鳥栖ファンとして、トーレスは結果的に期待外れだった。去年は彼の加入で残留争いから脱却できると信じたが、最後までもつれたし、今年も降格圏内でうろうろしている。鳥栖の知名度、注目度を上げた事は確かだけど、コスパとしては疑問あり。日本のサッカーで活躍するのは欧州選手じゃなく南米選手じゃないかな・・そう言っても、トーレスが嫌いなわけではありません。やはりトーレスがいた日本のクラブってのは看板になります。
それにしても・・引退試合だから選手が必勝を誓い、トーレスも得点して盛り上がる試合になると予想したのですが・・1-6の大敗・・
世界的名手、フェルナンド トーレスの現役ラストマッチ。世界中の注目を集めるこの日の主人公は先発。また、スペイン代表で長きにわたりチームメートとして戦ってきたアンドレス イニエスタもスタメンに名を連ねた。
立ち上がりから神戸がボールを保持し、主導権を握る。サイド、中央と鳥栖の最終ラインの背後を突くラストパスを再三繰り出し、ゴールへと迫っていく。そして11分、神戸が先制に成功。アンドレス イニエスタがサイドに展開。これを受けた西 大伍が背後にスルーパスを送ると、中盤から飛び出した山口 蛍が流し込んだ。さらに19分には鳥栖の最終ラインのパスミスを奪った田中 順也が古橋 亨梧にパス。エリア内に進入した古橋が倒されるとPKの判定。20分、このPKをアンドレス イニエスタがしっかりと決め、神戸が追加点。
神戸の攻勢は止まらず、22分にはアンドレス イニエスタのロングパスに古橋が抜け出すと中央に折り返し、これを田中が左足で豪快に蹴り込んで、神戸が早くも3点目を奪った。早々に大量リードを奪われた鳥栖だが、神戸のポゼッションに対して効果的なプレスを掛けることができない。圧倒的に神戸が優勢の中、アクシデントが発生。アンドレス イニエスタが左太もも裏を痛めて、45分に安井 拓也と交代。それでも、前半は神戸が圧倒的にペースを握り、折り返した。
後半に入っても前半同様の展開。鳥栖は神戸から効果的にボールを奪うことができずに押し込まれてしまう。54分にはフェルナンド トーレスのポストプレーから高橋 義希が飛び出すが、大﨑 玲央がカット。するとここからカウンターを発動。酒井 高徳が長い距離をドリブルで運び、クロスを入れる。これに古橋が合わせて、ロングカウンターを完遂。神戸がリードを4点に広げる。
鳥栖も57分、高い位置でボールを奪い、小野 裕二が前に出ていたGK飯倉 大樹の頭上を浮き球で狙うが、精度を欠き、枠を捉え切れない。63分にはクロスの跳ね返りを拾った金森 健志がミドルシュート。これは大﨑にブロックされるが、こぼれ球がフェルナンド トーレスの足元に。しかし、背番号9のシュートは枠外に。千載一遇のチャンスをモノにできない。神戸は73分、右サイドに飛び出した山口が中央に折り返し、走り込んだ古橋がこれを押し込み、5点目。その直後、古橋は藤本 憲明と交代となった。
鳥栖は79分、CKから金井 貢史が頭で押し込み、1点を返す。80分にも小野が決定機を迎えるが、シュートはゴール間際で大﨑にクリアされてしまう。86分には背後に飛び出した山口が冷静にGKとの1対1を制し、6点目を奪う。アディショナルタイムにはエリア内でこぼれ球を拾ったフェルナンド トーレスが左足でシュートを放つが、この決定機は枠の上にそれてしまう。試合はそのままタイムアップ。鳥栖はフェルナンド トーレスの現役ラストマッチを勝利で飾ることはできなかった。
現役ラストマッチとなったフェルナンド トーレスにゴールは生まれず。チームも大敗となってしまったが、最後まで戦い抜いたフェルナンド トーレスにはスタジアム中から大きな拍手が送られていた。
松本が勝ったので、17位との勝点差は1。最低目標の15位仙台との差は4。その仙台が次の相手です。負ければ降格圏が待ってるかもですし、勝っても上がれませんが、残留争いの相手には負けられない。勝ってば15位との勝点差が1になります。
それにしても・・ヒーローが欲しい~