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サワノのお気に入りだけで構成するブログ

2009-04-05 | ベルリン旅行 090516~
ベルリン+ドレスデン行きの準備、着々と進めています。



個人旅行者のバイブルみたいに言われるガイドブックによると
ベルリンの壁は一夜にして築かれ(中略)ある日突然崩壊した」
みたいなことが書いてあったけれど、この文面を読んだ時
「突然の崩壊」という言葉が、私には納得できなかった。
歴史、それを動かすヒトの心に「突然」はあり得ないと思ってるから。
こんなにも頑に作り上げた壁が あっさり「突然の崩壊」をするわけがナイ。
遠いヨーロッパの国々の様子をココ、日本からニュースでだけ聞いていれば
「突然」だったのかも知れないけれど。

ビックリする程分かりやすい壁についてのHPを見つけました。
こちら
この方によると 壁は決して一夜にして築かれたものではないし
突然崩壊したわけでもない。
これなら納得できます。
ベルリンの壁が崩壊するには すでに国民の不満を抑えきれなくなって
自由化に踏み切っていたハンガリーや隣国オーストリアも関係していて
その後 チェコスロバキアのビロード革命やルーマニアのルーマニア革命
そしてソ連の崩壊にまで影響していく程の、
東ヨーロッパ全体の大きな流れの中の一部だったのです。



人の手によって世界中に築かれた(目には見えない)壁が 数えきれない程存在している。
これをまた人の手によって崩壊させなければならない。
世界中の壁が崩壊するまで、人類は一体どれだけ時間を費やすのだろうか。



トップの写真、ベルリンの壁とは無関係ですが
ヴァンジ彫刻庭園美術館の「壁」。
「登った先に男が見るものは....」という解説を読んだことがあります。
希望に満ちた光でありたい。