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サワノのお気に入りだけで構成するブログ

おと・な・り

2010-04-05 | 文化・芸能
「最近オススメの映画は?」と聞いたら
等身大の30代が描かれているという「おと・な・り」の名前があがった。
私自身もココの所のTSUTAYA通いの中で
ジャケット写真が気になっていた映画だったので早速レンタル。
コレが良かったーすごく好きになった。
週末に「少年メリケンサック」をはさんで2回も観ちゃった。
(↑どんなチョイスの2本立てだ....)

「おと・な・り」というタイトルは「お隣り」と「音鳴り」を掛けていて
それがこの映画のテーマになっている。
断っておきますが決してホラー映画ではありません。
....え。
だってタイトルだけ聞くとホラーっぽくない?←....コワガリな私

まさか岡田准一+麻生久美子でホラーはナイか。



↑青い餃子の皮は何から出来ているのだろう....?
食べ過ぎて翌朝 一瞬 胃の辺りを気にする岡田くんがリアルに30代....



私にとって一人暮らしをしている時の お隣りの生活音は
決して心地良いモノではなかったので
それに癒された経験は皆無に近いけれど
日頃 聞いていた心地良い音が無くなる(もしくは変化する)
あの違和感は理解できる。

そうそう、人から生み出される音って
苛立ちとか焦り、または愛情いっぱいの優しい感情が入っていたりもする。



登場する人物の多くが強くて優しい。
↑彼女もそんなひとり。

同い歳の木工女子 Yちゃんから届いた
「サワノちゃんには本当がある。もっと信じて大丈夫」
という言葉と交差して人の優しさになんだか泣けた。

そんなYちゃんにとっても「かなり好きな映画」だったのが嬉しい。





自分の夢を欲張りに生きた二人のエンディングがいい。
取り巻く登場人物たちの それぞれの生き方もいい。

20代の頃に夢みたカッコイイ世界を引退して田舎に帰ることが
30代の現実に向き合った結果としてのカッコワルイ生き方であっても
望む様に生きることが本当にカッコイイことだと思う。
そしてその現実を見据えたカッコワルイ生き方を素直に頑張る人を
人はいつしかカッコワルイとは思わなくなるんだ。
んー、これが30代。


↓DVDの表面に印刷されていた間取り図。






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