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中央学院大学 食堂が逃げる大学

2018-02-02 18:50:39 | 在校生・受験生情報
■オカタイ話が続いたので

  このブログ、だいぶ浸透してきた。もっと拡散させよう。特に、
 中央学院大学の学生やその保護者・兄弟・親戚・友人、さらに
 教職員にも拡大させよう。OB・OGにも広げよう。大学が大変な状態
 になっていることを知らせよう。

  外の世界にも広げよう。この大学の教育の劣化を阻止し、まともな
 教育を復活させるには、外からの圧力が必要である。
 
   情報や意見・要望があれば、以下のアドレスに送ってください。

       mkoskirr@gmail.com
              秘密は厳守します。

  さて、我々は皆、まだ学問を放棄していない「現役」である。毎日、
 やることはたくさんあり、追われている。とにかく忙しい。

  最近来た要望は、箱根駅伝が強くなった秘密を教えてほしい、と
 いうもの。

  我々の電話番号をどこから入手したのか、マスコミからの接触・
 取材の要望の電話がくる。関心の対象は、ほとんど駅伝等のスポーツ
 に関わるものだ。要するに、金がどう使われているかを知りたい
 ようだ。

  我々も当然関心を持っており、現在調査中だ。

  少しオカタイ話が続いたので、今日は「食堂」を取り上げる。

■居心地の悪い大学

  「この大学、居心地が悪い」との学生の声を良く耳にする。
 授業の合間や授業の前後に、学生がくつろげる場所がないのである。
 部室をあてがわれているクラブにでも入っていれば、そこで
 雑談をすることもできるであろうが、大半の学生には行き場がない。
 
  図書館はどうか?
 時々のぞいてみるが、閑散としている。もちろん、本が並んでいる
 ところではおしゃべりはできない。


■食堂閉鎖のニュース
 
  杏林大学の食堂が突然、営業を停止し、ニュースになっている。
 運営していた会社が、経営がおもわしくないので撤退を決めたとの
 ことだ。

  中央食堂の撤退は、中央学院大学ではすでに何年も前に起こって
 いたことである。以来、別の業者が出たり入ったり。

  1階には、かつて、ハンバーグ屋やスパゲッティ屋があったが、
 撤退していった。教職員も利用していた。このハンバーグ屋さん、
 注文を受けてから調理を始めることが多く、少々待たされることも
 あるが、評判は上々であった。スパゲッティ屋さんも、悪くは
 なかった。結構繁盛していた。

■セブンイレブン
 
  食堂業者の撤退の理由は色々あろう。
 
  撤退の最大の理由は、セブンイレブンを入れたことである。それも、
 大半の授業が行われていた6号館の1階の入口に、である。

  食堂業者やハンバーグ屋、スパゲッティ屋さんの売り上げは減少し、
 経済的にたちゆかなくなって、撤退となったのであろう!?



■講師控室での話

  当時、講師控室で、専任教員たちがこんな話をしていた。

 「セブンイレブンを入れれば、食堂の業者はつぶれるよ。学長は、
  学生の利便性の向上のためにセブンイレブンを入れ、「自由競争」を
  させると説明しているが・・・。我々は反対しないんだ。好きな
  ようにやらせるんだ。どうせ結果は分かっている」。

  学長とは、椎名市郎氏である。

  このお方、簡単な次の事実が理解できない。

   ① 中央学院大学は、町のど真ん中にあるのではなく、町のはずれ、
    利根川の河川敷近くにある。隣近所はほとんどいない。隣にいる
    のは、寺に出没する幽霊やタヌキぐらいであろう。

   ② 大学の食堂は授業と試験の期間、すなわち年間32週間=8か月
    で勝負しなければならない。4か月は、客はほとんどこない。

   ③ 上の事実から、経営努力では克服できない壁があることは明白で
    あり、食堂や飲食店を潰さずに学内にいてもらうには、大学側の
    手厚い援助や配慮が必要である。
 
  大学側の手厚い援助や配慮が必要なのに、やったのはこれと「真逆
 (まぎゃく)」のこと、すなわち、セブンイレブンを「一等地」に入れて
  優遇し、少ないパイの奪い合いをさせたのである。

  「自由競争」はいつでも善だというわけではない!(一等地に入れた
  のだから、自由競争ではない!)


  要するに椎名市郎氏は、「椎名市郎巨峰園」(茨城県常陸太田市)の
 経営はできても、教育機関である中央学院大学の経営には不向きなので
 ある。


  都心の大学の食堂業者は、大学側と交渉し、近隣住民の学食利用を認め
 させ、そのためのメニューの開発等、経営努力をしている。殺風景な
 食堂という空間を、快適な場所にする努力を、大学側と協議しながら
 行っている。

  中央学院大学の立地条件を考えれば、こんな経営努力はしたくても
 できないし、したとしても効果はない。

  そして椎名市郎氏が推進したスポーツ大学化も、食堂の撤退と
 決して無縁ではない。

  スポーツ大学化の結果、教員たちは、出来の悪い学生を卒業させる
 ために、たとえ授業に出席していなくても、単位を出すことをなかば
 「強制」されるようになった。学生たちは、それを知り、登校回数を
 減らし、食堂を利用しなくなる。駅伝や硬式野球で有名になるに従い、
 受験業者である予備校が勝手につける偏差値はさがり、学生に敬遠
 され定員割れが起こった。学内の食堂や飲食店は撤退していった。

  運動部の学生を、学力に目をつぶりAO入試や推薦入試で大量に入学
 させたら、評価は下がるに決まっている。一般学生には、いい迷惑で
 ある。

■どうしたらいいのか?

  このセブンイレブン、追い出したほうがいいのだが。しかし、この店、
 おそらくフランチャイズ店なのであろう。直営店なら契約の更新を
 しないという手もあるかもしれないが、「小さな」フランチャイズ店
 なら、そうもいかない。

  学生の食堂利用に補助を出したらどうか? やり方はいろいろあろう。
 例えば、教職員に割引券を交付し、1食につき〇〇円を補助するので
 ある。少額では効果は上がらない。

  現在の「学生活動支援金」の1億円超の金の大半は、運動部のために
 支出されている。(ちなみに、これは非常勤講師の総人件費とほぼ同額
 である)。

  運動部のためにこれほどの大金を支出する必要はない。不公平である。
 運動部に使用する金は、他校のように、後援会が寄付金を募ってそれに
 あてるべき。これほどの大金を大学の財政から運動部のために支出する
 のは、まさに異常である。ケズレ!

  先日のブログで、法学部の李憲模教授――なんと来年度は法学部長に
 なるとのこと――が「在外研究員」制度を利用して、2年間も仕事から解放
 され、総額3000万円も保障されて、家族ともども優雅な海外生活
 を送ったものの、研究成果は「さっぱり」であることを指摘した。

  こんな金を払うなら、学生の食堂利用の補助金に使え! 
 3000万円といえば、1食150円の補助にして、20万食分にあたる

  ちなみに、大村芳昭・現法学部長は、来年度、すなわち2018年4月から、
 新設の「サバティカル」制度で、給料を丸々もらって1年「お休み」との
 ことだ。

              あきれるよ!
 「公務員(就職)100人化構想」をぶちあげて、達成どころか、みじめな
 結果しか出ていないというのに、もう「逃亡」か! 総括はどうすんの?、

  出来の悪い専任教員を優遇するよりも、まともな食堂を備えた大学にする
 ことの方が、優先事項である。この大学、まったくわかっていない。


  専任教員よりも、学生や非常勤教職員のことを考えたらいかが?!

  さて、食堂があった2階は、快適な空間に変貌させる必要がある。
 食堂の一角は、間仕切りで職員専用の空間にしてもよいだろう。教員の
 専用空間は必要ではない。専任教員は大学に週3日、年間110日程度
 しか来ず、多くは自分の研究室で、駅前のコンビニで買ってきた弁当や、
 業者に配達させた弁当をくらっている。

  学生、教職員から広く意見を募(つの)り、食堂改造計画を策定したら
 いかが?!
 
  どこかのゼミ(複数)に担当させたら、教育効果もあがる!

  教育の立て直しは、教員に課せられた課題である。専任教員の皆さん、
 どうするの?