株式投資入門

株式配当金での年金補完を目的としています。運用機関での運用経験と知識に基づいた情報を提供しています。

ついていけない

2012-02-29 13:08:27 | 株式投資
なぜこうも上がるのか自分にはよくわからない。CTA絡みの短期筋外人と証券自己のマネーゲームが中心だから、理屈もへったくれもない。プログラム取引で上がるから買う、上に行くから買い戻すという踏み上げばかりだ。この動き、ポジション、メカニズムは我々一般個人投資家には中身が分からない。こんな動きが続く限りギャンブルと割り切らないととてもついていけない。市場関係者のコメントは後講釈だから参考にもならない。理解できない時には手を出さない。分からなくても行くならAIJに資金を委託した天下りの基金常務理事と何ら変わらない。因みにAIJについては怪しいと見ていたし、運用経験者の間では胡散臭いという見方が有力だった。
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しばらくは忍の一字

2012-02-27 12:16:40 | 株式投資
相場を間違えた以上しばらくおとなしくしているしかない。早晩、円安も株高も揺り戻しが来るだろうが、先週もそろそろなどと言っていてそこから500円も上がったから負けたとしか言いようがない。この間、ロスカットはしたが、空売りや買いは一切しておらず株式は資産の5%しかない。このまま上に持って行かれると面白くないが、だからと言って少し下がったぐらいでは腰を据えて追いかけるつもりはない。どう考えてもはしゃぎすぎだ。時間はかかるかもしれないが買い場はいずれ来る。最初のカンが一番あたる。しばらくは忍の一字だ。
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時限爆弾を抱えたまま

2012-02-26 08:33:49 | 株式投資
先週コスト割れ銘柄はすべて処分した。多額の売却損を出したがすっきりした気分で仕切り直しだ。為替の急速な戻りは想定外だったから、相場にはつけず指をくわえて見ているだけだった。欧州ソブリンリスクはいったん小康状態だが、また早晩、ギリシャ、スペイン、イタリア等の財政リスクと欧米金融機関の経営問題が表面化する懸念が強い。時限爆弾を抱えたまま突っ走っているから、短期投資と一部の高配当銘柄を仕込む以外はやらないことに決めた。儲け損なっても損するよりましだ。日本経済の先行きと株式の需給構造から見る限り、セルサイドがはしゃぐほど株価上昇が継続するとも思えない。一時期に比べて極端な悲観が後退し、株価ゾーンの下値が500円ぐらい切り上がった程度のイメージだ。
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余熱で相場はしばらく持ち合う

2012-02-23 09:41:16 | 株式投資
ここから上はギャンブル感覚でないと買えない。テクニカル指標にピーク感があるが、これは株価の天井に先行する傾向がある。指標に過熱感が出ても余熱で相場はしばらく持ち合う。この現象を見て、相場は底堅いとか、乗り遅れた買いが控えており下はないとか、持ち合い後上に行くというような勘違いをする。相場が高値で持ち合うことはあまりなく、ピークを打てばそれなりに調整する。震災以降、これほど悪材料が潜伏状態になった時期はない。火種は消えたわけではなく、地下では静かにマグマが蓄積されているようだ。
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突然のバラ色のシナリオ

2012-02-22 10:49:19 | 株式投資
昨日、9500円を超えたところで、高配当銘柄だけを残しロスカットした。ギリシャ救済合意でいったんは材料出尽くしとなる可能性が高そうだ。ユーロのこれほどまでの強い戻りを予想していた専門家はいなかったし、日銀の追加緩和策も当日のコメントを見る限りではタイミングこそサプライズではあるものの効果はあまり期待できないという見方が大勢だった。欧州財政問題は解決の糸口に入ったばかりで長期戦が続く。舌の根が乾かぬうちに金融緩和と円安で、株式は流動性相場が展開され1万円は単なる通過点と言う楽観論が一気に浮上したが違和感を感じている。1週間前に比べて持たざるリスクや買えないリスクを意識しなければならないほど投資環境に劇的変化があっただろうか?金融相場は金融機関や法人の金余りで起こるが株式圧縮が経営課題下では起こりようもない。日経の煽る突然のバラ色のシナリオは実現可能性が乏しく戸惑うばかりだ。
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間違えたならやり直せばよい

2012-02-21 07:58:06 | 株式投資

市況見通しは投資家のポジションによって大きく変わる。強気派から見れば、先行きに一点の曇りもなくさらに上がり続けるイメージだ。上がって欲しい投資家には悪材料は払拭されつつあるように見えるし、慎重派からみれば悪材料は小康状態に過ぎず、本質的な変化はあまりないように感じる。どちらが正しいのか結論は後で出る。悩ましい局面ではあるが、個人的には戻りもそろそろ限界、年度末に向けて再度調整に入ると見ている。市場関係者が言う持たざるリスクなど感じていないから、先週末からロスカットできるものは売って、次のステージに備える対応を取っている。かなり売却損が出たがそれでも含み損はこの1年でだいぶ縮小した。あまりにも好材料が揃い過ぎたから、高くなったところでは一度外しておく。間違えたならやり直せばよい。
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需給分析なしの曖昧なコメントばかり

2012-02-20 08:26:21 | 株式投資
市場関係者の相場見通しが強気に変わった。ベストの前提を並べて株価が上昇するというのは自由だが、上を誰が買うのかという問題に突き当たる。誰かが買い続けて初めて、相場は持続的な上昇につながるのだが、誰が、どこが買うから…というような需給を分析した見通しはみたことがない。運用環境が良くなるはずから、なんとなく上がるだろう、上がるはずだという曖昧なコメントばかりだ。国際会計基準の導入、自己資本規制強化を控え、需給構造からは現物株を買い増す投資主体は不在だ。金融機関だけでなく、企業年金も株式の圧縮を進め、公的年金積立金までも資金取り崩しに入る。機関投資家に株価を上げる主体はいない。一方、個人では資金のある高齢者層は保守的であり、保有リスクがとれる個人は僅かだ。結局のところ、市場には外人、個人、自己等の短期筋しかいない。短期筋だけなら値幅取りで動くだけだから乗るのも逃げるのも速い。
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次の行動が難しくなった

2012-02-19 08:25:05 | 株式投資
予想を上回る強い株価の動きだ。含み損が縮小するのはありがたいが、コストははるかに上だから動きようもない。慎重過ぎて買えなかったのは自分のやり方では仕方ないが、収益機会を逸する結果となった。塩漬けを一部ロスカットしたのと配当狙いで武田を仕込んだ位で、指をくわえて含み損が減るのを見ているだけだったから相場には負けた。相場の空気は強気ムードに一変したが、どこからみてもはしゃぎすぎと見ており、今週も上がればロスカットし現金化を進めいったんリセットする。こんな勢いが続くことはありえないとみているためだが、ユーロの戻り等の現実を直視すれば、これまでの考え方に修正を迫られているのも事実だ。3月中旬以降の仕込みを考えていたが、想定以上に上げたことで次の行動がすこし難しくなった。
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遅れてきた初夢

2012-02-17 06:39:29 | 株式投資
ここ数日の相場コメントを見ていると、10000円は単なる通過点、一部には失われた20年が終わるようなムードさえみられる。そこまで環境は変わっているとは思えないが、日経が株価上昇キャンペーンを先導しているようなふしさえある。夢のようなシナリオだが株価の逆襲が現実化すれば個人投資家ばかりでなくオールジャパンでハッピーだ。他人の懐具合は分からないが、塩漬けがほぐれ始めるのは11000円以上、皆が胸をなでおろすのはリーマンショック前の12000円と推測される。ここから2割から3割高の水準だ。ロングの買い手が不在だから実現性は乏しいが、遅れてきた初夢としては悪くはない。
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デリバティブ絡みの需給相場

2012-02-16 07:55:41 | 株式投資
上値と見ていた9200円をあっさりつけた。すこし慎重過ぎてつけなかったが、損しないことにプライオリティを置くとこうなるのも致し方ない。これより上値は自分には理解できない。自信がないから見送り、一部ロスカットする。自分の論理思考ではPER20倍は大きな壁、追いかけることはしない。ある時点を基準にNYに比べて出遅れと言う単純な見方は屁理屈だ。NYはPERの上昇を伴っていない。震災、洪水、円高による異常な業績を除外すればPERは割高でないとの見方も都合のよい解釈だ。ここにきての上げは外資短期筋のデリバティブ絡みの需給相場、ロングの投資家がファンダメンタルズの好転見通しで買っているのではなさそうだ。市場関係者の殆どは現象面だけを見て、本格上昇に転じたなどと煽り始めた。投資マインドは移ろい易い。勝てる自信がない時には戦わない。
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突然の義理チョコプレゼント

2012-02-15 07:04:52 | 株式投資
日銀からバレンタインの義理チョコが届けられた。ここでの追加金融緩和はタイミング的にはサプライズだが、たいした中身はない。義理チョコでもアリバイ作りにはなる。今回もまた本気でデフレ対策を講じているとはとても思えない内容だ。ムーディーズの欧州格下げが出たところだから、いったんは為替を円高に戻さない効果は期待できるだろうし、株式相場にとっても悪い話ではない。しかしいつものことながら今回も所詮小手先の付け焼き刃に過ぎず、緩和効果は疑問だ。民間出身の総裁でも誕生しない限り日銀には今後も期待できないのかもしれない。
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PER20倍には割安、出遅れ感はない

2012-02-14 08:53:31 | 株式投資
ギリシャが合意しても、まだ大物のイタリアやスペインが控えている。ユーロ安はまだ終わったとも言い難い。円安期待が強まってきたが、期待は裏切られるのがここ数年の傾向だ。期待先行で9000円を超えた相場は新たな材料がないと上昇は続かない。もっとも市場に参加しているのはファンダメンタルズアプローチの投資家でなく短期筋だからPER20倍を超えても勢いがあるうちはやれるところまではやるのだろう。個別で見てもトヨタの業績見通しのユーロの前提は108円、3000円から上はまだ買えない。キヤノンのようにユーロ100円の前提を置くなど現実的な会社もあるが、ユーロの前提はどこも甘く、業績見通しにいまひとつ信頼がおけない。保守的な見通しにしても、PER20倍には割安、出遅れ感はない。
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ファンダメンタルズはどうでもよい

2012-02-12 09:58:19 | 株式投資
ファンダメンタルズアプローチの投資家は市場に参加していない。我が国の株式相場を支えた生損保、銀行、年金等の長期投資家は全て株式圧縮方針だ。株価はかつてのように業績修正に素直に反応しなくなった。相場参加者の実態は資金がある短期ファンド筋の腕力相場だからファンダメンタルズアプローチが通用しなくなったようだ。短期ファンド筋に日経平均やTOPIXを操作する妙な動きが良く見られる。短期ファンド筋は所詮短期の値幅取りが収益源だから、中長期のファンダメンタルズはどうでもよく、重要なのは短期的な需給なようだ。要は上でも下でも値幅さえあれば稼げるから、その時によって、好材料を出尽くしにしたり、買い材料にしたり、また、悪材料が出ればあく抜けと言ったり、時には売り材料にしたりして、ポジションに応じてやりたい放題だ。システムインフラがない個人がこのなかで戦うのは極めて厳しい。我が国の株式市場は、世界で最も短期ファンド筋のやりたい放題が機能する投機市場となった。
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相場感は人生観や価値観そのもの

2012-02-11 15:31:48 | 株式投資
まだ現役のファンドマネージャーの頃、職業柄、リチャードクウ氏、フェルドマン氏、若林氏、植草氏、武者氏、芳賀沼氏、嶌峰氏等々メディアで有名な市場関係者にはお会いして話を聞く機会があった。見通しが当たるかどうかは別にして、皆さん優秀で立派な人ばかりだ。もっとも植草さんがあのような性癖がある方だとはとは全く知らなかったが、もっとも優れた若手の論客だっただけに残念だ。テクニカル分野でも旧山一の吉見氏、旧日興の浦上氏、旧和光の安倍氏などお会いしたが概して変わった人が多かった。たいへん失礼だが、チャーチストには胡散臭い方が多いのも事実だ。最近はかつての部下や後輩が日経等にコメントを寄せている。相場は変わってしまったが、彼らの発言は昔とあまり変わっていない どうやら相場感というものは、その人の人生観や価値観そのもののようだ。
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愚痴を言っても詮無いが・・・

2012-02-10 10:59:54 | 株式投資
愚痴を言っても詮無いが、我が国をダメにしたのは昭和22~24年生まれの団塊、それに続くポスト団塊の世代だ。戦中派や団塊は勝ち逃げ世代、我々ポスト団塊もぎりぎり勝ち逃げ世代だ。現在60歳代の政治家、官僚、行政、経営者が長期ビジョンを持ち、将来に向けて布石を打っていたならもう少し明るい展望があっただろう。欧州先進国の停滞の歴史や人口構造に学べば、難しい未来が待ち受けているのは十分予測できたはずだ。財政、行革、年金、社会保障の問題などもう数十年も議論されてきたが、議論というアリバイをつくっただけで、対症療法で過ごしたそのつけは大きい。栄枯盛衰は歴史の必然とはいえ、使命感があれば激変を緩和することぐらいは出来たはずだ。大過なく過ごせば豊かな老後が約束されたこの世代のエリート層は、あえて波風を立てることをしなかった。とりわけ、分かっているのに見て見ぬふりをしてきた政治家、官僚の罪は極めて大きいが、それを看過している依存性の強い国民の罪もまた大きい。
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