カシオペアフレンズ

カシオペアFMの番組
放送時間 毎週土曜11時~12時
     (再放送 日曜9時~、火曜20時~)

6月9日放送のゲストは!(334回)

2012-06-08 | Weblog
二戸民俗資料館館長菅原孝平先生です。

今回のお話は、「3人の田中館教授」と題しまして田中館愛橘博士の縁者のまた偉大なる功績をのこされた
田中館秀三博士、田中館寅士郎博士三人の田中館博士のお話です。

今年はちょうど田中館愛橘博士がなくなられてから60年の年であり、先日はシビックセンターにて
愛橘博士の回顧展が開かれました。

まず、田中館愛橘博士のお話ですが博士は、東京大学の第一期卒業生であり日本の物理学の基礎を築いた
方でもあります。様々なご功績がありますが、今回は現在の東京大学にある地震研究所を作ったのが博士であり
明治24年10月28日に起きた濃尾地震は死傷者24000人をも出した内陸部最大級の地震をすぐ調査し
根尾谷大断層を発見するなど現代の地震研究の先駆けとなりました。

50年後の夢として、素晴らしいお言葉を残されておりちょうど没後60年東日本大震災が起こることを
想定していたようなお言葉は、なんだかスケールが大きく感動してしまいました。(ラジオで聞いてください)

そして次は田中館秀三博士ですが、やはり地学の研究をされ北海道の昭和新山の名づけ親として有名です。秀三さんは、愛橘さんの娘美稲の婿養子、従って愛橘の息子になります。

次は田中館寅士郎博士ですが、別名「虹をつかむ男」という愛称がるそうで、どういうことかというと
虹の研究をされ、7色の虹の解明をされ、その論文はそれまでの研究を総括するような内容で世界で評価されたということです。
また太陽の光源についても当時は点光源とされていたのを円光源であると解明し様々な計算によりそのことを
証明して見せたということです。

寅士郎さんは、愛橘さんの父稲蔵の後妻の子で、愛橘の弟になります。

当時の物理学の様々な分野にて成果を残された3人の田中館教授、この方々はこの地二戸が生んだ天才であり、偉人です。

このような小さな町から本当にこのような方々が輩出されていることに誇りを感じます。

孝平先生また、わくわくする話教えてくださいね。


放送日
 6月 9日(土) 12:00~12:50

再放送
 6月10日(日)  9:00~ 9:50
 6月12日(火) 20:00~20:50

番組提供 ☆川村医院
     ☆十文字チキンカンパニー
     ☆カーランド


byゆんず!

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