ワシの住みかはBS中継が入らない所謂「BS難民」なのだが、デンマーク戦とカナダ戦、スウェーデン戦のライブ中継は幸い外出先で見ることが出来た。
まあ見たといっても高速道路のパーキングで食事を採ってる時(デンマーク戦)や空港での搭乗待ち(スウェーデン戦)等で、じっくり腰を据えて見られたのはカナダ戦だけだったのだけれども、どの対戦も甲乙つけ難い物凄い試合だった。
さすが各地域の予選を勝ち抜いた10ヶ国の代表だけに、どのチームも強く勝負も紙一重という感じだった。
それにしてもこの盛り上がり方は、メダル候補と騒がれた選手や他競技の日本勢の成績があまりにも悪いので、なおさらカーリングの健闘が目立ったからなのだろうね。
また冬季五輪は一発勝負や採点競技の種目が多いので、総当りリーグ戦のカーリングやアイスホッケーは、視聴者側が、じっくりと観戦できるのが大きかったと思う。
残念ながら日本は予選リーグで敗退してしまったが、カーリングが国技であるカナダを打ち破り、アジアで唯一の参加国の日本が北西欧、北米のチームと互角以上の戦いをしたのだから、充分彼女達は尊敬に値する戦いをしてきたと思う。
サッカーに例えるとブラジルやフランスに勝ったような感じかな。
それにこのチームって、近所のお姉ちゃんっぽくて素朴というかチームとしても実に良い感じなんだよね。
やっぱり神経戦が中心の競技であり、体格的なハンディがないために、日本人向きなスポーツのような気がした。
でも同じアジアとはいえ、短気な中国や韓国には向いてないかなw
以前ここにも書いたが、カーリングをバカにしていた木村政雄氏は、この異常なまでの盛り上がりを、どういう気持ちで見ているのだろう。
きっと面の皮が厚そうだから、しれっとしているのだろうが、ブロードキャスターに再度出演して是非コメントを聞きたいものである(笑)。
そういえば、当方ANAのSFCなので機内誌「翼の王国」が毎月自宅に届くのだが、今月号では、日本のカーリングの聖地でもある常呂町を取材していた。
そこには長野五輪で男子カーリングチームを率いた敦賀信人氏も「漁師」として登場していた。
このブームを予想していたとは思えんが、ANA恐るべし!である。