チョウチョウ王の備忘録

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小笠原高速船、都が正式断念

2005-10-18 23:17:31 | 雑記
10月18日の朝日新聞記事です。


国策の超高速船TSL、都が小笠原航路断念を正式発表
2005年10月10日21時33分 朝日新聞

国策で進められてきた超高速船「テクノスーパーライナー」(TSL)計画が頓挫している問題で、
東京都は18日、同船の東京―小笠原航路に財政支援しない方針を正式に表明した。
都議会総務委員会で「毎年20億円の赤字が見込まれ、公的支援の限度を超える」と答えた。
都の支援断念で、TSLの同航路への就航見送りは決定的になった。

東京―父島を16時間で結ぶTSL就航をめぐっては、運航会社の小笠原海運(本社・東京)が今年6月、
船主のテクノ・シーウェイズ(同)に対し、「国と都の支援がない限り運航は不可能」として、
船のリース契約の解除を通告した。
国土交通省と都が支援策を協議してきたが、合意に至らなかったという。

この日の委員会で都は、原油価格が高騰しているうえ、TSLは現在の定期船の約3倍の燃料がかかり、
波を乗り越える能力も低いことから就航率は下がり、赤字が継続すると説明。
「かえって小笠原航路の長期安定的な運航を危うくし、村民の生活に重大な支障を生じかねない」とした。

TSLは、国内やアジア各地の主要港を結ぶ新交通をめざし、
99年、当時の小渕首相(故人)がミレニアムプロジェクトとして決定、
第1弾として小笠原航路が選ばれた。
船は約115億円をかけ、すでに完成している。


ここに至るまでいろいろと攻防はあったのでしょうが、「ああ、やっぱりな」というのが正直な感想です。
朝日の記事から遡ること数日前、TSL保有会社より海上公試運転が終了とアナウンスがありましたが、運航が絶望的なことに関してはまったく触れられていません。

海外のどこかの国に売る、というのも模索されたようですが、引き合いはなかったそうです。
スクラップにすればアルミニウム合金として売れるので30億円は回収できるだろう、と言われていますが、やるせないですね。

でも一昔前であれば、メンツだのなんだので間違いなく運航されて大赤字をまき散らしていたことでしょう。
それを考えると、世の中少しはましな方向に進んでいるのでしょうか?
でも革新的な大型船が一度も使われずに廃船になるなんて、やっぱりやるせないです。
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2 コメント

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なるほど (成井宏行)
2005-10-19 03:10:28
こんちは、っていうか今晩は。



若干、てんぱって降りまして、こんな時間の帰宅です。(笑泣)



記事拝見しました。



そういうことですか。



いいのか悪いのか。



他だ、最後にチョウチョウ王さんがコメントにうなずきました。



過去の建設省主体の工事では、大義名分の基に、「決めたことはやること」であり、時代のニーズが変わってしまっても、推し進める感がありましたね。



それは、建設省(現国交省)に問題があるだけでなく、それを取り巻く外圧にも関係します。



目的は理論的であるものの、一方でやや強引と思われる分もあり、その強引と思われる分について、引き下がらない(引き下がれない)環境にもあり、進めて来た公共事業も多少なりともあると思います。(すべてが悪いとは思いません)



ただ、裕福に見える日本は、借金大国でもあります。



これからの事業も引き際が感じなのかもしれませんね。



廃船が最終的な選択ならば仕方ありませんが、

何とか違う形で運用できる方策がないか検討する方に、多少の時間とお金を掛けた方が、いいと思います。



せっかく作ったんですものね。
Re:なるほど (チョウチョウ王)
2005-10-19 21:20:25
成井さん、こんにちは

遅くまでお仕事ご苦労様です。



石原都知事は本日、

「(就航を)あきらめざるを得ないならば、環境を守り環境省とも話をしながら、第3種空港つまり大島や八丈島のような程度の空港は造り得ると思う」

空港建設については、

「それをしないと、地元の人も不安ですし、こうなってみるともう一回案をひねって考えねばならない」

と言っています。



空港建設も重要でしょうが、チョウチョウ王の当面の興味は、「TSLをどう処理するのか」に尽きます。

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