命のカウントダウン2(健康余命905日)

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インフルエンザが新型コロナを凌駕しました。

2023-09-25 22:49:58 | インフルエンザ

本日、202年9月25日(月曜)奈良県中部田原本町の坂根医院での話ですが、今年初めてインフルエンザ陽性患者数が新型コロナ陽性患者数を上回りました。

本日、新型コロナ陽性患者さんは3名、インフルエンザ陽性患者さん(すべてA型)は6名でした。

 

奈良県感染症情報最新版(9月11日~17日)では新型コロナ横ばい、インフルエンザ急増でした。でも、絶対数ではまだまだ新型コロナ患者のほうが多かったのですが・・・・

https://www.pref.nara.jp/secure/298613/new.pdf

坂根医院でも、これまで新型コロナ患者さんのほうが数倍多かったです。本日初めて逆転しました。それも、ダブルスコアで。新型コロナ患者数は明らかに減少に転じています。そして、インフルエンザ患者さんは若者を中心に急増しています。

上記表のごとく、新型コロナ、インフルエンザ、風邪に特徴はあるのですが、実際には症状などだけで見分けなんてつきません。コロナの最初の2年間、インフルエンザに罹患する方は激減しました。昨年になって少し増え、抗体保有者が少ないからか、普通ならインフルエンザシーズンが終わる5月になっても終わらず、なんと夏を超えてもシーズンは終わらず、オフシーズンにならないままで9月になって感染が再拡大しています。これは、コロナになってからインフルエンザよりも感染性が高く、そして症状も重症である新型コロナに対する感染症対策を徹底したことで、インフルエンザが激減していたのだと思われます。今回、新型コロナを5類感染症にしたこと、そして新型コロナ自体がオミクロン主体になって弱毒化したことなどもあって感染症対策が緩くなりました。これは、経済社会を回していくうえで不可欠なことなのでしょう。でも、国民皆が上手く立ち回ることで、インフルエンザ、新型コロナ、いずれの感染確立を減少させえることは大いに可能なのです。それこそが社会経済を上手く回していくノウハウだとも思えます。

 頭を使って感染機会を減少させてください。ワクチンは出来るだけ接種しましょう。人ごみに出ることは可能であれば避けてください。やむを得ず人ごみに出るときは、マスク、眼鏡やゴーグルで防備しましょう。手洗いうがいの励行も叫ばれていますが・・・私は個人的にですが、そんなに意味はないと思っています。一番の肝は、危ない人に近づかないことです。感染源に近寄らなければ感染しないと私は思っています。感染者が触れたものから感染するなんて、ほぼ無いと私は思っています。
どれだけ要領よく感染を避けていても、感染することはあり得ます。もしも感染してしまったら「仕方ない」と、あきらめて、長めに休養してください。今では感染後5日で療養明けが標準になっていますが、以前は7日、その前は10日でした。感染後7日経っても、15%の方が感染性を持っているというデータもあります。可能であれば、長めに療養し、罹患後10日はマスクを着用してください。

新型コロナは現在ピークアウトし、第9波は収束に向かうと思われます。しかし、それに代わってインフルエンザAが急増しています。可能であればインフルエンザワクチンを接種してください。もう、流行に入ってしまったので可及的速やかに接種してください。

インフルエンザにも新型コロナにも抗ウィルス薬があります。それを使えば、治癒が早まったり重症化を予防したり後遺症の可能性を減ずることが出来ます。

新型コロナの医療費は、どんどん高くなっていきます。現在、診断して、抗コロナ薬を出して、4,5千円ですが、10月1日からはそれに9千円を足した1万3,4千円となります。そして、来年4月からは2万円を超え、3万円近くなるかもしれません。今は無料の新型コロナワクチンも、4月からは有料になりそうです。対策はお早めに!!!