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「メタボの罠と特定検診」講演会記録 大櫛陽一

2009年08月10日 | メタボリックシンドローム

●講演記録「メタボの罠と特定検診(健診)」大櫛陽一・東海大学教授

(映像では2分50秒~)

タイトルは「メタボの罠と特定検診」ですね。罠というのは要するにメタボを病気
みたいに今吹聴しておりますが、実はメタボというのは病気ではない。その罠に
嵌まってはいけないということです。

罠に嵌まるとどういう事になるか、とんでもない健康被害を受けるという事です。
それから特定健診というのは、今年の4月から厚労省がやろうとしております
新しい健診ですね。今まで皆さんは市町村の検診は40歳以上の方が、働いている
方は職場の検診というのを受けられてたと思うんですが、それが今度は4月から
名前が変わる。今までは市町村ですと老人基本検診、40歳を老人扱いしてたん
ですけど、それが今度は「特定健診」というのになる。

特定というのは何かというとメタボを特定するということですね。ここで厚労省が
あわてて作ったのが丸見えなんです。健診の健、この健が間違っていまして1つの
病気を特定するために検査をする場合にはこの健は使いません、健康の健は使いま
せん。

例えばガン検診、大腸ガン検診という時には検査の検を使うんですね。いかに厚労
省があわてて制度を作って無理やり国会通したか丸分かりですね、この単語一つ
見てもね。で、この健康の健を使う時は英語でチェックアップと言いまして、体の
状態を、病気に関わらず健康状態をチェックする。広くチェックする時に使うのが
この健康の健なんですね。

だから特定ということ、メタボに限ってということであれば、もう既にこういう
間違いがある。

私は小学校の時から間違いを探すのが好きで、教科書の間違い随分探してきて、
先生に報告して、よく念には念を押すということをやってきた。実はそれをやると
出版会社から図書券をもらえるらしくて…先生のところまでは行ったかしれない。
(笑声)私は一切もらった事無いです。随分教科書の間違い、今まで見つけてきま
した。だから面白いですね、街を歩いていても「あっ、あの看板間違いだ」って、
そういうの非常に楽しいです。

今日話しする内容は7つありまして、特定健診(検診)、それから保健指導という
のがセットになりますが、それのお話をします。

それからその基本になっている特定、メタボを特定ということで、皆さんもよく
言葉は馴染んでいると思います。メタボリック・シンドロームという言葉だけは
知ってる(?)と思うんですけど、中身は随分誤解されてる面があるということで、
これについては後で話します。

それからそのメタボ、皆さん一番ご存知なのはウエスト、それ以外に血圧、脂質、
血糖値、その4点セットですね。これでメタボ(健診)っていうことですね。
その一つ一つ、ウエストの話、血圧の話、それからコレステロール・脂質の話、
それから・・・の話ですね。

それから6番目は、罠にかからないようにするためには、薬を飲む前に何をすべき
かということですね。飲まない方がいいんですけど、どうしても飲むというので
あれば何をすべきか。言われた通り飲んだら危ないということですね。

それから、それに関わらず全体として、じゃあ薬を飲まないようにする。厚労省の
間違いをどうして見つけるか、医者の間違いどうして見つけるかということで、
自分の体は自分で守る、その道具というものをご紹介したいと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=NtwbYf2k4ZA

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※聞き取れない箇所が多くて未完成ですが、第2弾も文字起こししてアップしました

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