いけいけ!!ボランティアナース

日々の出来事等を書いていきます。

第4陣出発です

2011-03-28 17:47:18 | 大震災
この記事の前に今日は14記事をアップしました。
大震災で支援しているキャンナスの仲間の本当の生の声を
お知らせしたく、ほぼそのまま掲載してあります。

今日も夜、第4陣、15人が出発します。
ブログやHPを見て、名乗りを上げて下さった方たちも
行って下さることになっております。
湘南本部では支援品の整理を朝からしました。



今、今日出発の方のおにぎりを作っています。


これからも途切れることなく支援を続けられることを
祈ります。

大震災・・・気仙沼報告

2011-03-28 17:20:19 | 大震災
<1日目は安西さん方と合流し、夜勤をしながらトイレ水汲み等をし、2日目は気仙沼市民会館に入りました。
市民会館は1階、2階のホールが崩れ使用出来ず、1階楽屋と廊下、2階の中ホールの使用となっています。総勢300人弱の方々が避難されております。50人位の方々は自宅は残ったが電気水が無い為食事を頂きにきます。

1階は段ボールの上にマットを引き、毛布と掛け布団で休まれております。2階の方々は椅子をベット代わりにされています。
職員のほとんどがやはり災害にあいその中で業務をこなしておりました。ここの館長さんもご主人が津波に・・でも探しに行く時間がないの・・とおっしゃっておりました。

2階は自立されている方がほとんどで、1階は歩行の介助等が必要な方々や高齢者がおります。
私たち3人は1階の方々のケアを重点的に任せられて、また2階の方々には清拭、爪切り、洗髪をし、布団は干せないので引きっぱなしの毛布や布団を一枚ずつ外に出し、ほこりや食べ物のかす、ゴミを払い手の消毒、口腔ケアを行いました。

食事時に持参した消毒液を持って各布団を回り、食事前の手洗いとしました。私たちは個人でパケットサイズの容器に消毒液を詰め各自持ち歩いて1本では足りないくらいでした。
帰宅時に廊下の家族の方に手の消毒をお願しました。助け合って病気を出さないように最小限の事をお願し、快く受けて頂けました。

清拭等の必要物品はこちらから持参しましたが足りず、館長が手配してくれました。消毒液も持参した者を各フロワーにおき消毒しましたが、後日ドクターからマスクと消毒液の配布の指示が出たため、全員に行きわたりました。

24時間体制を3人で行いました。夜はトイレ介助とおむつ交換です。じょく創が出来かかっている高齢者がいましたが、夜間おむつ交換に入ったら、やっぱり皆を起こしたら悪いので今夜からいいですと言われ、迷った末朝早々に入ることに切り替え、夜も消灯ギリギリで入りました。
介助業務がほとんどでしたが、環境整備と消毒で一杯一杯でした。

全ての被災者の方々も着替えはありません。職員も着替えはあまりしません。私たちも帰宅時一度着替えさせて頂いただけです。
食事も休憩等も自己判断で行います。やっておきたいことが多くて食事や休憩等忘れてしまいますが、アドレナリンが出っぱなしでした。
帰宅時車で少し行くとアドレナリンが消えました。

被災者の方々のお話も話しつくせないです。似たような話も沢山です。笑顔を作っていきたいです。
今私に出来ることは・・目の前のこの状態のこの人に出来ることは・・
そんな思いで5日間動いていたようです。

キャンナスのTシャツを着ていた為、みなさんや館の職員や保健師等から「キャンナスさん」と声を掛けられて動きやすかったです。信頼にも繋がったと確信しています。ケイウエーブでちょうど頂きましたが、2枚位貰っておけば良かったです。頂いて良かったです。ありがとうございました。

職員の方々のフォローも必要です。
物資は沢山あります。ただ、一人や50人に渡すことが出来ないいんです。私は持参した下着や靴下等の日常用品は各個人に渡してきました。ティッシュ箱も皆に行かないからポケットサイズのものしか渡せないんです。持参した箱のティシュを動けない方々に渡しました。
倉庫にはあるんですが。
顔に塗るクリーム必要です。
Tの字のカミソリ必要です。くしも欲しいです。
自分の荷物はバック以外の袋とかビニール等にいれて置いておくと無くなります。名前を書いておいた方がいいです。

これから行く皆様、皆様の手を待っている方々が大勢います。
気をつけて行って帰ってきてください。

池谷キャンナス焼津代表記
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大震災・・・現在のキャンナスの活動

2011-03-28 17:12:17 | 大震災
キャンナスは現在、宮城県気仙沼において活動しています。

気仙沼内でも大きなケイウェーブ総合体育館、
市民会館、小学校の3か所に入っています。

おかげさまで現場でも「キャンナスさん」と声をかけていただく
ことが、日々増えております。ありがたいことにご信頼をいただき
現在、キャンナスが気仙沼の医療チームのコーディネート役と
なっております。いずれ、行政に引き継ぐ大役ではありますが、
国家規模の非常時、いつものように、各自能力を発揮しながら、
【できること】を、気仙沼住民のために行っていきたいと考えております。

具体的には、介護の手の不足に対して、現地保健師らと対策を練り、
介護業務をバトンタッチしながら、周囲の避難所、住宅へ医療の手を
入れたいと考えております。


【ケイウェーブ】【市民会館】【小学校】は、常に協力して、
現場判断を優先して、柔軟に動きます。

今後、周辺の住宅や避難所など、対応先が増える可能性が大きく、
引き続き、看護師らの参加をお願いいたします。
とくに長期滞在の場合には、自分で考え、力を発揮できる場を
コーディネートいたします。仙台までお越しいただければ、
気仙沼などへの車はできる限り確保いたします。


大震災・・・東松島の福祉避難所の報告

2011-03-28 17:03:18 | 大震災
東松島社会福祉協議会は、今回の震災で福祉避難所に指定されておりました
各避難所で介護度の高い、個別のケアの困難さのある方々がここへ送られてきていました

開所時10名ほど、その後数日かけて最大35名ほどまで増加
和室2間に布団15ほど、ホール室にベッド14&布団4程度

社協としてはここは市から受け入れを要請された避難所であり3月一杯?を目途とした一時通過地点、社協も通常業務再会へ向けての中、避難所運営を担っている。運営だけで精一杯。自宅、施設、病院などに移れる方は移っていただく動き。

避難所運営方法も社協の縦割り組織的運営

①看護師(社協内のケアマネ、デイのNs)
 ↓
②社協内のヘルプ事業の介護職
 ↓
③介護ボランティア(各地からのボラ)

という位置づけ
①②の定期ミーティングはあるが、①②③はないためにボランティアのモチベーション等が維持できにくい環境

『一時通過地点』=疾病予防、精神的ケア、快適性への支援シフトがうまく運ばない(マンパワーはある・・・)

という現状でした。

鳴海キャンナス仙台代表記



大震災・・・ボランティアの心構え

2011-03-28 16:58:21 | 大震災
今日第5陣が出発しますが
これから先、ボランティアとして参加される方が
知っておいて頂きたいことを
現地からの声を取りまとめている職員がまとめました。

【持ち物・装備・注意事項など】

★最も必要なのは 手 です★

数日間、着のみ、着のままで働いてくれることが大事です。

●避難所はスペースがありません
  荷物はできるだけコンパクトに!
  リュックサック、小さめに
  みなさん、全財産を失っています

●寝袋は必須ではありません。
  現在、売り切れですが、友人の家で眠っているものを借りる、
  段ボールで寝ている人もいます
  暖房入っています

●ケータイはドコモかauが望ましい
  ソフトバンクはつながりません
  ソフトバンクの方は事前に申し出てください
  なるべく別のケータイ会社の方と組むようにします

●気仙沼のめぐまれている食事事情!
  1日2回おにぎり1個と味噌汁…これでめぐまれています
  数日間はこれでがまん。
  本部からも食料持ち込みますが
  現実は、忙しく、被災者がいる横で別の食事をするのは困難な場合あり
  長期の方は、対策を検討します

●なにをしたらいいのでしょう、という問い合わせを受けています
  キャンナスでは、【自分からするべきことを探します】【自分から行動します】
  大丈夫? と聞いて、「大丈夫だよ」と言われても、
  ナースとして、人として、その人にとって必要なことはなにか、感じて、考えます
  必要があれば、ドクター、必要な人につなぎます。
  おむつ替え、マッサージ、トイレ介助、トイレ掃除……します
  介護がメインになる避難所もあります
  

・上履き
・女性はパンティーライナー
・ある程度の食事
  (野菜タンパク質不足しがち)
・寝袋
・軍手
・貴重品を入れる肩掛け



先日、被災地日帰りし、タイでも半年間JICAでの経験もある
斉藤ナースからのアドバイス
 1週間同じものを着てもいい。あなたの手があればいい。
 寒ければタオルを首に巻く、ポケットのある服が便利!
 自分からすることを探す、

(キャンナスでは、「キャンナス」と書かれたTシャツか
 ジャンバーをお渡ししています)