株式投資入門

株式配当金での年金補完を目的としています。運用機関での運用経験と知識に基づいた情報を提供しています。

20000円予想が当たり前になった

2015-02-23 09:47:32 | 株式投資
それにしても良く上がるものだが目先はいい所に来たようだ。18500円をつけた達成感、物色ローテーションの一巡感、テクニカル面での過熱感等からみて、こんな調子は続かないと見ておくのが自然だ。資金はあるもののこの高値圏では安心して買えるものがなくなった。むしろ売っておきたいところだが、買い戻しできる自信もないから静観するつもりだ。大きく下がる感じはないが、25日移動平均ぐらいまでのミニ調整がそろそろあってもおかしくない。むしろその方が相場は健全なのだが、あまりにも順風すぎるのが気掛かりだ。材料は後から付いてくる。何かをきっかけに資金が逆流すると、ミニ調整にとどまらず一気に下げるから悩ましい。ここにきて20000円予想が当たり前になった。上がっている最中はもっともらしく聞こえるが、インプライドボラティリティからは、年末20000円の確率は20%台に過ぎない。
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メガバンクが動き出した

2015-02-18 11:58:14 | 株式投資
出遅れのメガバンクが動き出した。急騰したので短期的にはいい所に来た感じもあるが、長期でみればメガバンクはまだまだ割安だ。10年チャートを見れば日経平均が18000円だった8年前、三菱UFJ1200円、三井住友10000円だ。トヨタ等主力株が史上最高値に迫る中、メガバンクはバリュー面から見てかなりの評価不足だ。同じようにソニーやパナソニックなど電機株も株価は低迷しているが、これは収益水準が急低下しているから評価不足とも言えずリーズナブルだ。一方、メガバンクの収益は高水準で時価総額は見劣り感が顕著、金利面から再評価には時間はかかそうだが株価の上値余地は相当ありそうだ。三菱UFJ1000円、三井住友6000円位でも割高ではない。こんな見解は現時点では一笑されそうだが、仮に日経が20000円に近付くなら十分ありうる水準と見ているし、メガバンクが大きく水準訂正しない相場なら20000円は夢のまた夢だろう。もっともメガバンクの株価の動きは結構激しいから、基本はホールドとしながら、売り買いを交えていきたい銘柄だ。
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今後の動きもNY株価次第

2015-02-16 10:12:00 | 株式投資
メガバンク等内需系のリターンリバーサルで日経は新高値に進んできた。上がれば強気が多くなるが、ファンダメンタルズからは18000円台はほぼいい所という感じだ。好事魔多し! 当面の相場は底堅そうだが高値だけに何かをきっかけにショック安もないとは言えず、追加緩和策でも発動されない限り大きく居所を変えることは想定していない。東京市場は短期筋中心で相変わらず主体性がないから、今後の動きもNY株価次第だろう。好業績人気株を手掛けるならあくまでも超短期と割り切り、期末配当利回りの高いバリュー銘柄を上がれば儲けもの程度に考えホールドしておくのが妥当な戦略だろう。
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後出しじゃんけん的なレーティング

2015-02-14 09:49:33 | 株式投資
昨年の今頃、配当狙いで高利回りのNTT、ドコモ、武田、エーザイ、キヤノン、三井物産、値幅狙いで主力のトヨタ、三井住友、NISAならソニーを推奨したが、一部を除いて大きく値上がりした。全体に水準訂正したのでここからの仕込みはショック安で下がった時しか考えていないが、検討するならメガバンク、ソニー、富士フイルム、キヤノン、NTT、ドコモ…あたりだろう。メガバンクはバリュー株の代表、収益力に比べ株価はまだまだ出遅れている。ソニーは業績回復が本物なのかどうか全く読めないため、ギャンブルになるが賭けるだけの魅力はありそうだ。NTT、ドコモ、武田、エーザイ、キヤノン、ソニー…どれもアナリストのレーティングは芳しくなかったしいまでも高くない。アナリストといえば専門性が高いように聞こえるが、ビッグネームの冠をとればただの人だ。後出しじゃんけん的なレーティングが多く、一部の例外を除いて理論武装に長けているだけで少し勉強した個人投資家のレベルとたいして変わらない。
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バリュー大型株の逆張りが合理的な選択

2015-02-10 09:19:49 | 株式投資
株価は2年をかけ倍以上になった。引き続き市場筋中心に強気が大勢を占めるが、倍になった株価がさらに上がるにはファンダメンタルズの顕著な好転かあるいは相当の時間が必要だ。そういう観点からは当面は18000円台になることはあっても、強気筋の言うような20000円到達は希望的観測に過ぎない。現水準はファンダメンタルズ的にはリーズナブルだろう。18000円台を超えて大きく上がることがあるとすれば、短中期的には外人筋の異常に積み上がったカラ売りの買い戻しによる踏み上げ、20000円があるとすれば過剰流動性が産み出すバブル再現の可能性だろう。相場だからその目は全くないとも言えないが、ファンド筋も個人も値鞘狙いの短期売買が主流だから、高値圏に進んだとしてもその水準維持は難しく、基本はレンジ圏での動きとなりそうだ。なりふり構わぬ数次にわたる追加緩和策が採られ資金の流れが劇的に変わるか、あるいは経済が新たな成長ステージに移行しない限り、株価の大幅な水準訂正は空虚な期待に終わりそうだ。相場は需給要因で下値が固そうだから上がるというものでもない。クロダノミクスが続く間は、アナリストの適当な個別銘柄の業績予想を参考にするよりも、全体の動きを見ながら低PER、低PBR、高配当利回り等の収益安定性と財務健全性が高いバリュー大型株の逆張りが合理的な選択のように思える。
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個別銘柄で成果を上げるのは難しい

2015-02-07 18:05:55 | 株式投資
業績発表を受けて日立が大幅に下落する一方、ソニーはストップ高となった。どちらもホルダーではないが、市場が判断することとはいえどちらもミスプライシングのような気がしている。業績見通しを拠り所に個別銘柄で成果を上げるのは極めて難しい。何故ならアナリストの分析力とレーテイングに信頼がおけないということに加えて、株価は既に予測を織り込んで形成されているからだ。個人的には業績見通しで好業績株を追いかけるやり方はしていない。基本はレンジ相場を想定しているから、運用対象は全体相場に連動する銘柄のなかから業績に問題がない優良銘柄、具体的には売買代金上位10銘柄の中から、1、2銘柄に絞って安い時に買い高くなれば売るというシンプルなやり方をしている。そのため最も注視しているのは個別ではなく全体相場の動きだ。因みに、昨年は三井住友FGとトヨタを数回手掛けただけだが、それでも十分な成果が得られた。今年に入ってからは三井住友に絞り4000円割れを仕込んだ。分散すれば10銘柄ぐらい買える金額だが、巨額の資金を扱う機関投資家向けの分散投資理論からは気休め以外の効用は得られない。投信のうちレバレッジ日経ETFは運用対象として考えているが、中身の分からないお任せ投信や外国株等は手掛ける気にもなれない。
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ガバナンス力が問われる 

2015-02-03 09:15:16 | 株式投資
昨年はトヨタ、富士重工、マツダなど自動車株は良く上がった。業績は総じて良いがサプライズと言う感じはもうない。一段の円安があれば輸出株の業績シナリオは変わるが、大きく円安に進むような感じもなさそうだ。大幅な円安でもなければ輸出株の業績変化率にはさほど期待できないから相場的にはほぼいい所に来たのだろう。引き続き堅調な値動きが予想されるが、相場的にはいつまでもトヨタでもないだろう。相場は官製需給で底堅そうだが、当面は株式も為替も大きく動かない感じだ。業績の急角度の改善はほぼおわり、相場は徐々に業績変化率から株主還元策に積極的な企業へ注目が移る段階に入ったと見ている。ROE改善が急務であることに加えて、自社株がPER,PBR等の計算から除外されることもフォローだ。株式市場では過大に積み上がった内部留保の有効活用策等のガバナンス力が問われる時代が幕を開けたようだ。
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年後半高に期待した3月期の配当狙い

2015-02-01 07:52:49 | 株式投資
NY株の軟調で東京市場も冴えない動きが続いている。業績の上方修正が多いがほぼ織り込み済みだから、相場はNYの影響を受け行ったり来たり、レンジを抜けて上がる要因もなかなか見当たらない。過去、アベノミクス相場で株価が大きく水準訂正したのは全て金融緩和策が発動された時だ。次の追加緩和があるとしても年後半と考えられ、そこまで相場は17000円台中心のレンジ内の動きだろう。この環境では、個別株で大きく稼ぐのは極めて難しそうだが、下値も比較的堅そうだから、年後半高に期待した3月期の配当狙いで、PER、PBRが低い超大型株の中からメガバンク、薬品、商社等の高配当利回り銘柄の安いところを仕込んでおきたい。
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