


泥沼と言うには良くなってきてるんですよね・・試合開始から押され気味でしたが、流れが変り五分以上の流れになって・・これなら期待出来ると思ったのですが、高橋秀人の2枚目レッド退場。それでも流れは五分で、ドローかワンチャンスを生かす勝利をとの願いも三丸のオウンゴールで経たれ、駄目押しの2点目。結局、前半は無失点で乗り切っても後半に得点されるパターン。前半に得点して逃げ切る形にならないとなぁ・・
開幕から1勝1分と負けなしのFC東京が、開幕2連敗を喫している鳥栖をホームに迎えた一戦。FC東京は開幕から3試合連続で同じ先発メンバーが並んだ一方、鳥栖は最終ラインでは左SBで三丸 拡が復帰。さらにシステムも予想された[4-3-3]ではなく[4-4-2]を選択。金崎 夢生が右サイドハーフに下りる形になり、前線にはフェルナンド トーレスと趙 東建の2トップが並んだ。
試合は開始早々にホームのFC東京がチャンスをつかむ。3分、左サイドを抜け出した永井 謙佑が自慢のスピードを生かしそのままペナルティーエリアに進入。右足を振り抜いたが、これは昨季までチームメートで今季鳥栖に加入したGK大久保 択生がキャッチした。しかし永井はこのときに負傷し倒れ込み、一度はプレーを再開するも15分に再び動きを止め、結局早々に田川 亨介と交代することになってしまった。
その後は、FC東京がボールをポゼッションし攻撃機会をうかがう展開が続く。鳥栖も集中力の高い守備を見せ、相手にスキを見せることなく時間を進める。反対に機を見て敵陣に進入し、ゴールチャンスを作り出していく。14分、高橋 祐治のロングフィードをペナルティーエリアで受けたフェルナンド トーレスがヘッドで落とすと、そこに走り込んだ趙 東建がシュート。これはクロスバーの上を超えた。29分には右サイドのスローインから金崎がゴール前でワントラップから右足でボレーシュートを放ったが、これはDFにブロックされた。
さらに32分、再び右サイドのスローインからチャンスを作り、ニアサイドでフェルナンドトーレスがヘッドですらしたところに趙 東建がボレーで反応。これはGK林 彰洋が体を張って止めてみせた。42分にもフェルナンド トーレスがヘディングシュートを放つなど、チャンスの数ではアウェイの鳥栖がFC東京を上回るもお互い無得点で前半を終えた。
後半、FC東京は52分、57分と田川が立て続けにチャンスを迎えるも決め切れず。さらに58分には久保も鋭いシュートを放ったが、これも大久保に阻まされた。
すると鳥栖は60分、動きの落ちた金崎に替えて、今季新加入でこれがJデビューとなったイサック クエンカをついに投入する。しかし、その直後だった。61分、ディエゴ オリヴェイラのドリブル突破を止めた高橋 秀人が二度目の警告を受け退場。攻勢に出た途端に、鳥栖は数的不利の状況に直面することになってしまった。
FC東京はここぞとばかりに加勢していく。63分には久保がボール奪取からスピードに乗ったドリブルを開始。そのままゴール前で左足を振り抜き、会場のボルテージを上げた。さらに65分には動きはまらなかった田川に替えて、こちらも今季新加入のストライカー、ジャエルがピッチへ。ディエゴ オリヴェイラとジャエルの大型FWが2人前線に並ぶ形になり、さらにゴール前での迫力を増した。
鳥栖も[4-3-2]の陣形でうまくブロックディフェンスを築いたが、FC東京は右サイドにいた久保を2トップの下の位置に移し、中央でも起点を作っていく。敵のマークをひきつけてからサイドに展開し、大型2トップを生かす攻撃を繰り返した。
そして88分、粘り強く攻めたFC東京に歓喜が生まれる。ゴール前の競り合いのこぼれ球に反応したのは、左SBの小川。思い切り左足を振り抜き放たれたボールは、ゴール前でカバーに入った三丸 拡に当たり、鳥栖のオウンゴールになった。さらにアディショナルタイムには速攻から久保が左サイドを抜け出し、ファーサイドに鋭いボールを送る。そこに走り込んだジャエルがJデビュー戦で初ゴールを記録した。
お互いに90分間の中で難しい時間帯を迎えた中、最後に笑ったのはしぶとく攻め続けたFC東京。これでリーグ戦は2勝1分と負けなしの流れを継続させた。鳥栖はリーグ3連敗、さらにいまだ今季無得点と重たい現実にぶつかる。まずは次戦、1点を奪うことから、勝利を手繰り寄せたい。
開幕5試合が大事と言うけど、既に3敗。早いけど、また残留争いかという不吉な予感。まぁ、次に望みを延ばすしかないんですけど(笑)
ベストのスタメン、試合の形がまだ出来てないみたいですね。Jリーグを知らないカレーラス監督にはまだ研究の時間が必要なのでしょう。タイトルを狙うなんて恥ずかしくて言えないスタートになりましたが、ここは切り替えて初得点、初勝利を次に期待しましょう・・やっぱ負けると悔しい(^^;