私がはじめてフォトンベルトの話を聞いた時は、その影響が地球にもっとも
強く表れるのは2005年頃だと言われたことは前に書きました。それから
数年の後、気がついてみたらある本で「2012年にフォトンベルトに突入」と
いう表記があり(ピークが2012年ということだったかな)、「あれ?」と思い
ました。
それはゲリーボーネルの「光の12日間」という本です。これは当時参加した
あるセミナーで講師が勧めてくれたものでした。しかし、あまりに表紙の絵が
薄気味悪く、「もし内容が真実であれば、こんなに気味の悪い絵(表紙)が
採用されるわけがない」と確信し、同時にフォトンベルトに対しての信用を
失う一因になったかもしれません。
2012年というのは、「この年でマヤ暦が終わっているというデマ」に晒され
ている年です。実際のところ、マヤ暦では、この年は太陽の周期5200年の
終わりにあたる年に過ぎないようです。(周期の長さには他説あるかも)
それを安易な調査で「マヤ暦は2012年で終わっている」と決め付けた人達に
よる終末論が広まってしまったようです。
この終末論とフォトンベルトというガセが結びついた年がアセンションというのは
非常に尤もらしく聞こえます。つまり、今までの「物質的な世界」は終末を迎え、
フォトン(光の粒子)に突入することで人間は新しく生まれ変わる、多分そういう
発想になると思うのです。
アセンション説の中でも極端な例のひとつ、「人間は不死な存在になる」などは、
まさにこういう所から生まれてきたのでしょう。まるでこの世が霊界そのものに
なってしまうような考え方です(笑)
それに、キリスト教でも仏教でも、今の時代は特別な出来事があると予言されて
います。「キリストの再臨」「末法の世に弥勒菩薩が現れて・・」的な漠然とした
知識が、「極端なアセンション説」を受け入れる下地になっていると思います。
ところで前回、このアセンション説が権力者によって利用されていること、それが
何の為にかは次回と書いてしまいましたが、そこまで行き着きませんでした。その
目的は「マシュー君」のカテゴリの記事として改めて書きたいと思います。
記事のタイトルは「マシューメッセージは新世界秩序の・・」になります。