チョウチョウ王の備忘録

趣味の海水魚と銭湯巡り、邦画とJ-POPの話題

電気湯

2005-09-13 20:50:52 | 銭湯・温泉
京成電車に乗って国府台(こうのだい)駅下車、徒歩3分にある電気湯に行ってきました。
住宅街の中にある建築的にはあまり意匠を凝らしていない建物。
入口を入って履き物を脱ぐと正面にフロント。
女湯はその右側に入口、男湯は左側に入口。
ところが男湯の入口を入ると長い廊下があり、その先が脱衣所になっています。
つまりこの銭湯は、フロントの背後に女湯があり、その奥に男湯がある、奥に細長い構造になっているのです。
男湯に向かう廊下は、左側が道路に面した窓で右側は壁(その向こうは女湯です)になっていて、在りし日の東海道新幹線0系の食堂車の通路を思い出させます。
廊下の途中には常連さんのお風呂道具を預かる棚が設えてあります。





見取り図を見ていただくとわかる通り、浴室はとてもこぢんまりとしています。
しかしそれに対する脱衣所は広くとってあり、なんともアンバランスです。
サウナはありますが、いつ行っても「点検中」と張り紙がしてあり使用しているところを見たことがありません。
サウナの入口は脱衣所側にあります。

浴室に入ってまず気になったのが、一般的に富士山などのペンキ絵がある浴槽の背後の壁が窓になっている点です。
しかも外側から青いビニールシートが貼ってあり、まったく外は見えません。
メインの浴槽は1槽、左半分に気泡が出るようになっています。
浴槽の縁が30cmくらいの厚みがあるのが入りにくかったです。

謎めいているのはメインの浴槽の右隣にある1m四方くらいの小さな浴槽。
この謎の浴槽は、奥の釜場への通路に明らかに後付で作ってあり、底の方でメインの浴槽と繋がっています。
その背後はすぐ釜場への扉になっています。
しかも扉の下ギリギリが浴槽の水面になっています。
何のためにある浴槽なのかその存在理由を計りかねたチョウチョウ王は、恥をかかないように4,5人いた先人たちの動向を観察していましたが、ついぞそれを利用する人はいませんでした。

洗い場中央の島カランは高さが60cmくらいで鏡がないのが都会では珍しいと思いました。
また、汚水用の樋がないのも珍しい。
道理で浴槽寄りの上座からカランが埋まっているはずだと納得しました。

水風呂は、公団サイズの床に置くポリバスです。
電気湯というけど電気風呂はありませんでした。
名前の由来は何なのでしょうか?
謎の多いお風呂屋さんでした。

電気湯の地図

●電気湯
千葉県市川市市川3-19-22
電話 047-322-5487
おとな385円(サウナは点検中のため使用不可)
営業時間 14:00~22:00?(22時の時点でお客さんがいないと閉店)
定休 水曜日