ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「はみだしっ子(BUS)」Studio Life@シアターサンモール

2018-10-15 12:00:00 | 観劇記&鑑賞記

去年,初演が上演された「はみだしっ子」。
続編がシアターサンモールにて上演されています。
今回もトリプルキャスト。
それぞれ1回ずつ観てきました。

最初に見たBUSチームの主なキャストは以下の通り。

グレアム:久保優二
アンジー:宇佐見輝
サーニン:澤井俊輝
マックス:若林健吾
ケイト:緒方和也
シドニー・マーチン:岩崎大
グレアムの父:船戸慎二

渡り鳥を追って旅を続けるグレアム,アンジー,サーニン,マックス。
途中で降り立った地で,マックスは海辺にぽつんとあるお墓を見つけ,
そこで出会った男性に勘違いされ,16歳で亡くなった少女のスケッチブックを託されます。
スケッチブックの表紙には「拾った方はこちらまで」と住所の記載があり,
届けに行くことにした4人。
そこで出会った,少女の母・ケイトと亡くなった少女の妹と繰り広げられるストーリーが前半。

緒方君のケイトがね,いーい感じにイヤなやつでw
年齢的にも雰囲気的にもピッタリ。
若い家出娘を騙して,売春宿に送り込む悪い女性で,
最後には家出娘に刺される,という役所(怪我するだけですが)。
アンジーとの絡みとか,実際の年齢的にも違和感がなくて,
アドリブっぽいテンポの良い掛け合いが,笑いを誘います。
若林君のおっとりした天真爛漫さも,キュート♪

後半は,4人に届く謎の手紙を追って,
「幽霊屋敷」と呼ばれるシドニー・マーチン宅を訪ねる物語。
グレアムの父が執念深く追ってきて,
一度はマーチン宅へ逃げ込むものの,
いつまでも逃げてちゃダメだ!と,父の元へ行き,
ボッコボコにされるのですが(虐待にもほどがある!),
久保君は線も細いし,影のある感じがピッタリです。

幽霊屋敷の当主シドニー・マーチンを演じる岩崎さん。
なんかね,登場の仕方とかがドラキュラっぽい雰囲気で。
「何もしない」「人畜無害の幽霊」って言うのが,
カケラも信用できないというwww
原作を読まずに観る面白さって,こういうことですね
最初はアルフィーのたかみーみたいなロン毛ですが,
自ら外へ出て行くことを決めて,バッサリを短い髪型になった時は,
ハッとさせられるカッコ良さでした。
さすがです。

今回はアンジーとサーニンの,他の誰よりも深い友情が
よく感じられるお話でしたねぇ。
サーニン,キラキラしていてこれまた可愛い。

BUSチームは3チームの中で「末っ子」と呼ばれている
若手メインの座組みのせいか,4人で1人,みたいな連帯感が強いように思いました。
休憩無しの1時間40分と,コンパクトで見やすい作品に仕上がってます。
興味とお時間ある方,ぜひ~♪

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