株式投資入門

株式配当金での年金補完を目的としています。運用機関での運用経験と知識に基づいた情報を提供しています。

戻りも正念場

2014-10-30 09:34:33 | 株式投資
先日急落時に仕込んだ株式は本日全ていったん利益確定した。株式相場はNY高を背景に戻りを試しているが、水準面からは戻りも正念場を迎えている。東京市場は主体性がないから、NYが急騰でもしない限り景気の不透明感もありここから上値は重そうだ。当面は株価を押し上げる支援材料に乏しい。公的年金の株式拡大はすでに織り込み、材料としての旬は過ぎた。消費増税問題も撹乱要因だ。再増税先送りが賢明な選択肢と思うが、財政規律の面からは手放しでは喜べず、市場は一時的に混乱するかもしれない。かりに株式相場にサプライズがあるとすれば追加金融緩和ぐらいだろうが、サプライズと見られるだけにその可能性は低い。年末年始高期待は強いが当面は投資環境に顕著な好転があるとも思えないことから15000円台中心での推移が繰り返されるのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消費再増税先送りが賢明な選択肢

2014-10-28 11:21:30 | 株式投資
株価はファンド筋の買い仕掛けと売り仕掛けで上下するだけで、戻りは鈍く15000円台での膠着が続きそうだ。将来的にも公的年金以外には現物株式投資に向かう機関投資家は存在しない。市況見通しが好転しても、私的年金が株式投資を増やすことは考えにくいし、銀行、生損保等の金融機関は負債構造、自己資本規制から株式投資は増やせず、低収益とは分かっていても自己資本算定上のリスク量抑制から内外国債を買わざるを得ない。このところの景気変調は消費増税と円安による実質所得の減少に主因があるようだ。消費再増税を先送りすれば日本国債が暴落するという警告は財務省の省益優先の考え方で、機関投資家の負債構造や諸規制から見れば巷言われるような国債暴落はないと見るのが妥当な見方だろう。消費税再増税で景気は失速、株価はレンジを切り下げ長期低迷は必至、つれてアベノミクスは終焉を迎える。難しい選択ではあるが、景気回復が見えてくるまで、消費再増税を先送りするのが賢明な選択肢のように思える。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相場観ではなく相場感

2014-10-27 08:51:14 | 株式投資
このところ拙い当ブログにもアクセスが急増している。乱高下を目の当たりにして、みんな悩んでいるということだろう。市場関係者の殆どは場当たり的に適当に好き勝手なことを言っているだけだからあまり参考にならない。もちろん市況見通しに確信などあろうはずもないのだが、上がれば強気に、下がれば慎重になる市場関係者のコメントは相場観ではなくただの相場感だ。投資で頼れるとすればデータだけ、人間のやることは基本的に同じだからデータを咀嚼したうえでの経験値が有用だ。データは出来あいのものがネットでいつでも取れるが、相場感覚を維持するためには自分で記録集積することを勧めたい。投資家も市場関係者も人それぞれだからポジションによっていろんな見方があるが、個人的には三菱UFJMS藤戸氏のレポートだけは毎週フォローしている。ああでもないこうでもないと言っているだけのたらればコメントは見れば見るほど迷うだけだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

余震はまだ続きそう

2014-10-21 08:31:10 | 株式投資
昨日は想定をはるかに上回る反発だった。この半月で2000円近く下げた。昨年末の高値から新春には2300円下げたのにあてはめると、経験的には底が入ったような感じだが、急落の痛手を考えるとここから先はそう簡単には戻らないような感じがする。東京はNY次第の主体性のない市場なので読み辛いが、激震は終わったが余震はまだ続きそうだ。今年の新春は1カ月下げた後、3~4カ月間底練りし戻りに転じた。今回同じような動きになるという保証はないが、多少のずれがあっても人間のやることだから今回も似たようなパターンだろう。この先は再度15000円割れ後、年明け位迄は15000円台での値固めが続く感じだ。もっともどこかで政策対応も期待されるから若干早めの戻りもありうるが、16000円大台の奪回に向かうのは春先以降となりそうだ。割安感がない相場は何かをきっかけに下げるのは簡単だが、上げるにはかなりの材料と時間とエネルギーが必要だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下手の考え休むに似たり

2014-10-18 11:03:26 | 株式投資
週末NY株が急反発した。NY株次第の東京市場だから来週は急反発しとりあえず15000円を目指すだろう。GPIFが株式比率を25%中心にするという報道は政府筋から意図的に流された株価テコ入れ策だろう。このニュースは高値圏で出れば売りのきっかけとなりそうだったが、底値圏では下支え要因となるだろう。いろんな材料を総合的に判断すれば、日本株は週末で大底を確認したように思える。もっとも10月以降2000円近くもの暴落だから市場の痛手は大きく修復には時間がかかる。年内16000円回復は厳しく、当面は15000円台前半から中盤まででの値固めという感じではないだろうか?個人的には短期的なリバウンドを狙って金曜日に一弾買いを入れ予定の半分程度仕込んだ。価格的には十分下げ、テクニカル的にも大底圏を示唆しているから、来週以降余震があれば余計なことは考えず買い下がるつもりだ。上がれば強気に、下がれば弱気になるが、『下手の考え休むに似たり』だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ここから下は買い下がり

2014-10-16 09:30:07 | 株式投資
本日も海外株安や円高から大きく下げている。原油価格の動向等を見てもヘッジ筋に仕掛けられた相場だ。世界景気の低迷やエボラ懸念はとってつけた後講釈に過ぎない。彼らはポジション整理を終えればリワインドの動きに入る。今日が底値になるとは思わないが、株価的には下げはほぼ最終局面に近いだろう。日経であと500円位下があるかもしれないがあっても一時的なブレの範囲だろう。これだけ暴落すると修復には相当時間がかかる。あくまでも短期リバウンド狙いだが、ここから下は買い下がっておきたい。単純に短期筋の指数売り仕掛けに伴い大きく下げた三井住友、トヨタ等の主力大型株を短期回転目的で仕込んでみたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長期レンジ相場が続きそう

2014-10-15 09:52:40 | 株式投資
今年の株式相場についてはもともと慎重に見ていたから、直近の相場急落に違和感はあまりない。9月末の急騰はNY株高と円安をきっかけに短期筋が演出したもので、日本経済の好転を買ったものではないから高値持続は難しい。急落を受けて市場関係者からは割安感が指摘されているが、日本経済の中期的な見通しを踏まえれば14000円台、15000円台は概ねリーズナブルな水準だろう。株価は13年に大きく水準訂正した結果割安感は解消されており、景気の先行きに更なる明るさが見えない限り更に割高に買われる可能性は乏しい。少し先まで見てもアベノミクスがうまく行く可能性はけっして高くなく、日本経済が成長軌道に乗ることは考えにくい。セルサイドは万年強気だが、来年もまだ日本株がレンジ相場を抜け出すことは想定しづらい。年末18000円など夢のまた夢、東京株式市場は14500~16500円程度での長期レンジ相場が続きそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

押し目買いの好機と言う見方はセールストーク

2014-10-14 14:08:52 | 株式投資
出来高を伴って下げているから外人筋が裁定解消や売り仕掛けで大量の先物売りに出ているようだ。押し目買いの好機などと言う見方もあるが、東京市場はNY次第で主体性がないからいつものセールストークに過ぎない。東京市場は短期投機筋主体で長期の投資主体がいないから売られ始めると一歩通行になりがちだ。加えて短期の個人投資家が投げるから株価のぶれは大きくなる。どこで下げ止まるか予想しようもないがここまで傷が深くなれば大きく戻すのは難しい。現状はリバウンド狙いのほかは積極的に買う材料は何もない中途半端な水準だ。NY株式が下げ止まり投機筋がポジション調整を終えて買いに転じるまで軟弱な地合いが続きそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相場的には今年は終わった

2014-10-08 09:32:05 | 株式投資
想定通りの調整だがこの水準では底は入れないだろう。外人が売り、短期筋が投げざるを得なくなってきており、割安感もない水準だから15000円前後までは覚悟しておく必要がありそうだ。下値も政策期待で支えられそうだから大きく下げることは考えにくいが、短期筋しかいない市場だから需給悪化で想定以上に下振れる懸念はある。10、11月は上期業績発表、消費増税問題を控え、スケジュール的にも動けない。環境が落ち着けばうまくいって12月位から戻りの動きが見えてくる感じだろう。この相場、不透明感が後退し16000円台まで戻れば御の字。相場的にはすでに今年は終わっているようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

短期筋の思惑だけで動いている相場

2014-10-02 10:10:02 | 株式投資
今年の相場の見方はけっして弱気でもないが一貫して慎重に見ている。その理由はアベノミクスを実体以上に囃して倍になった割高水準にある。さほど弱気にもならないのは異次元の金融緩和策が採られているからだ。一時的に新値を更新したがNY株高と円安を材料に短期筋の仕掛けで上がった相場だから脆い。市場筋の言う需給が良いという見方も解せない。年金や金融機関は規制に縛られ買う余力がない。外人も先物を含めると買い越しは疑わしい。継続して買越しているのは簡保、自社株、NISA、日銀のETF位で追いかけて買う投資主体はなく短期筋の思惑だけで動いている相場だ。やはりファンダメンタルズが好転しない限り、一時的に上に行ってもレンジを大きく抜けることは考えにくい。当面はダウンサイドリスクの方が大きく、上がれば儲けもの程度に考えていた方が良いだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

調整色の強い秋相場となりそう

2014-10-01 08:51:04 | 株式投資
下期入りで相場は想定通り調整に入った。9月は円安もあり短期筋が買いで仕掛けるには一番良い時期だったようだ。市場筋はまたいつものように年末高だが、相場的には9月で概ね終わったのだろう。ただでさえ景気に黄信号が点滅しているのに加えて、差し迫っては消費増税問題が重くのしかかる。ファンダメンタルズが好転する兆しが見えない限り、少し深めの調整も考えられ、上値は重く16000円台前半を維持するのが精一杯だろう。既に相場は想定される期待を織り込み割安感のない水準だから、先高材料は想定を超えた強力なものでないと市場は好感しない。市場筋期待の公的年金の株式増枠は発表されればむしろ格好の売りのきっかけにもなりかねない。黒田バズーカ砲でも再度炸裂しないかぎり調整色の強い秋相場となりそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする