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大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

成都東駅〜大足南駅〜宝頂山石刻

2020年11月18日 | 中国の旅

翌11/20、7:42成都東発G8541次で大足南駅へ。
大足南までの所要時間1時間16分。
沿線の田園風景を楽しみにしていたものの
一面の濃霧で何も見えなかった。
こんな霧じゃ高速道路は通行止めだろう。
大足行きをバスでなくて高鉄にしてよかった。

大足南駅には定刻通り8:58に到着。
大足に着くころには霧もすっかり晴れていた。

大足南駅は大足市街からかなり離れているので
先ずは206路で大足市街へ。
9:04発、6元(約96円)。
1時間以上乗るので、日本の感覚では安く感じるが、
中国の路線バスで6元は高い。
さすがは世界遺産路線。
そう言えば麦積山行きも6元だったか…。

206路には買った布団を担ぐ人、生きた鶏が顔を出す
ズタ袋を持って乗り込んで来る人、
田舎らしく、昔懐かしい中国の風景が残っていた。

1時間10分で市中の大足印象に到着、
ここで宝頂山行きの205路に乗り換える。

205路で約30分、宝頂山景区駐車場下車。
駐車場を突っ切って、宝頂山の旅行センターへ。


峨眉山から成都へ

2020年11月17日 | 中国の旅

五顕崗から峨眉山バスセンター(峨眉山旅遊客運中心)
へは20分程だった。
售票処(切符売場)に入ると次の成都行きは10分後の13:00。
窓口で切符を買おうとすると自販機で買えと
促されてしまった。
パスポートじゃ買えない、と言おうとしたところに

成都行き居ないか!! とおじさんが入って来た。

成都便の客引きか? と思いながら、

はいっ!!成都行きます、と手を上げた。

切符持ってるか?

これから買います!

おじさんに手招きされて、自販機の前へ。

早く買え!もう直ぐ出るぞ!!

いや、外人だから自販機じゃ買えない!

と窓口の女性に向かってパスポートを掲げ
やっと切符を売ってもらえた。

峨眉山旅遊客運中心→新南門客運站は
46元 (736円/2018年は1元16円で計算)。

驚いたことに、私を急かしていたおじさんは
成都行きバスの運ちゃんだった。

▼成都行きバスの切符

ここからのバスは新南門バスターミナル行きで
新南門バスターミナルは錦江の南側に有る。
交通飯店の隣と言う方が分かりやすいかな。
最近錦江のことを南河というみたい…。

13:03、乗客3人を乗せたバスは
3分遅れで峨眉山バスセンター発車した。

乗客が3人でも時間が来ると発車するのか。
中国も変わったなぁ…。

と、感心していると、20分程走って停まった。
見れば城北バスターミナル(城北客運站)。
ここで峨眉山発成都行きは満席になった。

▼城北バスターミナル

城北バスターミナルを13:40に発車したバスは
一路新南門へ。
高速に乗って14:05青衣河を渡った。
青衣河は楽山大仏に向かって流れ込む
大渡河の支流だ。

何故、初めての地で青衣河と判ったのかと言えば
運転席の後ろに陣取ったおじいちゃんが
ずっと運ちゃんに話しかけ、あれはなんだ、
この川の名前はなんだと聞きまくっていたから。
気のいい運ちゃんはずっと観光案内しながら
運転していた(笑)。

▼青衣河

城北バスターミナルから新南門バスターミナルまでは
ノンストップで約2時間20分だった。
峨嵋山バスターミナルからだと待ち時間含めて3時間。
やっぱり高鉄の方が早くて便利だ。


五顕崗へ

2020年11月16日 | 中国の旅

清音閣に戻ってバス乗り場の有る
五顕崗(ごけんこう)方面へ。
途中、白蛇と青蛇が闘ったという
闘龍壩(とうりゅうは)があった。
…ただの河原だけど。

川劇の白蛇伝では、
白蛇が峨眉山を下る途中、青蛇に見初められ
青蛇は白蛇を我がものにせんと
戦いを挑んだがあえなく返り討ちにされて
その子分になった。

闘龍壩の先には良寛さんの碑が有る。

「娥眉山下橋」と刻まれた柱が浜に流れ着き
それを見た良寛さんが峨眉山と李白の詩に
思いを馳せて七言絶句を詠んだ。

そんなこともあって、日中友好で
良寛さんの碑が建っているらしい。

▼橋の欄干の猿

ものすごく愛嬌の有る石猿が欄干に乗っている橋を
石猿を眺めながら渡ると、
そこは金亀壩(きんきは)。

伝説によると、金亀壩ではその昔
金色の亀石が掘り出されたとか。

この辺りの売店では、猿除けの棒が売っている。
凶暴猿が出てきたらこれで撃退しろと言う(笑)。

ダム沿いを歩いていると、五顕崗方面から
一人旅らしい若者が歩いてきた。
ここ数年、一人旅の中国人も見かけるようになった。

…この先、どのくらいかかる?

この先の観光地点は清音閣周辺だ。
山道を一人で歩いてきて心細くなったのか、
それとも歩き疲れたのか(笑)。

次までだいたい20分位かな、
と時計を見ながら答えると、

まだそんなに有るのか…。

そんなやりとりを3人の一人旅らしき青年と
交わした後、五顕崗に到着。

五顕崗のバス停で
丁度停まっていたバスに乗り込む。
12:30発と言うことで10分待機。


磨崖石刻

2020年11月10日 | 中国の旅

清音閣の脇を黒龍江に沿って一線天方面へ
10分ほど行くと磨崖がある。

黒龍江は黒水の上流。
名前とは違って流れる水は少ない。
春夏は水量が増えるのかな?

磨崖には唐の太宗(李世民)や
清の康熙帝(こうきてい)の彫像が有る。

▼唐太宗

李世民は秦王の頃に成都に巡察に来た折
峨眉山で李氏の先祖という
老子(李耳)を祀ったらしい。

清の康熙帝は峨眉山の寺院を手厚く保護した。

▼康熙帝

磨崖から黒竜江の更に上流
洪椿橋方面に10分ほど歩いてみる。
凶暴なチベットモンキーを見に行こうと
思ったのだが、まだまだ遠そうな感じ。

そろそろお昼になろうかという時間なので
どうしようか考えていると、生ぬるい風が吹いてきた。
中国文学ではトラの出る前触れだ(笑)。
見上げると、雲の隙間にあった青空も
見えなくなり、雨でも降りそうな黒雲が湧いてきた。
凶暴猿はあきらめて下山、下山。
早く成都に戻り、伊勢丹に和幸のとんかつを
食べに行こう!!


清音閣

2020年11月09日 | 中国の旅

接王亭の右側の階段を上がり
橋を渡ると清音閣。

清音閣前では輿屋さんが寛いでいた。
歩き疲れたら、輿屋さんを雇って移動できる。

清音閣は牛心嶺の麓、黒水と白水の合流点に有り
晋代の有名な学者、左思が
糸竹を言わず山水に清音あり
と謳った事から、清音閣という名がついた。