式以外でオリンピックの話題を見たのは、フランス人(なんで?)がアルペンスキーで金メダルを取ったときだけ。開会式はベルギーのテレビ(仏語)でも中継していたけど、閉会式の中継はありませんでした。(^_^;)

それもそのはず・・・というか、出場したベルギー人選手はたったの4人で、4人ともスケートの選手。うち1人はベルギーに帰化した元オランダ人。全員男性で、3人がスピードスケート、1人がフィギュアだったのですが、さっぱり話題にならなかったところを見ると、きっとみんな良い成績ではなかったのでしょう。

お隣のオランダはスケート大国だけど、ベルギーではスケートもそんなに人気ではないみたい。スキーは山がないし、雪もそんなに降らないからもともと国内では難しいのだろうと思うけど。

私自身、かろうじてスケートが滑れるけどスキーはしたこともないくらいなので、特別オリンピックに興味があるわけでもないのですが、日本のオリンピック報道に慣れているとベルギーのテレビはあまりにも気が抜けていてなんだか淋しい。出場していたベルギー人選手が全員オランダ語系だったから、オランダ語圏ではもうちょっと盛り上がっていたのかもしれませんが・・・。

他の国のテレビが見られるのがせめてもの救いで、フィギュアなどはフランスのテレビで見ていました。でも同じオリンピックの中継でも、フランスとドイツとオランダのテレビでは中継する種目が違っていて、なかなか面白かったです。フランスはやっぱりスキー(アルペン)かなあ。ドイツとオランダのテレビはたまにしか見なかったけど、つけるとドイツではいつもボブスレー、オランダではいつもスピードスケートを中継していた気がします。(^_^;)

ちなみに、格闘技以外スポーツ観戦をしないミシェルは、何ひとつ見ていませんでした。

久しぶりに・・・

2006-02-24 17:18:52 | 毎日の暮らし
今日は朝からいいお天気になりました。



今日は風もあったし、まだまだ寒いけど、青空とお日様が見えるとやっぱり気持ちいいです。あいにく、お昼を過ぎた頃から雲が出てきてしまったので、朝のうちに散歩に行って正解でした。

週末のお天気はどうかな~。

鳥インフルエンザ

2006-02-23 20:50:14 | ベルギーのニュース
お隣のドイツやフランスでH5N1型の鳥インフルエンザ・ウィルスに感染して死んだ鳥が見つかってから、ベルギーでも毎日ニュースはこの話題でもちきりです。ベルギーでは今のところH5N1に感染した鳥は見つかっていませんが、3月から家禽の屋内隔離が義務付けられます。また、動物系テーマパークの鳥にはワクチンが打たれています(効果ははっきりしないみたいだけど)。

まだまだ渡り鳥がたくさん飛来してくる時期なので、いずれはベルギーの国内でH5N1に感染した鳥が見つかるのも時間の問題だと思うのですが、家禽が感染しない(そしてヒトが感染しない)ことを祈るばかり。でも、政府が開設したコールセンターには「猫は大丈夫か」みたいな質問も来るらしいです。(^_^;)

そんなわけで、なんとなく鳥は避けたい、という気持ちから鶏肉の売り上げも減少。鶏専門のお店のなかにはお店を閉めなければいけないかも、というところも多いようです。業者さんは、いまほど鶏肉のコントロールが行き届いていて、いまほど鶏肉が安全な時はない、と言っていましたが・・・。私は鶏肉が好きなので、普通に買っていますが、どこかの養鶏場で鳥インフルエンザが出たら、一気に鶏肉の消費は落ち込んでしまうでしょうね。

渡り鳥の移動を制限することはできないので、家禽の隔離はどうしても必要なのでしょうが、毎年毎年同じことを繰り返さないためにも、早くワクチンが開発されて欲しいです・・・。

ちなみに今年は普通のインフルエンザも流行っているようです。今年流行っているのはB型だとか。気をつけましょう。ちなみに私は小学校のときにワクチンを受けて体調を壊したことがあるものの、インフルエンザにかかったことは一度もなくて、子供の頃はインフルエンザで何日も学校を休む子が羨ましかった・・・。(^_^;)

今年も・・・

2006-02-22 18:20:50 | 映画@ベルギー
来月、3月10日から25日まで、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(BIFFF)が開催されます。

2週間以上、という映画祭としては稀に見る長さ。24年という長い年月を経ても、いまだに学生の自主上映会的な、オタクっぽい雰囲気が残る映画祭です。(^_^;) ミシェルもかつては、映画祭の間休みを取って通いつめていたほど。最近はそんなにお金もかけられないのでアジア映画ばっかり観ていましたが、リエージュに引っ越してきてからはさらに足が重くなり、年々観る映画の数が減っていくような気がします。ちょっと淋しいけど、特に今年はいっそうお財布が淋しいし。(^_^;)

ちなみに、去年は清水崇の「稀人」が最高賞のCorbeau d'Or(金のカラス)、塚本晋也の「Vital」が次賞Corbeau d'Argent(銀のカラス)を取りました。映画はいろんな国から出品されているのですが、とりあえず日本映画だけ日付順にピックアップします。詳しいプログラムは、BIFFFのサイトを見てください。


 おそいひと Late Bloomer
 上映日:3月12日20:30/3月13日22:30 上映会場:Nova
 監督:柴田剛
 出演:住田雅清、とりいまり、堀田直蔵、白井純子、福永年久、有田アリコ

 重度の身体障害を持ちながら、介護者のサポートを受けて暮らしている障害者が主人公。卒論の取材のために、介護を経験したいという女子大生がやってくるところから主人公の生活や気持ちに変化が現れ・・・。
テーマはずばり、障害者と(障害者による)犯罪。個人的にかなり興味を惹かれるテーマではありますが、日曜か月曜の夜というのがつらい・・・。こういう映画が観られるのが、映画祭の魅力でもあるのですが。

公式サイト:http://osoihito.jp/


 Meatball Machine
 上映日:3月12日0:30 上映会場:Auditorium 44
 監督:山口雄大
 出演:高橋一生、河井青葉

 タイトルからしてBIFFF受けしそうな映画。上映時間も夜中だし。
去年の東京ファンタで上映されたらしく、東京ファンタのサイトによると、「生きた人間に寄生する怪物と、それに身体を乗っ取られ醜悪な生き物=ネクロボーグとなり、戦いを強要される一組の男女ヨウジ、サチコの物語」だそうです。
監督の山口雄大は北村龍平の「Versus」「Alive」の脚本を担当した人らしい。
マンガが原作のコメディ「魁!!クロマティ高校THE★MOVIE」の監督でもあり、この作品も今回のBIFFFで上映されます。


 乱歩地獄 Rampo Noir
 上映日:3月13日20:00/3月14日22:30 上映会場:Nova
 監督:竹内スグル、実相字昭雄、佐藤寿保、カネコアツシ
 出演:浅野忠信、成宮寛貴、松田龍平

 江戸川乱歩の「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」を映画化して1本の作品にまとめたもの。出演者は3人しか書きませんでしたが、そのほかの出演者もとっても豪華です。
江戸川乱歩、好きなので観てみたいです。松田龍平、密かに好きだし。

公式サイト:http://www.rampojigoku.com/


 マインド・ゲーム Mind Game
 上映日:3月15日18:30 上映会場:Auditorium 44
 監督:湯浅政明
 出演(声):今田耕司、前田沙耶香、藤井隆、たくませいこ、山口智充

 毎年、1本は日本アニメが上映されるBIFFFですが、今年のアニメはこれ。監督は「クレヨンしんちゃん」劇場版を手がけた人。
お話はともかく(^_^;)、アニメーションは「アニマトリックス」をプロデュースしたSTUDIO4℃。アニメ表現の新しい可能性を切り拓いた作品・・・らしいです。


 Shinobi
 上映日:3月15日20:30 上映会場:Auditorium 44
 監督:下山天
 出演:仲間由紀恵、オダギリジョー、椎名桔平、黒谷友香、沢尻エリカ

 この前DVDを買ったばかりですが、この映画はきっとBIFFFで公開されるだろうな、と前から思っていた作品。
原作は、かの有名な山田風太郎の「甲賀忍法帖」です。日本でもこの手のエンターテイメント映画はあるんですよ、っていう感じでしょうか。

公式サイト:http://www.shinobi-movie.com


 魁!!クロマティ高校 Cromartie High School
 上映日:3月15日22:30 上映会場:Auditorium 44
 監督:山口雄大
 出演:須賀貴匡、虎牙光揮、渡辺裕之、高山善廣、遠藤憲一

 野中英次原作の同名ギャグ漫画を映画化した作品。監督は、Meatball Machineの山口雄大で、今回のBIFFFにはゲストとして招待されているようです。
予告編観ましたが、バカバカしくていい感じです。
でもお金払って観る気は・・・。(^_^;)

公式サイト:http://www.kurokou.com


 Loft
 上映日:3月17日20:30/3月18日18:30 上映会場:Nova
 監督:黒沢清
 出演:豊川悦司、中谷美紀

 私もミシェルも大好きな黒沢清の久々(?)の新作。前作「アカルイミライ」は全然機会がなくていまだに観ていないのですが、今作は黒沢清らしい、正統派ホラーという感じです。

予告編は韓国の配給会社Mirovisionのサイトで。


 Haze
 上映日:3月18日20:30/3月19日18:30 上映会場:Nova
 監督:塚本晋也
 出演:塚本晋也、藤井かほり、村瀬貴洋、神高貴宏、辻岡正人、さいとう真央

 これまた私たちが大好きな塚本晋也の最新作。
批評によると原点回帰的な作品らしく、お相手役も「東京フィスト」の藤井かほり。たった49分の作品ではありますが、塚本映画らしいぶっ飛び感が期待できそう。

公式サイト:http://theres.co.jp/tsukamoto/haze/index.html


 妖怪大戦争 The Great Yokai War
 上映日:3月19日14:00 上映会場:Auditorium 44
 監督:三池崇史
 出演:神木隆之介、宮迫博之、南果歩、成海璃子、佐野史郎

 上映される作品のほとんどが16歳以下禁止指定を受けているBIFFFの映画ですが、もちろん、子供向け映画もあります。
で、BIFFFでも人気の三池崇史が今年のお子様担当(?)。
ちっちゃい子(でも、小学校の高学年くらいかな)、そして男の子の子供がいたら、一緒に観に行きたいかも。(^_^;) (ていうかミシェルは今でも楽しめる?)

公式サイト:http://yokai-movie.com/index.html


 ゴジラFinal Wars Godzilla Final Wars
 上映日:3月19日18:00 上映会場:Auditorium 44
 監督:北村龍平
 出演:松岡昌宏、菊川怜、宝田明、ケイン・コスギ、水野真紀

 こちらもお子様OKな1本。監督は「Alive」「Versus」「荒神」「あずみ」・・・などなどBIFFFでもお馴染みの北村龍平。
誰でも知ってるゴジラのシリーズ最終作、ということですが、やっぱりゴジラは、着ぐるみの特撮モノのほうが、迫力があっていいですよねえ・・・。

公式サイト:http://www.godzilla.co.jp/


 エリ・エリ・レマ・サバクタニ Eli, Eli, Lema Sabachtani?
 上映日:3月20日20:30/3月21日22:30 上映会場:Nova
 監督:青山真治
 出演:浅野忠信、宮崎あおい、中原昌也、筒井康隆、戸田昌宏

 青山真治の最新作です。が、微妙な感じです。
感染すると自殺したくなる病気に感染してしまった女の子が、その病気を治せるという音楽家を訪ねる、という物語で、「音楽」がモチーフなのですが・・・。
ものすごく気に入るか、全然つまらないか、どちらかだろうな、という気がします。

公式サイト:http://www.elieli.jp/top.htm


 デス・トランス Death Trance
 上映日:3月22日22:30 上映会場:Auditorium 44
 監督:下村勇二
 出演:坂口拓、須賀貴匡、剣太郎セガール、竹内ゆう紀、藤田陽子

 「Versus」「Alive」「Shinobi」などのアクション監督を務めた下村勇二が監督の日米合作映画。
時代劇なんだけどアクション、ファンタジーで、「Versus」や「Alive」のスタイリッシュな流れを受け継いでいる、という感じでしょうか。

公式サイト:http://www.deathtrance.us/


<番外編>
といっても、ちゃんとしたプログラムの中に入っているのですが、お色気もの。(^_^;) 今年のクラシック映画特集はお色気もの、しかも「尼僧もの」(そんなジャンルがあるのね)のようで、日本映画も「聖獣学園/School of the Holy Beast」、「濡れ縄ざんげ/Wet Rope Confession」といういかにもなタイトルの2本が上映されます。ちなみに2本とも3月24日の夜、22時30分からNovaで2本続けて。


・・・ということで、日本映画は全部で14本。今のところ、問題なく観に行けそうなのは18日の土曜日の2本だけかなあ。

感激!

2006-02-20 18:45:14 | 毎日の暮らし
去年日本に帰ったときに、唯一映画館で観た映画が、仲間由紀恵とオダギリ・ジョーの「Shinobi」。

普段この手の映画はあまり観ない私たちですが、たまたま松竹の招待券を父がくれて、他に面白そうな映画もなかったので、観に行ったのでした。

物語は、忍者版ロミオとジュリエットとでもいうのか、とてもオーソドックスな内容。いまひとつ深みに欠けるような感じでしたが、映像もきれいで、映画館の大きなスクリーンに映える映画というか、映画館で観るなら1度くらい観ておいてもいいかも、というのが私の素直な感想でした。

が、忍者モノが好き(?)なミシェルはいたく気に入った様子(ちなみに彼は、川尻善昭の「獣兵衛忍風帖」が好き)。ベルギーに帰ってきてからも、ことあるごとにDVDの発売日をチェックしていたのでした。そして先月、ようやく発売日がわかり、アマゾンやHMVで予約を受け付けるようになったので、先週アマゾンで注文しました。

日本での店頭発売日は2月18日。前日にはお店に入るので、アマゾンでも同じらしく、17日に発送しましたよ~というメールが届きました。ネットでDVDを買うときは、よーっぽど安いものでない限り、たとえ税金を取られても送料が高くなっても、必ず書留扱いにしてもらう彼は、今回もDHLを利用。ネットで配達状況がチェックできるから私も便利なのですが、今朝チェックしたら通関手続きも済んで配送中になっていたので、ずっと家の中で待っていたのでした。

そうしたら、午後になって無事到着。日本での店頭発売日が18日で、たった2日後の20日に届くという素晴らしさ。発売日が平気で1ヶ月も2ヶ月も遅れるこちらのDVDとは全然比べ物になりません! というかDVDに限らず、何かを注文したり頼んだりすると最低でも1度はこちらからアクションを起こさないと反応が得られないこの国・・・。安心して買い物ができるって、幸せ~。

携帯電話

2006-02-19 11:58:27 | 毎日の暮らし
3年ほど前に買った携帯電話が壊れてしまいました。ミシェルと二人で、安売りしていた同じモデルの携帯を買ったのですが、壊れたのはミシェルが使っていたもの。原因はわからないのだけど、電源が入らなくてお手上げ状態です。修理しようとしたって、新しいのを買ったほうがいいですよ、とか言われるんだろうなあ。3年って、短いような気がするけどそんなものなんでしょうか。

とりあえずはSIMカードを交換して、私のを使ってもらうことに。SIMカードを交換するだけでいい、っていうのは便利ですよね。新しい携帯は、月曜日にでも見に行くつもりです。二人とも、この手のものにお金をかけるタイプではないので、別にいろんな機能はいらないから、ちゃんと通話ができて、待ち受け時間が長くて、長持ちすればそれでいいのだけど、いくらぐらいかかるかなあ~。どうせだったら先月壊れてくれれば、1月のバーゲンで安くなってたりしたのかしら・・・。

産院の説明会 その3

2006-02-16 16:02:31 | 出産@CF
昨日は、3回目、そして最後の産院説明会に行ってきました。

先週は大盛況だったのですが、今回はその3分の2くらい(それでも50人ほど)。私は、説明会は3回と聞いて3回行けばいいのか、と単純に思っていたのですが、興味のあるテーマのときだけ来る人も多いんですね。先週は特に、みんなが知りたい産休や入院費や入院に必要なものなど、実用的な内容だったので参加者が多かったようです。

今回のテーマは、新生児との接し方について。

赤ちゃんは、母親の胎内にいるときから五感を発達させているわけですが、それは何のためか? というと、「親との絆を確立するため」。親の顔を見て、声を聞き、肌に触れ、匂いを嗅ぎ、母乳を味わうことで親との絆を確立し、自分にとって安全な場所を見つけるのだそうです。生まれたばかりの赤ちゃんでも、足に硬いものが触れるとそれをしっかりと押し返して、お母さんの胸まで這っていけるんだとか。そしてお母さんの乳房の匂いがわかるんだそうです。

ということで、香水はNG。石鹸もできるだけ匂いのないものを使いましょう、ということでした。体に使うものだけでなく、洗濯用の洗剤や柔軟剤も、できるだけ匂いのないものがいいらしいです。

次に、具体的に新生児と接する方法として何が効果的なのか? ということとで助産婦さんが教えてくれたのは、①カンガルー・メソッド、②マッサージ、③抱っこ、の3つ。

①カンガルー・メソッド
日本ではカンガルー・ケアと呼ばれているみたいで、主に未熟児の新生児を相手に行われているようですが、新生児を母親、または父親の胸に直接、お互い裸の状態で(もちろん、冷えないように背中に毛布をかけます)抱っこする、というもの。親が親になったことを実感するためにも、赤ちゃんの発達のためにも、とても効果的だそうです。今までお腹の中にいた赤ちゃんは、お腹の中とは違う心臓の音を新しく聞くことによって、次のステップへの発達も進むんだとか。

②マッサージ
その名の通りマッサージ。エネルギーが有り余っている子に対してはリラックスさせる効果があるし、逆にいつも寝てばかりいるような子に対しては、体を刺激して活性化させる効果があります。でもやりすぎは禁物。もう十分だよ、というサインが見えたら、やめないといけません。マッサージは誰でも大好きなので・・・小さい頃たくさんマッサージしてもらった子は、中高生くらいになっても、試験前などストレスが高まると親にマッサージを求めて来るんだとか。(^_^;)

③抱っこ
というのは単なる抱っこではなくて、布を使って赤ちゃんを体に密着させ、抱っこしたまま移動も家事もしちゃう、というもの。私は全然知らなかったのですが、日本でもベビースリングなどと呼ばれる抱っこグッズ(?)があるみたいですね。でも、助産婦さんが紹介してくれたのはそんなお洒落なモノではなく、ただの大きなスカーフ(4~5メートル)を体に巻いて、赤ちゃんを抱っこする、というもの。昔、日本人がおんぶ紐を使って赤ちゃんをおんぶしていたのと同じようなものでしょうか。

実は私、以前から抱っこで移動できたら楽だよなあ、と思っていたので、これはとても心強い味方になりそう。実際には、そんなふうに赤ちゃんを抱っこして歩いている人を見かけた記憶はないのですが、リエージュでも大きな産院でこれを勧めているのなら、堂々と(?)できそうです。散歩に行くのだって、特に石畳の道なんか、でこぼこしたところを乳母車に乗せて歩いたら体に悪そうですもんね。助産婦さん曰く、こうやって抱っこしていると、抱っこしている母親または父親の体の動きがじかに伝わって、赤ちゃんの体の発達にもいいんだとか。

さて、今回の説明会で合計3回の説明会は全部終了したわけですが、個人的には、今回の内容が一番、早く赤ちゃんに会いたいな、と思わされる内容でした。きっと、いろいろなことを赤ちゃんから教えてもらえるだろうな、という気がします。

そして極めつけは、「産婦人科医や、助産婦や、小児科医がなんと言っても、本能に従いなさい」という助産婦さんの言葉。

なんだそれ、という気がしなくもないですが(^_^;)、この言葉を聞いてかなり気が楽になりました。母乳のあげ方から、マッサージの仕方、抱っこの仕方、お風呂の入れ方etc, etc... 何かとプロの人たちがアドバイスしてくれるのは事実ですが、自分たちの子は1人、その子にとっての親も自分たちだけなわけですからね。

ベルギーの産院がみんなこんな感じなのかはわからないですが、こんなアドバイスをしてくれる助産婦さんがいるというだけでも心強いので、やっぱりこの産院のお世話になろうと思います。

アトミウム 新装オープン

2006-02-15 15:44:36 | ベルギーのニュース
ブリュッセルのヘイゼルにあるアトミウムの改装がようやく終わり、昨日の夜、プレス向けのお披露目会がありました。

新しくなったアトミウムの写真はこちら

ブリュッセルに住んでいた頃は、アトミウムのある公園にもよく遊びに行ったのですが、改装前のアトミウムは本当に古ぼけた感じだったので(^_^;)、中に入ったことは一度もありません。改装されたら・・・と思っているうちにブリュッセルからは引っ越してしまいましたが、機会があったら一度は行ってみたいなと思っています。

ちなみにこのアトミウム、1958年の万博の目玉として作られた鉄の分子モデルなのですが、ベルギー人はただならぬ愛着を持っているようで、改装前に球の部分を覆っていたアルミの板が、1枚1000ユーロで良く売れたようです。確かに記念品としてはいいアイディアだと思うけど、はがされたあとはただの古くなったアルミの板。家に持って帰ってどうするんだろう・・・という気がしなくもないです。(^_^;) でもって、昨日のお披露目会の様子もテレビのトップニュースで延々と(10分は軽く使ってたんじゃないかな?)伝えていたし。

一般の入場が可能になるのは、今週の土曜日からのようです。詳しくは、アトミウムのサイトをどうぞ。

ちなみにアトミウムの中にはレストランもありますが、防災上の理由でフリットは揚げられないんだとか。なのでフリットが食べたければ、下のフリチュールで買って食べるしかないですね。(今もあるのかな?)

誕生日

2006-02-14 11:40:36 | 毎日の暮らし
今日はバレンタイン。

ですが、我が家の姫の誕生日でもあります。

             

とはいっても本人はまったくお構いなし。朝からお腹空いた~と起こされ、ご飯をあげたものの臭いをかいだだけでその時は食べず(しばらくしてから食べてた)、あとはラジエーターの上に置かれたダンボールの箱の中でひたすらおねんね。

飼い主の私も、たまたま誕生日がバレンタインだからちゃんと覚えているようなもの。(^_^;) 別に誕生日だからと言って、プレゼントなんてないし。今年で3歳ですが、病気をすることも他の猫と喧嘩することもなく毎日のんびりと暮らしています。飼い猫の寿命はどんどん延びているようなので、このままずっと健康なら、あと15年は一緒に暮らせるかな? 15年後なんて想像してもぴんと来ませんが・・・。

子供が生まれたら、どういう反応するのかなあ~。(^_^;)