潯陽楼から長江沿いを鎖江楼塔(さこうろうとう)へ。
入場料20元(320円)。この辺の入場料の相場は20元。
▼鎖江楼
鎖江楼塔は、鎖江楼の側にある塔。
元の名を文峰塔といい、長江南岸の回龍磯上に建っている為、
回龍塔とも呼ばれていたそうだ。
鎖江楼と塔は明の万暦14(1586)年~32年まで、18年かけて
建設され、落成当時は九江の一大名勝だったそうだ。
禹王が鉄で鋳造した牛を沈めて治水をしたという言い伝えから、
鎖江楼の傍らには鉄牛が4つ配置されていたが、
万暦36年6月17日に発生した強烈な地震で鎖江楼と
二つの鉄牛が倒壊。鎖江楼塔だけが残った。
地震で倒壊した鎖江楼は清乾隆13(1748)に再建されたが、
咸豊3(1853)の戦火で破壊された。
残った塔の方は、第二次大戦時に長江を遡上してきた日本軍の
砲艦の砲撃を受け、塔身が東に傾いたそうだ。
▼鉄牛と鎖江楼塔
1986年に修繕されているものの、何だかんだいって、塔だけは
ずーっと残っているらしい。
見た感じそれほどボロボロではないが、塔の下には、
"危険なので塔身から3m以上離れろ"という注意看板が立っている。
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